音旅

文章の世界の住人。主に音楽のお話。

なんでもない日のひとりごと。

真面目ってなんだろう

 

私が数年前から考えている永遠のテーマである。

自分もそれなりに真面目に生きてきた人間だと思う。少なくとも小中学生までは。

 

真面目ってつまんないなーと思い始めたのは中学3年生の時。人間関係が苦手な私はクラス替えをきっかけに友達が出来なくなり学校が楽しくなくなった。一時は自殺も考えた。毎日朝起きて死にたいと思っていた。それを救ってくれたのが当時の担任なんだけどこの話は長くなるから割愛。またどこかで書こうかと思う。

 

で、その時に気づいたのが「ただ真面目なだけの人間はつまんない」ということ。真面目に生きてきた私にとっては自分とは縁遠い真逆の言葉だった。それを自覚してからはおもしろい人になろうと思った

 

これをきっかけに、少ないながらも友達をつくれたし好きな人もできたし中学は卒業できた。(ちなみに好きな人の話も小説1冊分並みに語れるからまた今度しようかと思う)

 

 

そしてこれが高校になったらどうだろうという話。

中学より高校の方がクラスメイトの人数が増える。だから、目立たない人間はすぐに埋もれてしまう。私は所謂“陰キャ”というものである。それとは逆に目立ちたがり屋でもある。声優が好きで自分もなりたかったから放送部に入った。自分でもすごくめんどくさい人間だと思う。この広い空間では中学生の時の私のおもしろい行動なんて秒で消されてしまう。生き方を忘れてしまった気がした。周りに置いていかれた気がした。適度な数の人と友達になって日々を送っていたのが高校一年。高校二年の今は果たしてどうなのかというと周りと合わせる気が全くない私は私を貫くことにした。好きなバンドや音楽を追いかけ、自分の世界をつくる。そんな日々を送っている。ひとりになることが多いけれど気にしない。孤独は楽しいものだと自分に言い聞かせる。だいたいのことは好きなものや好きなことを考えることで乗り越えられる。ただこれだけのルール。単純である。私の世界では。

 

 

長くなったが冒頭に戻ろう。

 

真面目ってなんだろうな

 

まぁ真面目に生きてればそのうちなんか良いことあるかな、とは思う。でも真面目は嫌いになってしまった。それは外的要因のせいなんだけど、人っておもしろくなければ惹かれないと思っている。私は変わり者だから人間のダメな部分ばかり好きになってしまうけど多分普通の人はそうじゃない。真面目に生きててもそれを分かってくれる人がいないといけない。私の周りにはそれがわかる人が少なかったが為に私には友達が少ない、と言ってもいいかなと思う。私には弟がいるのだが、それはそれは成績優秀で、中学の入学式の答辞を務めたり、テストだって学年で一番になったことがある。私はそうじゃなかった。頑張っても弟みたいにはなれない。兄弟だからどうしても比べてしまう。ほんとは自分が頑張ってないだけなのかな、でも弟にはなんでもそつなくこなす才能があるのは事実だ。その反動もあって私は真面目っ子をやめた。頑張ることをちょっとやめて楽に生きていくことにした。いくら頑張っても私の思い描く私にはなれない。そうやって自分にはないものを持っている他人を好きになってまた自分を嫌いになる。だめだよな

 

そんな高校二年生ももう終わる。私はこの春で三年生、就活の年である。大学や専門学校に行かないと決めたのは単純に資金がなかったのと勉強したくなかったからだ。机に向かって勉強なんてもう嫌だと思った。就職をすれば仕事さえこなせばお金がもらえる。自分を分解して考えたらこうだった。単純な人間である。割と真面目に生きてるな私、あんまりよろしくないぞ

普通の生活はおもしろくないと思っているのに就職を選んだ。どうかしてると思う。それは好きなバンドに貢ぐためでもあった。自分の為に生きたい。いつかは誰かの為に生きたい。

真面目を装って就活をしないといけないのは苦かもしれない。それを乗り越えないと先の景色は見えない。だから私はまた真面目ちゃんに戻るんだな。正直しんどい。生きたいように生きさせてくれ

どうか個性が尊重される世界であってほしい。

 

まとまりがなくなっちゃったけど自己満な文章を書いて少しはスッキリした。

 

ではまた。