わたしは本来、4/18(土)にUNISON SQUARE GARDENの自主企画ライブ「fun time HOLIDAY8」のgo!go!vanillasを対バン相手に迎えた大阪公演(ツアー最終日)に行く予定であった。しかし、今世間を騒がせているウイルスのせいで延期が決定、運営さんからは「(延期まで)チケット持っててもええよ~」「当選権利取り消さんで~」と知らせがあったが、今年就活生のわたしはいつ行けるか分からない状況の為、やむなく代金の払い戻しを決行した。神のような運営さんから与えられた優しさを使用することなくチケット回収されちゃったかなしい
ツイッターで何度も言っている通り、この払い戻した分のお金はグッズとアルバム代金に回すからどう遠回りしようが結局はUNISON SQUARE GARDENのお金となる。でも気持ちは3人の口座に10億くらい振り込みたいけどな 今すぐ口座教えてくれ
そのftH8のグッズはもうすぐ出荷されるらしいので、わたしはしょくぱんくんクッションにもふもふしながらインターネットの海に身を投げ出すことにします どうせずっと休みなので……
…前置きが長くなったが、これはわたしの「妄想」ライブである。某セットリストの天才さんには絶対に勝てないので文句は受け付けません(嘘です)
ファン歴はまだまだ浅いし、なんなら音源はかなり聴き込んでるのに(自己判断)、ライブは野外の舞洲ただ1回しか行ったことないからユニゾンの庭であるライブハウスのノリを知らない。あの舞洲がバンドが1つだけしか出てこないライブ初参加だった、その前は野外の夏フェス…(遠い記憶) こちらの界隈に来たのも最近なのでね……ライブハウスまだ1回も行ったことないし
なのでほんとにわたしの妄想で書き進めていきます。(B面ツアー行きたかった!!!)
※近年披露してた曲はできるだけ避けるつもりだけど被ったらごめん なおライブ定番曲は除く
※本来は対バンに行く予定でしたが、わたしはユニゾン以外のライブを知らないので今回はユニゾンの3人オンリーのライブ、ツアーの1公演だと思って読み進めて貰えれば幸いです
※書き出したら止まらなくなってしまったのでこの記事はすごくすごく長いです。リタイアするなら今のうち。読む方は覚悟の気持ちを片手に持ってお読みください
それではどうぞ
_______太陽が眩しいと感じるほど晴れた日。ライブハウスに初めて来た。ついでに1人でライブに来たのも初めてである。1人で来るのは不安?いえいえ。今日はユニゾンの3人だけじゃなくてフォロワーさんにも会うので、不安なんてものは全くない。楽しみ、わくわくしている気持ちの方が大きい。さすが晴れバンドだなぁ、天気だけじゃなくて気持ちまで晴れてくる。
ライブハウスは通称「箱」と呼ばれるから、もっと小さい、ちょこんとしたものかと思っていたら案外大きかった。おお、これに今から2000人弱入るのか……でも舞洲に比べたら少ないよなぁ……とか何とか思いつつ、ライブが始まるまではグッズを買うのも兼ねて外で待つことにした。今回のグッズは事前にネット予約していたから、物販の受付ではそれらを受け取るだけとなる。受付の女性にスマホの画面を見せ、グッズを手渡される。わたしはすぐに中身を確認する。良かった、ちゃんと全部ある。今回のラババンもデザイン良いなぁ、缶バッチもかわいい。わたしがアニオタだった時の名残で今でも好きなコンテンツは缶バッチを集める癖があるのだが、ユニゾンは特にコスパがいい。チョロいわたしはすーぐ買ってしまう(買ったところで付ける場所は考えていない)
右の手首につけている時計、それから既につけていたfun time 724、ソラの絵の具ラババンに加えて、先程買ったラババンも手に通す。これで3つ付けになるのか(時計合わせたら4つ)…いや普通に付けすぎか……?ユニゾンへの愛と右の手首が重たい
グッズを受け取った後、開場まで外で待機しておく。その間にフォロワーさんに会うことにした。みんなは久しぶりのライブ、わたしは初めてのライブハウスでのライブ。周りの人達の表情が明るい。なんだか、開催されて良かったねぇという気持ちになってくる。自然とわたしも笑顔になる。
以前から交流のあるフォロワーさんとDMでやり取りし、待ち合わせ。少し待っていると、背後からぽんぽん、と肩を軽く叩かれ「○○ちゃんですか?」と声を掛けられる。フォロワーちゃんだ。Dr.Izzyリュックを背負っていることもあって、わたしだと分かりやすいらしい。てかフォロワーちゃんほんと可愛いな、ユニゾンのファンは可愛い子とイケメンで構成されてんのか? とりあえず見た目、顔面偏差値が高けぇ これは外見だけじゃなくてファンたち自身の性格でも言える。ユニゾン界隈は他に比べると平和だしね
それで何人かのフォロワーと会った後、開場の時間がやってきた。会ったフォロワーとは整番が全然違うので、ここでしばしお別れ。またライブ終わったら会おうね~と言ってバイバイして、自分の整番が呼ばれたら会場に入る。ちなみに今回の整番は運良く300番台。今回のキャパだと結構前に行けるんじゃないか……?と思いながら会場入り。後ろから来る人がかなり多いから、前へ前へと詰めていったらステージからの距離がかなり近くなってしまった。ええ、わたしこんな近くで3人拝めんの……ええ……………
※オタクは思いよらないことがあるととんでもなく恐縮してしまう生き物である(わたし限定)
わたしが最終的についた位置はステージから見て真ん中、少し斎藤側に寄っていた。とにかくステージが近い、近すぎる。舞洲の次のライブがこんなにステージ近いとこでええんか…??聞いてない。わたしこのあとの人生、失敗しまくって転びまくるんじゃないのと思ってしまう程の至近距離。舞洲の時はかなり遠かった(整番的に考えてわたしの前に約2000人はいた)から今回のこの距離は慣れない。ライブハウスすげぇ
それから30分程待っていると、会場が急に静かになった。時計なんて見なくても、時間なんだなと分かる。暗転。
舞洲や手持ちのDVDでも聞き慣れた、入場時のSE、イズミカワソラさんの「絵の具」が流れる。この曲を聞くたびに舞洲を思い出して、意識しなくても心拍数が上がる。今から始まるんだ、やばい (人間って本当に自分が信じられない状況に居るとやばいって思って言葉を失うんですね 学習しました)
3人が続々とステージに上がる。UNISON SQUARE GARDENって存在してたんか……(舞洲でも同じこと思ってたなわたし)
真面目な話、UNISON SQUARE GARDENってわたしにとって神のような存在で、常時崇めていて尊すぎる人達だから存在してるのかどうかもあやふやなんだけど、こういう、ライブで人の形を認識した瞬間にまだ何も始まってないのに「存在してる……………………」って思って死にそうになる(わたしが) 他に何を失ったって君が生きてるだけで儲けもの………………
彼らがそれぞれの位置につく。いつもの位置について、斎藤がゆっくりと目を瞑ったのがわたしの居る位置からでも分かった。距離が近いことを再び自覚させられる。相変わらず睫毛長いな斎藤宏介…………
すうっ、とマイク越しに斎藤の息継ぎの音が聞こえた。最初にどの曲が来ようがわたしは天に召されることを覚悟している。もうどうにでもなれ
君だけに伝えに行くよ
誰にもさ聞かれない様に
思考が停止した
……しょっぱなUNOストーリーはだめだ、好き過ぎてわたしが消滅する
この曲については以前のブログで散々愛を語ってきたつもりである。ユニゾンは普段バチバチにロック鳴らしている分、ラブソングに振り切るとめためたに甘い。それはもう蜂蜜と生クリームをいっぺんに食べるくらいには甘い。全人類聴くべき甘々ソング選手権がもしあるのならば圧倒的な差でグランプリを授与したい。いつも聴く曲ではないけどめちゃくちゃ好きなのである(好きすぎて日本語が壊滅的に下手になる程度には)
それがこのライブの1曲目。
は??これB面曲なんやけど?????どうしたん田淵??わたしがUNOストーリー大好きマンなの知ってたんか??????意味分からなすぎて、好き過ぎて泣いた
しかもイントロは背景の音なし、斎藤の歌声のみ。いやそんな、舞洲ワンモアみたいな……そんな…………えぇ…………?
鳴っている音全てが、わたしの心へとストレートに刺さる。周りの人達が見えなくなって、わたしと3人だけが存在する空間に来たみたいだ。この3人は「君」を指す。紛れもなく、ここにいるわたしのことだ。
……久しぶりのライブでこの始まり方である。落ち着ける訳がない。
生きますとも……生きてほしいなんて言われなくたって生きるわ…………
全体的に美しくて大変素晴らしかったです(もう日本語が下手なのは許して)
斎藤がマイクへと叫ぶ「ようこそっ!!」の合言葉で、2曲目ガリレオのショーケースへと続く。セトリ天才か??
この曲はライブ定番曲…らしいんだけど舞洲で聴いてないからわたしの中では全く定番も何もない。いつか聴けたらいいなぁっていう淡い期待はずっと持ち続けてたからもうそれはそれはとんでもなく良かったよ……いつもより斎藤さんの声のドスが効いてた わいわいきゃっきゃっしててめっちゃ楽しそうだったし、「こわーれたっ!」が期待通りすんごいかわいかった キュートofキュート 斎藤宏介は最強 その場で正座して3人を崇めたいくらい良かった 1年前から知ってたけどユニゾンって神だね
ガリレオのショーケースののち、「お待たせっ!!」と世界一のとびきりの笑顔で叫ぶ斎藤宏介と言ったらもう……そこだけ切り取って写真立てに入れて一生部屋に飾っておきたいくらい眩しかった 眩しすぎて失明するかと思った あれはだめだ、意図せずとも惚れる
斎藤がイヤモニをいじりながら話す。
「いやぁ~…久しぶりのライブだからか、ちょっとだけ緊張してます(笑)
自由に楽しんでってください!よろしくお願いしますっ!」
……地声良……
…と呑気に思っていたら次の曲のイントロが突如として耳をつんざく。うん、これはファンの息の根止めようとしてるわ、ため息 shooting the MOON。もちろんわたしも呼吸出来なくなった ちょっと意味分からなかったのでね…………(褒め言葉)
機材車ラジオで最近よく流してたからやるとは身構えてたけどね、このタイミングだとは思わなかったよ
だっっってあんなにポップに振り切ったわたしの最推しアルバムCIDER ROADの最推し曲、ユニゾンの持ち味のバチバチロックが光るとはこの事です(ここまで一息)
いつ何時聴いてもブチ上がるロックチューン。この構成だと、かの有名なCIDER ROADツアーを思い出す。シュガソンとか君の瞳あたりしか聴いてない、ユニゾンをポップバンドだと思っている人にイヤホン繋げたスマホを渡して開口一番に聴かせたい曲。簡単に言うと爆弾。わたしはイントロを聴く度に「ヴァッ」とか「ギャッ」とかいうカエルの呻き声みたいな声を発している。この曲だけはイントロドンで誰よりも早く答えられる自信がある、つまり優勝
間奏ではお決まりのギター→ベース→ドラムへと移り変わる照明がここでも観ることが出来た。わたしはCIDER ROADの円盤でこの照明仕様を知ったのだが、1つ1つの楽器の持ち場面が与えられているのが良いなぁと常々思っている。観れて嬉しい。感動。
“月も貫くらしい”でパッと3人を照らすライト。“この世界はこの3人の手中に存在するんです”と宣言された、そんな気がした。
個人的にはラスサビの“運命を知ってしまう僕らの~”あたりのドラムが訳分からんくて好き。生で観ても早すぎて何やってんのか訳分からんかった。鈴木貴雄さんよ、前々から思ってはいたけどあなた千手観音に間違いないでしょ?
ここからのMR.アンディはだめだろ、CIDER ROAD推しを殺しにきてる 音良……
アンディの持つなんとも言えない切なさ加減がめちゃくちゃ好きなんですが、目の前にはいどうぞって出されても尊すぎて手に取れない。でも紛れもない事実。MR.アンディは、目の前で演奏されている。夢か?わたしがユニゾンに会えたことによってテンション上がりすぎて起こした都合の良い幻覚か??原曲で拍手があるとこで思わず手叩いちゃいましたよ……切ない曲なのに楽しかった…………
続いては乾いたドラムが特徴の(とわたしは思っている)23:25。舞洲でinstant EGOIST聴けたからその繋がりはビンゴした。ありがとうユニゾン
この曲はイントロ流れた瞬間に反射的に歌っちゃうくらい好きだからね。いやさすがにライブでは斎藤さんの声聴きたいから歌わんかったけど。あと田淵のベースソロめっちゃ良かった、これも貴雄さん同様速すぎて何やってるか分からんかったけどとにかく凄かった。手が好きです(発言がアウト)
小休憩を挟んで次に披露されたのは、セレナーデは止まらない。今日のユニゾンはCIDER ROADファンを殺す気なんですか、そろそろしにますよわたし
斎藤が叫ぶ「アーーー!!」は世の中の常識に逆らうギャングのようにかっこよかったし、何もかもがバチバチだった。今目の前で観れてるのおかしい 世界が始まる音がした
そのままの盛り上がりでPhantom Jokeへと演奏は続く。
昨年12月のQue side公演、2月の04 Limited Sazabysとの対バン、Melodix! Fes 2020を除くと初披露となる新曲だ。これを心から待ち望んでいた。バチバチすぎた。雰囲気が妖しかった。斎藤宏介の色気…………XIIXが始動してから斎藤宏介の色気はこれまでに増して更に磨きがかかっているとわたしは勝手に思っているのだが、Phantom Jokeはさぁ、ずるいじゃん……もう何も言えなくなるからやめてほしい
ここでももちろんドラムのバチバチさは健在で、さっきからずっと激しいテンポを叩きっぱなしである。あなたの手は一体何本あるんですか教えてください
ちなみにどうでもいい話、この曲は(ちょっとこじつけだけど)わたしの本名が入っていたりするから個人的には嬉しい。名前呼ばれる部分は全力で耳かっぽじって聴いた 呼んでくれてありがとう斎藤宏介さん、この上ない幸せ
はたまた、お馴染みのイントロが流れてくる。
……なんでこの次に天国と地獄にしたんですか田淵さん
「ライブあるで、来てな~」っていう軽いノリで観客集めておいてバチバチな持ち曲という鈍器で次々と殴っていかないでください 心臓をぶち抜かれ過ぎてまじでそろそろ屍になる
この曲に関してはわたしより重い愛を持つ方がいらっしゃるので感想は割愛。わたしの中途半端な知識で語るのは憚られる。文章では絶対勝てないからね。とりあえず言えることは、ただただヤバかった。それだけ。
小休憩ののち、次に続けられたのは夕凪、アンサンブル。
黄昏インザスパイ、flat song、きみはいい子に並ぶくらい音が柔らかく、ユニゾンの持ち曲の中でも特段優しい曲だとわたしは思っている。元々ユニゾンの中でもかなり好きな曲だからわたしはその場で泣くことしかできなかった。間奏がね、良いんですよね……一音も聴き逃さないように聴覚と視覚を総動員、フル活用した。わたしの聴覚と視覚って今日のこの曲のためにあったんですよ。大正解。生きてきてよかった
目に映るもの全てが綺麗でつい見惚れてしまった このライブの終わりを自覚してしまったし、この曲自体終わってしまうのが惜しかった
ユニゾンはそういうとこあるよね~……!!と思ってしまう。続けられたのは春が来てぼくら。この曲もやるとは思っていたけど、優しい曲に優しい曲を重ねてくる合わせ技。ファンのこと考えすぎてずるい。全人類が選ぶ優しすぎて訴えたいで賞でグランプリあげたい
この曲はユニゾンでも珍しくシングル表題曲優しいのだ。たくさんは要らないけれど、たまーにこういうデレがあると彼らのことが愛おしく思えてくる。田淵智也さんは塩梅を分かりすぎています、大好きです
またの小休憩を挟み、斎藤さんの「オンドラムス、タカオスズキ!」の合図で再び演奏はスタートする。舞洲やら円盤やらで貴雄さんのドラムテクの凄さは重々知っているんですよ、でも今日は一層凄さが増していたような気がする。久しぶりのライブだったが、衰えるどころかもっと進化していた。スプラとかアンダーテイルやりつつもドラムも練習してたんですね……ほんと凄い人……
そのあと3人のセッションを挟み(感想は省くけど尊かった)、ライブではあまり聴くことのできないマイノリティ・リポート(daring,I love you)へと続く。
わたしがユニゾンを好きになった当初、実を言うと少し苦くて苦しい香りがしたこの曲はあまり好きではなかった。紅茶は飲めるけどコーヒーは飲めない、みたいな。
聴く回を重ねるごとに好感度は上がっていったんだけど、今日初めて生で聴いて好きだなぁ、と思った。日常には苦味もなくっちゃ成り立たない。先程披露していた天国と地獄やPhantom Jokeとはまた違うかっこよさ。フランス・パリの街並みでステップを踏むような、おしゃれなかっこよさがこの曲には存在しているのだ。それが目の前で繰り広げられている。なんて贅沢なんだろう。しっかり味わわせて貰った
思わず跳び跳ねてしまうようなアップテンポなイントロ。マイノリティ・リポートから間髪入れず続けられたのはデイライ協奏楽団。この曲はやってくれたらいいな~とは思っていたけどライブで披露される姿が全く想像できなかった。だが、3人はわちゃわちゃしながらものすごく楽しそうに演奏していた。まるで楽しさがこちらにも伝染してくるような。初期の曲を斎藤宏介の今の歌声で聴けて嬉しい。あの尖った時代の声も好きだけれど、今持つ優しさを含む声で歌ってくれた。それだけでわたしは大満足だ。ライブハウスだから野外と違って音が籠るしね。音の軽いところ、重いところがはっきりと聴き取れる
歌詞通りダイヤモンドをぶっ壊して、そのきらきらが辺り一面に舞って煌めいた3人が眩しい。「先生!」のとこはここだ!と思って叫んだ、めちゃくちゃ楽しかった
そこからまた少しの休憩があり、3人が準備を整えると流星が煌めきながら流れるようなあの有名なイントロ。そう、オリオンをなぞる。ええもう、言葉に出来ないほど最高でしたよ。とある日にこの世の煌めきとかっこよさとバチバチのロックを全部まとめて瓶に詰めて密閉して、今日この場で一気に開封してみました、というくらい素晴らしかった。ユニゾンらしさが今日一濃縮されていた。大優勝 この曲で勇気だして手挙げたら一緒に盛り上がれた、心から楽しめた1曲
…からのシュガーソングとビターステップは天才だな?もう天才としか言いようがない
楽しいの最上級の言葉ってなんですか、ちょっと楽しすぎて日本語では表現しきれないんですけどこの気持ちを何の言語に変換したらいい?
ユニゾンといえばこれだよなぁ、わたしが本格的にファンになってなかった頃からも広く知れ渡っていた有名曲。この曲はファンなる以前と本格的にファンになってからだと聴こえ方が違ってくるとわたしは思っている。
この曲のMVを最初に観た時、「(斎藤さんに)睨まれてる……」と割と本気で思ってたので……(ばりばりのロック&ポップソングなのにカメラを睨むわけがない)
ユニゾンのファンになってからは音楽だけじゃなく彼らの人間性も知って、曲の聴こえ方が優しい方向へ傾いたと感じる。その中でもシュガソンは聴こえ方が革新的に変わった。だから他の曲とは別の理由で個人的に思い入れのある曲である。
王道の曲だから絶対やるでしょ!とは思ってたけどいざ披露されるとこんなにも楽しいんだ、ユニゾンってやっぱり凄いバンドですね…
この後にフルカラープログラムはえぐいて……一万年から置き去りにした願い………舞洲以前からずっっっと聴きたかった。尊すぎて脳が機能していない
ユニゾンのアルバム曲を詳しく知らなかったわたしでも、この曲だけは何故か何回か繰り返し聴いたら覚えていて、知らぬ間に口ずさんでいた。何でかは忘れたけど多分「どうせなら、この際なら、虹を作ってみよう」が刺さったんだろうなぁ、ユニゾンの始まりの曲とは知らずに。ここまで来ると偶然を越して必然的な運命すら感じる。
全身で音を吸収した。心臓の音がうるさい。こんなことしか言えないのはもどかしいけれど、シンプルに好きなんだよなぁ 披露してくれてありがとう
3人で向かい合って最後の音を決めた。
軽い休憩を取り、斎藤がマイクに向かう。
斎藤「いやぁ~……ライブって楽しいね!」
斎藤がタオルで汗を拭いながら話す。
……あなたたちが楽しんでくれるだけでわたしはもう胸がいっぱいいっぱいになります(すぐに母性を抱くな)
斎藤「リハやった時から、ここにたくさんの人たちが入るんだと思ったらわくわくして…久しぶりのライブだからずっと楽しみにしててね……あっそう、昨日なんて田淵に「斎藤くんがはしゃいでる…」って珍しがられた(笑)」
田淵がでっかい声で笑う。いつも通りのMCで何よりです……
斎藤「…新曲のPhantom Jokeもね、やっと披露できたし。今日はあんまりライブではやらない曲もやってます」
……そうだね~…わたしにとって得すぎるセトリですよ……ありがてぇ……
「それじゃ、もうちょっとだけ。」
そう言ってキュッというギター音に続けて、ドタドタと駆けていくドラムから始められたのはkid,I like quartet。
ライブハウスだからか音がすごく響いて、いつもとは聴こえ方が違っていた。あんなにもベースの音が軽く飛ぶものなのか。素敵
「can you see?」ってわたしも大声で言ったよ、ここで叫ぶの夢だったからね。
貴雄さんの「ラスト!」という声とドラムのカチカチ音で流れ出したのは桜のあと(all quartets lead to the?)。夜桜四重奏続きじゃないっすか……
今日桜ソング何曲やるの?っていうくらい桜密集してるな……冬眠してたつぼみが一気に咲き誇って満開になりそう 本編最後にぴったりの曲……
「愛が世界救うだなんて僕は信じてないけどね」~~~……っ!!舞洲とは感情の加減が違う斎藤さんの声。ぶっちぎりで優勝。100点満点中1億点
わたしはここでも掛け声のとこ歌った 歓声がすごい、巻き込んでくれてありがとう
ユニゾンはどんな超天変地異が起ころうとも、いつも通りなんだ。バチバチなロックバンドだと再確認することが出来た。
「UNISON SQUARE GARDENでした!」
桜のあとが終わった瞬間、斎藤がそう言うと3人は舞台袖へと去っていった。
まだ終わらないで欲しい。観客の想いが一体となり、アンコールへ。
にこにこと再び舞台へと上がる3人。今回のグッズのTシャツがこの世界の誰よりも似合っている彼ら。かわいい……
斎藤の腕の血管見えた、えっち…………
ジャーンとギターを1回かき鳴らして音の調整を終えると、斎藤がイヤモニを触りながら少し喋る。
「もうちょっとだけやります!」
……あなたのもうちょっと、って結構あったりするでしょ……供給がたくさんあるのは有難い……
アンコール1曲目はマスターボリューム。ここで初期の曲入れてくるのずるいぞ~~~……っ!
マスターボリュームに関しては「バチバチなロックバンドってこうなんです!!」という音だけが詰め込まれているとわたしは思っている。MVのカメラワーク、最初観た時は酔いそうになったけどあれはあれでめちゃくちゃ好きになった。絶対今の時代のバンドはあんなのできない。ユニゾンしか出来ない。
始めの方にあるドラムのカチカチ音が心地良い。しっかり聴き取った。
原曲の初期の歌い方も時代感、というか味があって大好きなんだけどやっぱ今聴くと違うね。バチバチ度が格段に進化してた。ギターもベースもドラムも、全部が戦っている。ユニゾンvsわたしで。迫力で殴られた 息が止まった
その勢いのまま続けられたのはBUSTER DICE MISERY。あれだよね、雰囲気はダークだけど盛り上がれるユニゾンお得意の曲。ベースの音が目立ち、田淵が暴れる ドラムも暴れる めちゃくちゃ楽しそうだった 激しいロックの爆発完成形
これをアンコールに持ってくるあたり完璧すぎて何も言えない 最高だな?
あと聴く度に思うけど斎藤さん「手術台」ってよくさらっと言えるよね……もちろん聴き逃さなかったけど毎度毎度滑舌良すぎてびっくりする 放送部のわたしでも言えないのに(単に滑舌悪いだけ)
アンコールラストはcody beats。
ダークな雰囲気の曲が続いているけど、この曲はユニゾンのこれからが見える。ラストに持ってくる曲の選び方が最高
ロックバンドの最高峰。この曲は舞洲でも生で観たけど一音一音が全てどっしりと重みがあり、僕らはここから歩き出すんだという強い決意が特に今日はよく伝わってくる。この曲を作った時の彼らの心情を思うと胸にくるものが少なからずあるんだけど、今このライブの情景と重ね合わせても全く遜色なかった。色褪せない永久写真………
「hello sorry good day from~」、ライブ自体終わって欲しくなかったけど彼らに合わせて会場全体で大合唱だった。
ラスサビ後の「サヨナラッ」に間髪入れず「UNISON SQUARE GARDENでしたバイバイッ!」と斎藤が叫び、ライブは幕を閉じた。
その後はひとりで余韻を楽しみつつ、開演前に会ったフォロワーさんと会場の外で再会。語り合いながら駅前まで歩いた。同じものを好きな友達と語れることの幸せさを噛み締めた。帰り道にふと見上げた都会の星空が今日はやけに綺麗だった。
(妄想ライブ)
UNISON SQUARE GARDEN Live tour 2020
セットリスト
1,UNOストーリー
2,ガリレオのショーケース
3,ため息 shooting the MOON
4,MR.アンディ
5,23:25
6,セレナーデが止まらない
7,Phantom Joke
8,天国と地獄
9,(ドラムソロ~セッション)
マイノリティ・リポート(daring,I love you)
10,デイライ協奏楽団
11,夕凪、アンサンブル
12,春が来てぼくら
13,オリオンをなぞる
15,フルカラープログラム
16,kid,I like quartet
17,桜のあと(all quartets lead to the?)
En.
1,マスターボリューム
2,BUSTER DICE MISERY
3,cody beats
わたしの妄想ライブにお付き合い頂きありがとうございました。先日、わたしの尊敬する方が妄想ライブレポを書いていて勝手ながらその波に乗らせて頂きました。(アイデアお借りしました)
UNISON SQUARE GARDENさん、多分通常のライブツアーだとB面始まりは絶対と言っていい程ないと思う(武道館の001は除く)。田淵なら裏の裏まで読んでいつかやりそう、希望は持っておきたい。
個人的にセトリに入れたかった曲もまだまだたくさんあったんですけどね~…プロトラクト・カウントダウンとかシューゲイザースピーカーとかパンデミックサドンデスとか…あとシャンデリア・ワルツ。生で観たい曲を挙げていったらきりがないので、バランスを考えてこのセトリになりました。ほぼ成り行きみたいな感じです
B面始まりはあくまで妄想ライブということなのでお許しください…妄想くらいはね、夢を見たっていいでしょう?
最後までお読み頂いた方、お疲れ様でした。
この状況が収まったら1番にライブハウスで開催されるライブに行きたい。わからず屋には見えない魔法をかけられたい。
UNISON SQUARE GARDENの演奏を目の前で見られる日が1日でも早く来ますように。