音旅

文章の世界の住人。主に音楽のお話。

【思い出】2019 7,27 UNISON SQUARE GARDEN 15th Anniversary Live「プログラム15th」@大阪・舞洲

 昨年の7月、わたしの人生を変えたライブがあった。UNISON SQUARE GARDENの15周年記念ライブ、「プログラム15th」である。

 今日はそのライブから1年ということで、手に余る程の思い出語りをしたい。

 

 

 『UNISON SQUARE GARDEN』というバンド名はだいたい4~5年前から知っていた。わたしがここまでユニゾンにハマるまでの長い長い道のりはこの間あげた記事(https://y-u-0829-2019-01.hatenablog.com/entry/2020/07/23/174545)

に書いたのだけどその内容を端的に言えば、とある歌い手をきっかけに「シュガーソングとビターステップ」を知り、そこからやんわりと彼らの楽曲を聴き始め「好きな音楽だしライブ行きたいな~」とはずっと思っていた、と。やっと行けることになったのがこの結成15周年の舞洲ワンマンライブだったよ~、わーい!という727までの道。

 実はこの年の4月にもユニゾンに会えるチャンスはあったのだが、家の事情で残念ながら行くことができなかった。そのライブが確か4つぐらいのバンドが対バンするやつだったから、この舞洲ワンマンライブは今はすごく贅沢に思える。初のユニゾンライブが結成15周年記念の舞洲ワンマンライブだってことは一生自慢します(とフォロワーと約束した)。

 この舞洲ライブの円盤が同年12月に発売することになり、わたしは発売までのカウントダウンと題し、文章力がないながらもレポを少しずつ投下していた(現在はツイッターのモーメントに纏めています)。

 今回の記事はそのレポを参考に書いていこう……と思っていたのだが、もう一回レポを詳しく書いたところで面白くない(+書いてたけどわたしのやる気が途中で尽きた+今ライブのレポを書いても円盤が発売されているからそれ観ればいいやんというわたしの心理)

 …ので今回は727のライブ以外のレポを中心に書こうと思う。めちゃくちゃ個人的なことばかり書くので、読む方はユニゾンの話が出てこない前提で読んでください。よろしくお願いします

 

 

 さて、727当日。みなさんご存知の通りこの日は台風直撃の大雨大荒れデーだった。直撃したのがちょうど台風6号だったから「『アトラクションがはじまる(they call it“NO.6”)』じゃん」というツイートを見た気がする。この天気、8割方はうちの父(雨男)とわたし(雨女)のせいです すみませんでした 遠征だとどこ行っても1回は雨降るんです……家族旅行で鳥取行っても福井行っても香川行っても雨雲を連れていって雨を降らしたという前科もあります…………

 

 大阪・舞洲はわたしの家から近いので、車移動で会場に向かった。家族4人が乗る車、ひたすらユニゾンを流していた。今回のライブ会場、舞洲スポーツアイランドは離れた島のようなところなので大阪から橋を渡らないと着かないんですけど、橋渡ってから駐車場に行くまでに迷子になってました。車でずっと島中ぐるぐるしてて、広い!わからん!という感じ。一応看板(太陽のロゴ)はあったんだけど、土地に対してちっちゃかった(例えるなら工事現場の看板くらいだった)から見つけるまでに時間がかかりました もうちょっとこう……どーーーんと置いててほしかった(そこ?)

 駐車場に着いて、さぁ会場行こう!と外に出ようと思ったら、ザーザーの土砂降り、大荒れすぎたのでやめました。ここで少し待機。最悪の場合ライブがなくなるんじゃないかと思ってました(このあとライブ中の斎藤のMCで「1年前くらいから準備してて~」という話を聞いた時には、うわ……中止にならなくて良かった……と心の底から思いました……何回も言うけど雨降らせてごめん……)。

 雨がましになった頃、外に出て会場に向かう。ただ、足元がかなりぬかるんでいて泥地を抜けるまでは歩きづらかった……。

 とりあえず広場まで出たのち、事前に予約していたグッズは母が取りに行ってくれて、わたしはお手洗いに行く為に長蛇の列に並んだり、こっそり周りの人を観察したりしてました。ユニゾンの缶バッジをつけているとか、バンドTシャツを着ている人がほとんどで羨ましかったな……Dr.Izzyのポーチを下げている人をよく見ました。あれは今もほしい

 

 ここからは少しだけ余談。

 わたしは舞洲が開催される前の年(2018年)、FM802主催の「MEET THE WORLD BEAT」という夏フェスに行った。その会場の最寄り駅に着いた時、フェスTや出演バンドのグッズを身に付けている人がたくさんいて、「ここにいる人はみんな同じようにフェスの音楽を聴きに来たんだ……!」と感動した。そのフェスのために集まったのだと思うと、言葉にできないような気持ちが溢れてきた。

 

 その感動を舞洲でも味わった。あの時のフェスとは違い、今回出演するのは彼らしかいないから「ここにいる人たちはみんなユニゾンが大好きで、ユニゾンの音楽を聴きに来たんだ……!」とライブ前に感動してしまった。ひとつのバンドを観るためだけに大勢の人たちが集まる光景……素敵すぎませんか……?

 

 それから少しして、ブロックごとに召集がかかった。S2ブロックだったわたしは「結構前の方かな~」とるんるん気分でブロックの位置を探した。その結果は全然前の方じゃなくて、めちゃくちゃ後ろだった。「いや遠いな~~~これユニゾン見える~~~!?」って思ってました。テンション高いなわたし

 以下、その時の写真を貼りますね(もちろん顔は隠してる)。写真ではほとんど分かんないんだけど、この日は母に三つ編みを4つも編んで貰いました

 こう……タオル持ってはしゃいでる写真が撮りたかったんだよ…憧れてたんだよ……


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 この時にはもう雨もほとんど止んでて、わたし雨女なのに止んでる!?なんで!?と不思議に思ってた 後日知ったけどユニゾンは晴れバンドなんだよな……ライブ1時間前くらいに直撃してた台風が関東付近に移動して消滅したって聞いてひっくり返りそうになりました。晴れバンドの力、すごすぎる

 (あとあれ、例の貴雄さんのバズったツイートを知ったのもこの辺りの暇な時間でツイッター漁ってた時だったような……懐かしい……)

 

 そのあと、ブロックごとにステージのほうに移動した。交通整理のお兄さんがなかなか来なかった気がする(後ろの方のブロックだからね、そりゃそうなんだけど)。S2ブロックのほぼ先頭に並んでいたので、先陣を切って歩いた。めちゃ前行きたがりやん

 わたしはリュックのファスナー部分に、この日のために作った「君の瞳に恋してない」をモチーフにした林檎のプラ板キーホルダーを付けていたんだけど(これはツイッターに写真あげます)、わたしの後ろを歩いてた女性がそれを見て「なんで林檎なんやろね……?」って言ってた気がする。なんで林檎かと言うとですね……わたしの本名に『林檎』っていう意味の漢字が入っていて、これは運命だ!!と思って君の瞳に恋してないをモチーフで軽くグッズを作ったんですよ……ちょっとこの記事読んだらわたしのツイッターまで連絡ください もしかしたらフォロワーさんかもしれない

 このキーホルダーは今、わたしが学校で使っている筆箱につけているのでいつでも舞洲を思い出すことができます セルフ舞洲

 そんなこんなでステージ付近まで到着。チケットの半券はお兄さんにもぎ取られたよ、嬉しい(にこにこ) あのチケットもぎりの仕事やってみたいな…

 素敵なゲートをくぐった後はどこに行ったらいいか分からなくて、めちゃくちゃ後ろの方でとりあえず待ってたりしたんだけど、S2ブロックはもっと前の位置だと知って移動しました。これを早めに気づけていたら、もしかしたらもう少し近くでユニゾンを観れたかもしれない…まぁわたしには約束されたftH8があるので…そこで彼らを近くで見るのでいいです(って言っておくと良い整番になるはず)(延期が発表された時点で就活あるから行けないんじゃないかと1回払い戻しをした)(行ける日程ならもう1回申し込もうと思っています)

  ステージ向かって中央、彼らの姿がギリギリ見えるか見えないかくらいの所に陣取った。いよいよ始まる直前になって、前へ前へと詰める人の波に流されて少しだけステージとの距離が近くなった。定刻になり、緊張で吐きそうになりながらモニターに注目してみると、そこにはFM802のDJさんたちからユニゾンの3人に向けてのメッセージ動画が映し出されていた。このメッセージ動画は円盤には収録されてないので、1年も経つと内容がうろ覚えでニュアンスでしか伝えられないんだけど、彼らの好きな曲を1曲挙げて紹介していて、メッセージもユニゾンへの愛が存分に溢れていて素敵だった。FM802様…どこかで公開してくれないでしょうか……

 あと、FM802のプリンセスで「802 Palette」という番組のDJ、豊田穂乃花ちゃんがライブ前のナレーションをしていたのが個人的には嬉しかった。彼女とはとある縁で繋がりがあるので…勝手にお母さんのような気持ちになっていました(機会があったら穂乃花ちゃんの番組で声を聴いてみてほしい とても聞きやすくて可愛い声をしています…) オタクはすぐママになる

 

 

 ここからライブ中~ライブ終わりの話を少しだけ。

 わたしの弟は野外ライブは初めてで、移動で疲れてしまった(+当日は湿気でめちゃ蒸し暑かった)のでライブ中はずっとしゃがんで音を聴くくらいだったんだけど、「桜のあと」が披露され始めたら急にノリ出しました。なんであそこで急にノリだしたん?と後で聞いたら「知ってる曲だったから」と言っていて嬉しくなりました。有名曲バンザイ。

 母は帰りの車の中で「ボーカルイケメンやなぁ…ずっと高音出せてるのすごい。なんで髪型崩れへんの?」と斎藤をベタ褒めしていました。わかりますわかります、それはわたしも思ったよ

 父は普段から割と口数は少ないけれど、ライブの帰りにはわたしが何も言わずともユニゾンを特集しているラジオ番組をradikoから流してくれて余韻を引きずったまま帰ることができました。今のわたしはこの舞洲がきっかけでユニゾン愛が重い、というのもかなり理解してくれている。感謝

 

 ライブの後、15発の花火が最後まで上がり終わる。わたしは一瞬迷ったけれど「ありがとう!!!」と大声で叫んだ。気持ちそのままに叫んでしまったからめちゃくちゃ関西弁だったけど。彼らに届いてはないだろうけど、わたしの気持ちだけはあの「舞洲」という場所に残していたかった。

 

  会場から脱出するまでに結構な時間がかかったり(これは車で来てたからしょうがない)写真を撮り忘れた装飾もあったが、この日はとにかく楽しかったし昨年で1番の思い出になった。

 彼らがこれからもずっと、末永く続いていきますように。次の記念日にも、あわよくばわたしが居合わせられたら嬉しい。

 あの記念すべき舞洲から1年。結成16周年、おめでとうございます。