音旅

文章の世界の住人。主に音楽のお話。

ゴミは不必要なものなんかじゃない─BURNABLE/UNBURNABLE「このままどこか」について  

 

 4月某日、スマホを開くとTwitterからこんな通知が届いていた。
 


 

aiko・Superfly・米津玄師など様々な有名アーティストのサポートベーシストとして活躍し、XIIX(テントゥエンティ)というバンドでもその実力を発揮する須藤優が、新しい音楽プロジェクトに関わるという。

 

その名は“BURNABLE/UNBURNABLE”(読み:バーナブル/アンバーナブル)。

アーティスト名が長いので、“バナブル”と省略させて頂くことをご了承願いたい。

 

 

 須藤優の作る音楽には個人的に好感を持っていた。XIIXでアレンジを担当する楽曲は言わずもがな聴き心地が良いものとなっているし、サポートベーシストとしての音色も素晴らしい。そんな彼が関わったプロジェクト、放っておけるわけがない。

 

 どんな音楽だろう、とイヤホンを通して耳に流し入れた。

 

 

 

なんだ、この不思議な音楽は。
 

形が掴めない飄々とした歌声、ダークで泳ぐような音たち……どれを取っても、今までに聴いたことがない。ちゃんとした言葉が出てこないまま、衝動的にツイートしてしまった。

 

 

 たった140字にも満たないツイート。これだけでは良さが全く伝わった気がせず、それに加えて「何か書かなければいけない」という使命もを感じ取った。

 

わたしがこの文章を書いている時点で2人の方がバナブルについての文章を書いているが、わたしはわたしの言葉と視点で書いてみたいと思ったのだ。そういうわけで筆を取っている次第である。

 

 バナブルをひとつひとつ、言葉として解剖していきたい。

 

 まず、このBURNABLE/UNBURNABLEのボーカルとして世界に降り立った女性はre:cacoさんという。わたしは今回、バナブルで彼女に初めましてをした。re:cacoさんもバナブルの音楽性と同じく不思議な方で、こう言っては何だが……音楽が人の形をしているような───掴み所が分からないと感じる。紫陽花の葉から零れ落ちる雫のような……美しく、触れたら壊れてしまいそうな歌声の持ち主。re:cacoさんがいてこそのBURNABLE/UNBURNABLEといっていい。
 

 わたしの推測にはなるが、“re:caco”というボーカルネームは、re:=戻る/caco=過去──と解釈していいものなのだろうか。彼女のボーカルネームに意味があるような気がしてならない。
 

そんなre:cacoさんのTwitterから、ツイートを1つ引用させて頂きたい。

 

 


どこか闇を孕んだ彼女の言葉は、普段の生活で見逃していたことに気づかされる。何かあったのかと心配になり返信すると、彼女からはこんなリプが返ってきた。

 

 

──大人、なのだ。背伸びをしているのではない。上手く言い表すことが難しいが、彼女はわたしよりも世界の暗い部分を知っているような……そんな気がした。

 


 楽曲の話。

 

 BURNABLE/UNBURNABLEが今回発表した「このままどこか」という楽曲。副題には(NO ROOM)という言葉がついている。“ROOM”というと、一般的にイメージするのは“部屋”だと思うが、調べてみると、“余地”・“空間”・“ゆとり”などといったものも意味としてあるらしい。

このままどこか──1人になれない空間があるから、どこかに行ってしまいたい、という解釈をすればいいのだろうか。それを踏まえて、楽曲を聴いて貰いたい。

 

 「このままどこか」を色に例えるなら……黒や紺だろうか。暗めの音楽のはずなのに、聴いていて気分が沈むことはない。それは言葉に表すことのできないre:cacoさんの歌声も一理あるし、いつの間にか溺れていくようなメロディラインもそうなのだ。まるで、不思議な空間に連れ去られていくような心地がする。

世界観に圧倒されて何も言えないままでいると、その音楽は終わりを迎えている。そういった感覚は初めてだった。

そして、直感的に「この音楽はいろんな人に知られてしまうだろう」と感じた。YouTube上のMVの再生回数がこんなにも少ないのがもどかしい。矛盾するようだが…知ってほしいけれど、必要以上に知られてほしくない音楽であるように感じる。

 

 少し話が逸れるが……わたしは、創作された音楽を自分のものにする瞬間が好きだ。自分に当てはまる事項が歌詞に出てきたりすると「これはわたしのことを歌っているんじゃないか?」と思うことがある。「このままどこか」もそうだ。

 

例えば、こんな歌詞。

 

わたしは今どこへ向かう

競うメリーゴーランド

 

 遊園地の代表格とされるアトラクション、メリーゴーランド。それを“競う”と表現している。わたしはメリーゴーランドに対してはメルヘンなイメージしか抱いたことがなかったから、re:cacoさんの書く詞に脱帽した。わたしとは根本的に視点が違っている。だが、“どこへ向かっているのかは分からない”ということは共感できる。それが興味深いのだ。

 

 その後には、こんな詞が続く。

 

あの子になりたいとか言って

選ばれなかった幾千の

駆け抜く様なナポレオン

誰も出し抜いたら英雄じゃん

 

 ナポレオンといえば、白い馬に乗った肖像画が有名だろう。先程のメリーゴーランドから比較すると、“作られた馬”が“本物の馬”になっていて、走るスピードも増したようだ。だから“出し抜く”というワードが使われるのか…と納得してしまった。

 

 わたしがもう少し子どもだった頃、何となくではあるが「わたしがいくら頑張っても、憧れのあの子にはなれないんだ」と察したことがある。その時の気持ちとリンクして、この曲は当時をなぞるようにできている。ただ、憧れのあの子になることが出来なくても、自分だけの個性を身に付けることは出来る……この歌詞から、そういった意味を汲み取った。


  楽曲の後半には、プロジェクト名であるBURNABLE/UNBURNABLE(日本語訳すると、“燃えるごみ/燃えないごみ”という意味)にちなんでか、パチパチという燃焼音が収録されている。作られる音楽が、スタートとして素晴らしいのだ。

 

ひとつ、個人的に気になった点がある。

 

私はもう迷えない

 

たった一言ではあるが、感覚的に引っ掛かった。『迷“わ”ない』ではなく『迷“え”ない』なのだ。主人公……書き手のre:cacoさんは意図的に取り入れたのか。何かに引っ張られて、『迷えない』という未来に向かうのではないか、とわたしは考えた。

 

 最後は、こんな言葉で締め括られる。

私の居場所はここにあるの

たいせつなものはすぐそこに

 

『NO ROOM』だった主人公が、居場所だったり、“たいせつなもの”を見つけるのだ。この曲の解釈は人によって違うとは思うが、主人公が未来を見ることができたことは確かだと思う。前向きにはなれなくても、せめて少しの『生きていく力』をくれるのだ。

 

 BURNABLE/UNBURNABLEは、これから大きなプロジェクトへ発展していくと信じている。re:cacoさん自身や公式Twitterでも新曲について言及していたし、次のステップへと進む時は近そうだ。注目していきたい。

 

 

東山奈央は“イマココ”に。

 普段は某箱庭ロックバンドの音楽に耳やら脳を存分に溶かしているわたしだが、以前は2次元界隈にどっぷりと浸かっていた。お金がない中でもグッズをたくさん集めて痛バックを作ったり、毎年京都で開かれている「京都国際マンガ&アニメフェア」(通称:京まふ)に2018年、2019年と2年連続で通ったりした。今は箱庭ロックバンドに人生を任せているのでアニメ熱が脳内を占めているわけではないが、わたしの今のオタク生活の礎はここで作られたと言ってもいい(中学生の頃は声優オタクを通り越して本気で声優になりたいとか思っていたんだけどそれはまた別の機会に)。

 

 今日は、声優界隈で今でも大好きな推しさんを紹介したいと思う。推し…というより女神様のような存在です(言い方がオタク)。

 

 名を、東山奈央(とうやまなお)ちゃん、という。

 

 今や星の数ほど声優がいる中で、なぜ彼女のことが好きなのか。理由は、単純に彼女の凄さに惚れているからだ。

 

 今回の記事は、わたしが彼女に出逢った時のことを中心に書こうと思う(この次に書く記事がめちゃくちゃお堅いものになる予定なので今回はオタクモード全開です)。よろしくどうぞ。

 

 

 

 わたしが彼女と初めて出会ったのは、忘れもしない2017年5月27日

 初めて声優関連のイベントに行った話をしよう(※ここからは当時を思い出しながら書きます)。

 

 彼女はアーティスト名義でCDをいくつか出していて、この日はニューシングルのリリースイベントがあった(short ver.にはなるけどYouTubeにあるMVのリンク貼っときます、ご興味あればよろしくお願いします…!)。

 

 

 イベントが開催された場所は阪急西宮ガーデンズ(わたしの住んでる県内に位置する割と知名度のあるショッピングモール)。当時声優オタクだったわたしは「へ~、ガーデンズに声優さんが来るんか…詳しくは知らんけどちょっと行ってみようかな」というめちゃくちゃ軽いノリで行くことを決めた。それが出逢いの始まり。

 その当時、わたしが彼女に抱いていたイメージは「アザラシのゴマちゃん」か「マクロス△に出てる」か「きんいろモザイク…?」くらいだった。とんでもなく無知。失礼もいいとこなんだよな……せめて代表作は知っとこうね

 そして、当時のツイートが…あった…

 

 

 関西弁ですか?可愛いですね…(喜びのため息)

 どこの界隈の推しさんもそうなんだけど、関西出身じゃない方が突然るんるんして関西弁使い始めるの良い意味で心臓に悪いし、たどたどしくてめちゃくちゃ可愛らしい……と常々思ってます、関西人より。

 

 

 当時の話に戻る。

 会場に着くと長蛇の列。そんなに有名な声優さんなのか…とびっくりしつつ、最後尾に並んだ。とりあえず何か関連したやつ聴かなきゃな、と思ったわたしは、あらかじめスマホに音源を入れていたマクロス△の曲を聴いて待った。

 この日はCDを購入したらお渡し会に参加できる、というので、せっかくなら…とCDを買うことにした。ただここで買ったのは通常版なのでDVDが付いてない方だったんですね。値段もあんまり大差ないしどうせ後々好きになるんだからDVD付いた方買っててくれ……と当時の自分に言いたくなる。箱庭ロックバンド…UNISON SQUARE GARDENのファンになる以前で言うならば、これが初めて買ったCDである。そしてCDを買えば優先席?とやらにも座れるらしく、わたしは整番460番台を引き当てた。後から気づいたけど、最後の番号が確か500番だったからわたしのこの番号はめちゃくちゃ後ろの方でした。さすがわたし、整番運がない。 

 西宮ガーデンズ内で適当に時間を潰して、集合時間にもう一度会場に行った。整番が460番代だから「あぁ、これは後ろの方になっちゃうな……」と思いながら座席に行くと、運良く最前列に1人分だけのスペースがあったのでそこに座った。隣に座ってたオタクお兄さん2人組(背負ってたリュックがアニメキャラクターの柄だったのでそう判断した)が東山ちゃんの話で盛り上がっていて、心の中で「はぇ~…めちゃ詳しい人がいらっしゃる……」とか思ってた。この時話しかければ良かったな…当時は中二病拗らせたコミュ症だったからね。話しかけるなんてとても無理でした

 そして距離はめちゃ近。彼女とわたしの間隔はだいたい5mくらいだった。彼女は今となっては超人気声優になってしまったので、現在開催されているライブなどで最前列を取ることは容易ではないだろう(しかも今の情勢の場合だと実際にはもっと距離を取らなくてはいけない)。わたしは実は、ものすごく運が良かったらしい。

 

 そんな激近距離で開演まで待っていると、突如としてリハーサルと称して彼女が舞台袖から登場した。さすがに予想外すぎたからびっくりしたし、それと同時に「うわ……めっちゃかわいい人……」と思った。第一印象、最高。

 そのリハーサルでは、本番に披露する楽曲を1コーラスずつ2曲ほど練習していたかな…

 東山ちゃんは思っていた以上に歌唱力が高くて、わたしはただ口をぽかんと開けて見守ることしか出来なかった。リハーサルの段階で本気なのよ…

 歌いながらも「ボーカルの音量もう少し上げてもいいかもしれません!」と調節をPAさん(音量を操る人)に指示したりもしていて、声優という仕事に対してプロなんだな…とひしひしと感じることができた。

 リハーサルを終え、一度舞台袖に戻る際には「また後で!」と笑顔で去っていった。この時点で余韻が凄い。既に彼女の魅力にただただ圧倒されていた。

 

 …と、ここまで書いたところで、当時のレポを発掘したので載せておこうと思う。

 (めっちゃサラっと「レポあった」って今書いたけど家中小1時間探しました…つかれた…)

 

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 これは多分…イベント行った当日に家帰って描いたやつだったと思う。等身と画力なさすぎて本人に申し訳なくなってきた…

 彼女はわたしのイラストでは表せないほど、美人で可愛かった記憶があります…

 

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 この2枚のレポは、東山ちゃんが翌々年(2019年だったかな?)に再び西宮ガーデンズにリリースイベントに来てくれた記念に思い立って描いたもの。この翌々年のイベント、わたしは大雨で泣く泣く行くのを断念した(西宮ガーデンズ、割と家から近いのにな…)。 今思えばどうにかしてでも行けば良かったな…なんて思う。なかなかこっち(関西)に来れる状況じゃなくなっちゃたからなぁ…

 

 東山ちゃんが楽曲を披露している時は本当に“歌のお姉さん”といった感じで、観客側からは360度どこからでも彼女を見ることのできるステージの上、美しく舞う蝶のようだった。曲の間にMC的なものも少し挟んでいたんだけど、ひとたび彼女が喋ると「え?今歌ってたのと同じ人??」と思わされるくらいに可愛らしかった。溢れる“妹”感…東山ちゃんから目を離すことが出来なかった。

 

 当時、特に印象的で今でも鮮明に思い出すことのできる出来事があった。東山奈央ちゃんのファンになったのはこの事がきっかけと言っても過言ではない。

 この日彼女はシングル表題曲2曲、カップリング2曲を披露していたのだが、3曲目に披露した「月がきれい」という楽曲でのこと。

 

 

夕暮れ落ちる前に

白い月が昇る

 「月がきれい」出だしの歌詞である。一見すると何もない詞だが、彼女に歌わせると詞が輝いて聴こえる。

 同期音のイントロが始まって、彼女がこの詞を歌い出した途端、わたしの目の前には夜の景色が広がっていた。

 真っ暗で、白い月だけが昇って、周りの人たちは誰も彼もいなくなって。東山ちゃんとわたししかいない世界。一瞬、何が起こったのか分からなかった。こんな体験は初めてだった。

 次の瞬間には魔法が解けてしまったように昼の明るい景色に戻っていて「あれは何だったんだ…」と目を凝らして彼女を見つめてしまった。そうこうしているうちに曲は進む。

 この出来事を後から考えてみたのだが、別に彼女が特別な魔法の使い手だっただけではない。わたしは『プロの声優』の凄さをこの瞬間に知ったのだ、と。

 その事に気づいてからわたしも「東山ちゃんみたいな可愛くて歌も上手い声優になりたい!」と声優を目指すことになるんだけど、高校2年生くらいの時に厳しい現実を知って断念した。声優界は一見すると華やかそうに見える世界。だがその裏ではとんでもない努力をしているのだと、色んな場面で思い知らされた(わたし自身が放送部だったから余計に現実を知る場面が多かったのかもしれない)。

 自信のことを見る人の、歌を聴いている人の、世界や景色さえも変えてしまう東山奈央ちゃんは本当に凄い人だと思う。

 

 

 歌を披露した後にあった、お渡し会の話を少し…

 彼女、このイベントの前日くらいにニコニコ生放送で「明日(のイベント)は制服着まーす!」と言っていたらしのだが、全くもってそんなことをミリも知らないわたしは、ステージから一旦捌けて制服姿でまた登場した彼女に驚いてしまった。

 当時のわたしがかなり(良い意味で)衝撃だった制服姿はこちらです。

 

 

 上のツイートはCD特典についてくるポスターの写真。思ったよりでかかったのでリュックサックに入らずはみ出すという事態に見舞われた。偏見だけど秋葉原にいるオタクさんみたいでテンション上がった。実は密かに憧れてます

 彼女に会ったあとしばらくこのポスターを自分の部屋の壁に貼ってたこともあったんだけど、あまりにも可愛すぎたのでやめた。直視できないんだよな……ポスターは今でも大事にとってあるよ

 

 そして、こちらがわたしが実際に会ってきた東山ちゃん。

 

 

え、なんで20代なのに制服似合うの???かわいいんですけど??????

 思わず大文字にしてしまった…読んでくれてるあなた、驚かせてしまったならすまんよ…

 ここで東山奈央オタクの誕生である(※よく考えたら「制服かわいー!!」と思ってファンと化すの普通に気持ち悪いけどな…おなごだから許せ……)

 

 さて、そんなきゃぴきゃぴ制服姿でお渡し会をやるわけですよ、もうわたし固まってしまって無理。推しを前にしたオタクほど固まっているものはないんじゃないか?(※あります)

 そして推しさんも「東山奈央、16歳でーす!!☺️」とか言わないで、本当に女子高校生にしか見えなくなる(※当時まじで言ってました)。

  先ほど(※この記事のめちゃくちゃ上の方)も書いた通り、わたしは観客席の最前列に座っていた。だから、順番はすぐ回ってきた。ポストカード(東山ちゃん曰く“手紙”らしい)を貰いながらこんな会話を交わした。

 

わたし「(ポストカードを受け取る)ありがとうございます…!」

東山ちゃん「ありがとうございます!(超笑顔)」

わたし「(東山ちゃんが可愛すぎて固まってる)」

東山ちゃん「(わたしを見て)色白い~♡可愛い~♡」

 

 

 会話とは…?????

 東山ちゃんに「色白い」って言われたの一生誇りだしなんなら墓場まで持ってくわ(重い)。めっちゃ嬉しかった。でも実際可愛いのは東山ちゃんなのでその言葉そのまま返したい。あなたの方が可愛いわよ…

  お渡し会でよく見る“剥がし”(スタッフさんが「時間で~す」と客を連れてくやつ)はあんまり無かった気がする(剝がされる前にわたしが逃げるように帰ってったような気もしてきた)。東山ちゃんは周りのスタッフさんにも恵まれてるんか…と、今となっては思う。ファンも優しそうな方ばかりだったもの。

 そんなこんなでイベント終了。

 

 

 (この写真には写ってないけど、めちゃくちゃ右の下段にわたしはいました)

 

 このイベント後、わたしは密かに東山ちゃんに会えるチャンスを伺ってはいたものの、関東を拠点としている為かやはりなかなか機会に恵まれず…いつの間にか東山ちゃんは武道館でライブを開催していた(まだ円盤買えてなくてごめんな…近いうちに買う…)。武道館ライブにはさすがにびびった。つい最近まで兵庫県の西宮に来てくれてた声優が地方ライブからたった1~2年で武道館ですよ……成長が早すぎる…

 

 そして月日は流れ…わたしがバンドに身を置くことになるのだが、どうしても彼女のことだけは忘れられなかった。バンドを追いかけるようになっても、彼女が出演したアニメはいくつか観ていた。

 

例えばこういうのとか……

 

 


 

「グレイプニル」というアニメ。東山奈央ちゃんと花江夏樹さんがW主演である。このちょっとお姉さんな役も彼女の演じられる役幅に該当する。

「わーい!東山ちゃんが主演だ!」と思って観始めたのはいいものの、こんな色気のあるお姉さん役も演じられるとは知らず、第1話を観終わる頃には何故だか人間を信じられなくなっていた。だって、わたしの知ってる東山奈央ちゃんはきゅあきゅあで可愛い、妹のような子だったから(会った時の記憶で止まってるオタク)。こんな声も出せるんだ……と毎回驚きながら、そして彼女の新しい面に惚れながら「グレイプニル」は最終話まで視聴しました。東山ちゃんが主演じゃなかったらこういうジャンルのアニメは観てなかったかもしれないから心から感謝したい……

 

 

 東山奈央ちゃん、というとこのアニメも思い出す。

 


 

 「ゆるキャン△」というアニメ。女の子がゆるゆるキャンプをしてるよ(にっこり)

 PV漁ったんだけど、志摩リン(CV:東山奈央)が喋ってる場面があんまりなくてちょっと困った……気になったらYouTubeで“志摩リン”と検索してもらえれば(公式じゃないけど)色々出てきますので…

この青髪お団子頭の子が、東山ちゃんが演じてるキャラクターです。わたしは最初ピンク髪の子(めちゃくちゃ明るくて天然で元気るんるん!って感じの子)を演じてると思ってたので、演じてるキャラクターがこっち(志摩リンだよ!)とEDクレジットで知った時は「あ、そっち!?!?!?」ってなった。だからさ……普段の彼女から演じる役がかけ離れているのよ…こんな落ち着いたキャラ演ると思ってなかったんよ…(褒め言葉)

 1期第1話、志摩リンが結構喋ってくれるのでこれだけでも観てほしいな…と思ってます。30分があっという間だよ。

 2020年3月現在、「ゆるキャン△」は2期が放送されているんだけど、わたしは1期を全て観れていないので頑張って1期の最初から追っているところです。志摩リンかわいい

 

 この2作品のPVを観てもらうと、彼女の役幅の広さは十分分かってもらえると思う。役によって声の色を変えられることに凄さを感じる。どこかのインタビューで「自分の声には色がない」と表現した上で「EDクレジットを観て『東山奈央だったんだ!』と気づいてもらいたい」と語っていたことを、彼女が出演するアニメを観る度に感じるのだ。

アーティスト活動でも歌によってかなり声を使い分けているので、興味があれば一聴してほしい。

 

 

 彼女の出演しているアニメを観つつ、わたしはまぁ…本来自分の身を置いている場所がバンド界隈なのでそこまで東山ちゃんに重きを置けず…ぐぬぬ…と悶々としていた。

 そこで飛び込んできたのがこんな知らせ。

 

 

 彼女が担当したアニソンのみを披露するという豪華なライブ。サポートバンドにヒトリエのゆーまおさんがいらっしゃる、とのこと(このお写真の真ん中、ドラムセット辺りにいるのがゆーまおさん)。

 この知らせを知った時はもう歓喜。わたし…ユニゾンなんちゃらさんも大好きなんだけど、それと同じくらいヒトリエさんも大好きなんですよ…

 推しさんと好きなバンドのドラマーが共演するなんて……そんなことある?????この知らせを聞いた時はめちゃくちゃびっくりした。

 このライブはわたしの諸事情で観ることは叶わなかったんだけど、ダイジェスト映像がYouTubeにあるからそのリンクを貼っとく。多分どっかの場面でゆーまおさん映ってた。嬉しい…

 

 

 

  ちなみに映像にはないけど、このライブに佐倉綾音さんをゲストに呼んで「ラブライブ!」の『snow halation』をカバーしたそうで…もう豪華もいいところ…

 この出来事があってから、「このまま東山ちゃんを推しててもいいんじゃないか…?」と思うようになり、今に至る。最近はサブスクでよく東山ちゃんの曲を聴いているんだけど、サブスクは歌手側にあまり収益が入らないという話を聞いたことがあるのでCDやグッズ等を買って応援したいな…今度FCも入会させてほしい…

 

 

 

 最後に少し宣伝。

 東山奈央ちゃんはチャリティー企画を開催している。彼女の誕生日である3月11日は震災の日でもあることから数年前に発足されたこの企画。制作費以外の売り上げは寄付するそう。今年はこちら。

 

 

 

 

 努力家で、いつでも明るくて、お喋りも上手でファン想いな東山奈央ちゃんが大好きです。また会える日を心待ちにしながら、ずっと応援していきたいと思います。

 いつも元気と癒しをありがとう。これからもよろしく。

 

 

 

 

彼女たちに“はなまるぴっぴ”を贈りたい-乙女心をくすぐるアイドル、A応Pについて

 乙女なら1度は憧れるであろう、キラキラと輝く宝石や目を惹かれるかわいいアクセサリー。どれもこれも魅力的で胸が高鳴る。

 わたしにとって、可愛くてキラキラしたものに例えられるアイドルがいる。

 

 

 その子たちは、A応P(えーおうぴー)という。全員が“アニメ大好き”であるアイドルだ(ちなみにグループ名の“A応P”は『アニメ“勝手に”応援プロジェクト』の略)。

 

 

 この記事が始まったばかりで残念なお知らせをするのは申し訳ないが、彼女たちは2021年3月31日をもって解散してしまう。正直、解散とかしないんじゃないかと思っていた。A応Pは他のアイドルさんみたくちょいちょいメンバーが変わって長年続けられているのだが、新しいメンバーも数年前に正式加入したばかりだし、去年(2020年)の8月にも1人卒業したし、アニメのタイアップ曲もあるアイドルさんだったからまだまだ続くと思っていた。A応Pにわたしと名前が一緒の(漢字は違うけど響きは同じ)メンバーがいるから、ライブか握手会に行って「わぁ~!同じ名前なんですね!」ってめちゃくちゃ笑顔で声を掛けてもらうのが夢だった。まぁアイドルには賞味期限があるって確か誰かが言ってたし…仕方ない部分はあるとは思うけどな……

とにかく、解散理由がメンバーの不仲じゃなくて良かったと思う(※これに関しては後述します)。

 というわけで、解散する前に文章にしておきたいと思い、筆を取ることにした。今回もよろしくどうぞ!

 

 

 

 わたしがA応Pのことを知ったのは、今から約6年前の2015年。アニソン界でも有名曲となった「はなまるぴっぴはよいこだけ」という曲が発表された頃である。

 

 

 オタクじゃなくても1度は耳にしたことがあると思う(偏見)。その時のわたしは中学2年生で、アニメオタク期真っ只中だった。今もオタクではあるけど、アニメや声優にオタクしてた全盛期は中学生の時だったと記憶している。この「はなまるぴっぴはよいこだけ」という曲は、そのアニメオタク期に出逢ったアニメ「おそ松さん(1期)」のOPだった。おそ松さんは現在も新シリーズが放送されているが、この時は特に“好き”の感情が大きかった。好きなアニメのOPということで意識せずにはいられなかったし、曲が流れる度に「おそ松さんだ!!」と目を輝かせていた。ただ、この時点では本格的に彼女たちにハマることはなかった。いち“アニメのOPを担当しているアイドル”という認識に過ぎなかったのだ。2次元にしか興味のなかった過去の自分を殴り飛ばしたい。

 

 おそ松さんの1期が放送されていたこの時期、実はテレビ大阪A応Pの深夜番組「A応Pのあにむす!!」が放送されていた。なんか面白い番組ないかな~と適当に番組表を漁っている時にたまたま彼女たちの冠番組を見つけたわたしは、おそ松さんと並行してちょこちょこ観ていたりしていた。とは言っても、その番組の後半に付属していた(今となっては元推しの)番組が目当てで観ていたところがあるから彼女たちにめちゃくちゃ申し訳ない…当時の自分にちゃんと観とけ…と言いたくなる。2021年の春には解散しちゃうんだぞ……

 

 

 それからわたしは中学を卒業し、高校生になった。高校生になってからは自分の中のアニメオタクの部分が弱くなり、その代わりといっては何だけど、とあるライブをきっかけに眠っていた音楽オタクの部分が段々と顔を出すようになってきていた。父が昔から音楽好きなのが影響していたのだと思う、すぐにロックバンドの沼へと転がり落ちていった。そしてバンドにハマるにつれて、声優やアニメの界隈とは距離を置いていた。

 

 わたしがそんな人生最大の転換期といってもいい時期にA応Pは何をしていたのかといえば、おそ松さん以外にも雑誌「ちゃお」を原作とするアニメのタイアップに選ばれたり、その他様々なアニメのOPやEDを担っていた。ちゃおに関しては中学生まで読んでたからA応Pがタイアップしてたのは知ってたけど、その他タイアップはファンになってから調べました……全然知らなくてすまねぇ……

 

 こんな平行線みたいなわたしと彼女たちがここからどうやって交差を遂げたのか。

 そのきっかけは、去年の8月に開催されたあるメンバーの卒業ライブである。

 コロナ禍で暇なわたしはいつものようにTwitterを見漁っていた。そんなある日、何故かA応Pのページに辿り着いたわたしが見つけたのは2020年の8月2日にひとりのメンバーが卒業するということ、それに伴うライブ「A応P−アニメ応援プロジェクト− BEST of BEST!!!!!!!! Next Generation~」(※以下、“8月ライブ”)がYouTubeで無料配信されるという告知。卒業するメンバーはお嬢様みたいな…というかグループ内やファンからも“姫”と呼ばれており、A応Pの歴史の中でも初期から活躍している方だったので彼女たちのことまだ詳しく知らなかったわたしでも何となく認知はしていたのだ。だから、彼女が卒業することに驚きが隠せなかった。メンバーの卒業ライブだけど無料だし、ちょうど夏休み期間に配信されるライブということで観ることを秒で決めた。

 

 

 結果から言うと、めちゃめちゃに良かった。アイドルってこんなにも歌って踊れるのか…とライブを観ながらびっくりしていた。女性アイドルといえば特に男性ファンから支持される為にただきゃぴきゃぴしているだけだと思っていたので(超失礼)、こんなにも楽しそうにパフォーマンスをすると思っていなかったのだ。本格的にハマっていたわけではなかったけど、卒業するメンバーから現メンバーへのメンバーカラーの受け渡しの場面とか最終曲が披露された場面なんか泣きそうになっちゃったもんな…オタクだから涙腺がガバガバに緩いのよ……

今度この8月ライブが円盤化されるらしいのでお金が貯まったら買います…!!円盤化まじでありがとう好きよ

 

 その日は、わたしが出来ないことを具現化してくれる彼女たちに心を奪われたのだ。「はなまるぴっぴはよいこだけ」がリリースされた時からA応Pのメンバーは半分くらい変わってしまっているけれど、そんなことはどうでもよかった。A応Pが続いてくれていることに感謝しなければならない。

わたし自身といえばまぁ~~~きゃぴきゃぴなんて出来るような可愛い人間じゃないし、歌もダンスも得意なわけじゃないし、出来ることと言ったら音楽を聴くことか、それに対してちょーっと文章が書けるくらい。そんなわたしが“憧れ”に近い感情を持ったのは彼女たちが初めて…ではないのだけど(過去に他のアイドルグループのファンをしていたこともあるので)、こんなにも成長過程にいる、一生懸命に頑張っているA応Pメンバーの姿を観ると心にくるものがあった。実はわたし自身、小学生の頃から可愛いものが大好きだったのだが好きなものを好きと言うことができない環境に置かれていたので、趣味を大々的に「好き!!」と表現することができなかった。その反動もあると思う、A応Pのメンバーが輝いて見えたのだ。『A応Pは可愛い』と認識するにあたっての礎が作られたライブだった。冒頭でも書いたように、この時からわたしにとってのA応Pは“ただのアイドル”ではなく“乙女が憧れる象徴”となったのだ。

 

 

 そのライブがきっかけでSpotifyYouTubeで楽曲を聴きまくる・観まくるようになったし、彼女たちのことをたくさん調べるようになった。Spotifyにある音源を聴きすぎて、わたしが2020年に多く楽曲を聴いたアーティスト第2位にランクインしていた。この時は「そんなにいっぱい聴いてたんか……」と自分でひっくり返った。学生(+他の界隈の沼にも生息するオタク)だから金銭的に余裕がなく、FCに入会するとかCDやグッズをわんさか買うとかが出来ないのがとても心苦しいが、せめて楽曲やメンバーのことくらいは知っておこう、好きでいよう!と思った結果だ。ライブから入るとめちゃめちゃにハマるとはこのことを言う。

 

 この8月ライブの後、A応Pはまたしても2020年10月~放送の「おそ松さん(新シリーズ)」のタイアップとしてシングルをリリースすることが決まった。アニメ界隈では、“A応Pといえばおそ松さん”、“おそ松さんといえばA応P”というイメージがあると感じているので、以前に続いて再びタイアップしてくれることはわたしとしても喜ばしいことだったし、A応Pにはもっと売れてほしいと思っていた。

 そんな「おそ松さん」のOPであるMVを貼っとくので良ければ……というか、わたしの推し、工藤ひなきちゃん(メンバーカラー:ピンク)が可愛いから是非見てほしい。もちろん全員可愛いのは承知の上で……

 

 

 おそ松さんの主人公たちが“ニート”というキャラ設定に掛けられた「nice to NEET you!」という楽曲である。「劇場版 ラブライブ!」の劇中で登場する楽曲「Angelic Angel」の編曲を担当した倉内達矢さんがこの曲の編曲にも携わっている。初見で「ラブライブの製作陣か……強いな……」と思いました……A応Pが本気出しとる……

 この楽曲の注目すべきところは、すばり歌詞。A応Pは先述した「はなまるぴっぴはよいこだけ」、そしてこの「nice to NEET you!」の他にも、おそ松さんのOPが変わる度にタイアップとしてシングルをリリースしている(というか今までのおそ松さんのOPは全てA応Pが担当している)。A応Pが歌うおそ松さん関連の楽曲はこれまでに6曲リリースされた(シングルだけではなくアルバムにもおそ松さんを匂わせる楽曲が存在するから正確には7曲かも)。これだけアニメ界隈に愛されているグループがあるか?

 

 その話を踏まえて「nice to NEET you!」の2番中盤の歌詞を見てみよう。

 

いつになってももらえない
はなまるぴっぴお疲れさん
早起きしてもすでに夜
バタン(Oh!) キュー(No!) でケセラセラ


(Come on!) 夜食にゲーム 近うよれ
(Come on!) まぼろしに キスして
(Oh Yes!) …からの「よし、寝るか」
六つ数えてレム睡眠(Yeah!)

 

  これまでA応Pが担当したおそ松さんのタイアップシングルのタイトルである、「はなまるぴっぴはよいこだけ」、「全力バタンキュー」、「君氏危うくも近うよれ」、「まぼろしウインク」の4曲が歌詞に使われている。制作陣とA応Pのメンバーに愛しか感じない。

  ちょっと余談なんだけど、2番終わりあたりに推しちゃんが言ってた、“働かずに食う飯も、うまい!”というセリフが可愛すぎたので無理をせずに生きたいと思いましたね……工藤ひなきちゃんありがとう、A応Pありがとう

 

 

 

 A応Pの良いところはMV(しかもshout ver.ではなくfullのもの)がYouTubeで観れちゃうところにもあると思うんだよな……ちょっとくらいお金取っても全然いいよ、推しさんが観れるなら……という気持ちになる。まぁ無料公開だとこうやってどこからともなく湧いて出てきたファン(※わたし)が沼にハマるスピードもめちゃくちゃ早くなるからそれはそれでめちゃくちゃ有難いけど……

 

 

 だがしかし、ある日唐突に降ってきたかのように宣告されたのがそう、“A応P 活動終了”のニュースである。このニュースが入ってきた時期はちょうどわたしがテスト期間だったか、昼間に自宅のリビングでTwitterを漁っていたんだけど、あまりにも急な宣告すぎて「は?嘘やんな??(※キレ気味)」と思った。めちゃめちゃTwitterで真偽を検索し、公式サイトの“ニュース”の欄を5度見くらいし、各メンバーのコメントをそれぞれ3回くらい読んでやっと受け止めることができた。受け止めてはないか…その事実を信じることができた。活動を終了する理由としては、『A応Pがアニメを広く知らしめることが出来たから』『A応Pのお仕事は終わりを迎えます』みたいなことが書いてあった気がする。衝撃を受けすぎて肝心なことが記憶から抜け落ちてるんだよな…活動終了する理由が『メンバーの不仲です』だったらどうしようかと思ったもん……変わらず仲は良いようだったから胸を撫で下ろした。

 表記としては一応“解散”ではないのだけど、A応Pが始動した初期あたりから所属するメンバーが公式HPのコメントで「解散します」って言っちゃってたから実質解散なんだろうな……と思う。

 ファンになって半年、オタクにとって最も酷な結末に導かれそうになっている。というか、もう決定事項だし止めようがないからどうしようもないのだけど……せめて捧げる物としてこんな、愛が重たい文章を書いている。

 

 

 暗い話ばっかりしてても仕方がないので、ここからは彼女たちの魅力をひたすらに語ろうと思う。布教とかじゃなくて好きで書いているだけなので、「他の人にも好きになってほしい」という思いはどちらかといえばないに近いが、興味があればYouTubeの再生ボタンをぽんっと押してみてほしい。

 

 まず最初に魅力として挙げられるのは、先述した通り、彼女たちの頑張っている姿。

 

 

 

 アイドル戦国時代の現在、「どのアイドルも似たようなもんじゃないの?」と思われるかもしれないが、彼女たちは“メンバー全員がアニメオタク”という強い武器を持っている。この「それゆけ!恋ゴコロ」という曲はアニメのタイアップがついているのだが、MVの舞台としてネオン色のディスコルーム、メンバーがロボットになりきったダンス、サビの部分では本格的なダンスも垣間観ることができる。楽曲としては女の子の恋する気持ちが表現されているし、EDMアレンジとベースラインがめちゃめちゃに効いていて聴きどころが満載だ。実は(この曲だけではないのだが)、A応PのMVにはダンスver.なるものが用意されている。「それゆけ!恋ゴコロ」も本MVとは別にダンスver.のMVが公開されていて、「まぁ簡単やしできるでしょ!」って思ったわたしはMVを観ながら1回通しで踊ってみることにした。しかし、全然ついていけないし曲が終わる頃にはゼーゼー言って息切れしていた。アイドルって本当に凄いんですね…

 

 わたしは普段ロックバンドのオタクをしているので、歌いながらじゃんじゃかギターを弾くギターボーカル、その他のパートでも楽器を弾きながらコーラスをしているバンドメンバーの凄さは重々知っている。バンドでもこれだけ大変なのにアイドル…笑顔で歌って踊るなんて常人の為せる技じゃない……バンドもアイドルもどっちも凄いんだなぁ…とA応Pのことを知ると同時に改めて認識させられた。

 

 

 

 

 こちらは「フライングベイビーズ」という楽曲。曲のタイトルと同名のアニメのタイアップソングとなっている。そして次に紹介するA応Pの魅力は、歌詞や想いをファン(観客)へと伝える力があることだ。

 それぞれのカラーが取り入れられたひらひらな衣装に身を包んだメンバーがフラダンスを踊る、といったMVなのだが、振り付けがたぶんどのMVよりも可愛いんじゃないかと思う。サビあたりの振りが特にふわふわしていて女のわたしでも見惚れてしまう。舞台が落ち着いた植物園なのも衣装が映えていてとても良い……圧倒的に“““可愛い”””。A応Pの中でもイチ推しのMVである。

 

 話が少し変わるが、わたしがTwitterで仲良くしてもらっているフォロワーが最近アイドルにハマった。だが、ハマる以前は「アイドルって自分で歌を作るわけじゃないやん?その辺はどうなの?」といったことを考えていたそうだ。わたしはこの意見にめちゃくちゃ同意した。わたしの好きなロックバンドは自分たちで1から100まで曲作りしてるもんね……

 だがしかし、アイドルに実際ハマってみるとそんなことはどこへやら、「メンバーにこんな素敵な歌詞を歌わせてくれてありがとう……」という気持ちになる(※あくまでわたしの場合)。

 先程、YouTubeへのリンクを貼った「フライングベイビーズ」の始まりの歌詞はこうだ。

 

夢のサイズが合わなくなって

自分を変えてジャストフィット

 

 この楽曲の再生ボタンを押すと、どこからともなく元気が沸いてくる。自分の中に温泉みたいな源泉地がないとしても、A応Pが元気を分けてくれる。そんなイメージ。

 このイントロ部分の歌詞すごない?“夢のサイズが合わなくなったから自分を変えるよ!“なんて歌詞、アイドルでなかなか聞かないような気がする(わたしが無知なだけかもしれないけど)。彼女たちの可愛らしいフラダンスや笑顔と相まってパワーを貰えるのだ。

 楽曲はといえば、フラダンスがダンスの振りになってる分ローテンポな部分もあったりして、わたしの心の奥底に眠っている乙女が目覚める音がした。サビではメンバーが歌詞を掛け合って歌っているところがあり、テンポが良くて思わずるんるんで鼻歌を歌ってしまう。A応Pほんとにかわいい。そして2番の始まりはこんな歌詞。

 

今日の涙は笑顔の種を育ててくれる

きっとハッピー

 A応Pがいればわたしはハッピーです……(頭のてっぺんからハートを飛ばす絵文字)

 

 

 さて、最近のアニソンといえば“早口ソング”が主流になってきていると思う。おそらく「らき☆すた」や「けいおん!」あたりから今もこのブームは続いているんじゃないかとわたしは考える。

 わたしの好きなミュージシャン兼プロデューサー、田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN/THE KEBABS)の作る楽曲もそれなりにテンポが速くて難易度の高いものが数多く存在するのだが、そんな流行りに乗った楽曲……A応Pにもあるんですよね……

 

 

 

 「FREEDOMでムダに無敵!!」という曲である。こちらもアニメのタイアップソング。タイアップ多くて嬉しいな……(にっこり)

 聴いたら分かるんだけどまじで速い。速い、というかまんま早口言葉言うとる……“東京特許許可局”、高校3年間放送部だったわたしでも言うのに割と苦戦するんだよな……ぱぱっと言えちゃうのすごい 努力の塊

 楽曲中ずっとBPMが速いわけではなくて、ピアノで歌声を魅せる部分であったり、サビでは跳ねるようなテンポ感になる。アニソンとしては稀に聴く画期的な楽曲だと思う。ぴょんぴょん跳ねるダンスもとっても可愛い。背景が白だからメンバーの動きが映えてこれもまた良いんだよな…

 

「FREEDOMでムダに無敵!!」の歌詞を見てみると「元気!!!」のパワーが盛りだくさんで、陰キャとしてはとっつきづらい感じがないとは言えない。だが、この1文が刺さることになった。

 

涙ぴちゃりこぼしてるなら 月におやすー
強くならなくていい 逃げていい 避けていい
イヤなこと 【きっく!!】
イヤなやつ 【きっく!!!!】
けっとばして さわいじゃえ!!【れっつごー!!】

 

 そうですよ…嫌なことからは“逃げていい”んですよ…

 先ほど紹介した「nice to NEET you!」のMVでも、メンバーが“現実(リアル)で頑張りすぎてない?”と問いかける場面があるのだが、『無理をしない』『逃げていい』というテーマは“アニメ大好きアイドル”のA応Pだからこそ伝えられるのだと思う。

「FREEDOMでムダに無敵!!」はこの歌詞に加え、どこか懐かしい曲調が惹かれる理由となっている。ただ単なる“アニソン”ではなく、時には現代人が忘れかけている大切なことも教えてくれる。それが“A応P”というアイドルだ。

 

 

 

 A応Pが活動終了するまで、残りはおよそ2か月。本格的にファンになってから半年間、楽しませてくれてありがとう………で終わらせられるわけがない。A応Pが活動に幕を閉じるとしても、わたしはきっと彼女たちの音楽の再生ボタンを押すのだろう。あの日、心を掴まれたというのはそういうことだ。忘れるはずがない。自信を持ってずっと好きだと言える。現メンバーがA応Pの活動終了をもって芸能活動を終了しようが何らかの形で続けようが、わたしはメンバーの意思を尊重したいと思う。

 

 3月25日に開催される活動終了前ラストのライブ、心から楽しみにしています。A応Pのみんな、最後まで輝いていてね。

 

 

🥕UNISON SQUARE GARDEN 「Patrick Vegee」ディスクレビュー

 

 

 わたしが初めて買った彼らのアルバムは、予想以上にとんでもないことになっていた。

 

 UNISON SQUARE GARDENの8枚目のアルバム「Patrick Vegee」の話をしようと思う。やっとです、長らくお待たせしました。

 

 このアルバムだけは自分の言葉で感想を語ろうと決めていたので、発売から数ヶ月経ったけど未だに他の方のディスクレビューはほとんど読んでいません(1人だけ読んだけど)。何と言ったらいいか分からない音楽ばっかり収録されていたイメージなんだけど(褒め言葉)、なんとか手持ちの言葉で表現できるように頑張ります それでは前説はこれくらいにして、以下本文

 

 

 

 

1.Hatch I need

 この曲を初めて聴いた時、BPMの速さとあまりのぶっ飛びように爆笑してしまった。こんな変な反応してたのはわたしくらいだと思うな……冒頭の“I Need Hatch”を8回繰り返されて「?????」と思った後に一周回って大爆笑するってなんだ…?「フィクションフリースクライシス」でも“自意識がクライシス迷子!”と8回繰り返していたけど、そういえばその時も「なんだこのバンド…」と思ったような気がする。田淵智也は言葉を繰り返して印象つけるのがお好き(偏見)

 繰り返すワードが、タイトルである“Hatch I Need”ではなく“I Need Hatch”なのも田淵のお遊びが盛り込まれているというか…“Hatch”の意味をここでは『(計画を)企てる』と捉えると、タイトルの方は『計画に(僕らが)必要とされている』だし、繰り返すワードの方は『(僕らが)計画を必要としている』ということになる。相思相愛じゃん…田淵の言葉遊びはここでも健在なのである。

 就活の影響もあってアルバム(+ユ関連のグッズや雑誌)を1か月とちょっと封印してたオタクなので、これが久しぶりのユの供給だったんですね。いわばガソリンみたいな。そのガソリンがこんな変な曲(何回も言うけど褒めてる)なの…ほんとにもう、感情が「好……」しか出てこない

今年の9月、彼らが9㎜ Parabellum Bulletのトリビュートアルバムで「Vampiregirl」を原曲からアレンジしまくって出来上がった楽曲が8拍子だった時もめちゃくちゃ笑ってしまったのだけど、今回も例に漏れずといった感じ。ユニゾン、毎回驚かせにかかるのやめて わたしがもたなくなる

 

 「Hatch I need」。ユニゾンがベースの音から始まる曲を作るのは珍しめだと思うんだけど、安定して“良い”。

 わたし個人の持論として『ベースがみょんみょんしてるバンドは良いバンド』という見解がある。音楽を詳しく知る前は「ベースって何ぞや」「ベースの音なんてどこで鳴ってるの??」みたいな、音楽の裏方的な存在に全く気づかないような聴き方をしていたのだけど、ユニゾンの音楽に触れて聴き込んでいくうちに段々聴こえるようになってきて。特に彼らの曲で例えるなら「ラディアルナイトチェイサー」かな。それを聴いて「ベースってすげぇ……」と讃えるまでになりました。心変わりしすぎ

バンドでベースを演奏するというのはつまり、裏方でメインの音を支える縁の下の力持ち的な存在。その存在を確認できるような「Hatch I need」は本当に良い曲だと感じた。ユニゾンは音楽にこだわって作っているのが今作のアルバムにも反映してるのがしっかり伝わってくる。

 歌詞の部分で語るとするならば…“存在するからそろそろ気づいて欲しい”。初めて聴いた時、わたしのことを言われてるのかと思った(そんなことは断じて無いと思うけど)。様々な理由で人よりも彼らのライブに行けていないわたしは、常日頃から「ユ、存在してる?」と思っているので、この曲を聴いたときに「うわ……言われてしまったな……」と心の中を見透かされたような気持ちになった(でもこのフレーズがかかっているのは“そう十人いりゃゆうに二十色”の部分だとは思うけど)。つくづくUNISON SQUARE GARDENはファンの気持ちを分かりすぎていると思う。

 このPatrick Vegeeは、彼らが色々なインタビューの場面で「他の楽器を入れず3人だけの音で作ったもの」だと語っていたが、この“存在するからそろそろ気づいてほしい”という1フレーズはPatrick Vegeeの曲としては比較的外向けのフレーズのように思える。9月に彼らが開催した配信ライブ、『fun time HOLIDAY ONLINE』ではコンセプトとして『バンドたちの存在証明』を全面に押し出していたが、その時と似たようなメッセージを彼らは音楽を通して伝えているような気がするのだ。彼らの『存在証明』、しかと受け取った。

UNISON SQUARE GARDENというバンドはここに存在する。どうか見逃さないでくれ」という田淵のメッセージが込められているのだろうか。アルバムの始まりとして最高の作品だと思う。そういえばTwitterで『再生時間の2:18をひっくり返したら81:2、つまり“ハッチアイニー”』というツイートをお見かけして、田淵はそこまでこだわってるのか…と、また彼の凄さを実感した。こだわりを至るところに散りばめすぎなんだよな……

 

 あと、注目すべきは“愛してるだけなら 20000回 やめられないなら50000回”の後半部分。斎藤の歌い方がニヤリと笑う悪魔の囁きのようだった。彼はユニゾンの他にもXIIXというバンドを結成し活動の幅を広げているが、XIIXと全く違う顔なのはもちろん、ユニゾンでは彼の持つカラーを、まるで阿修羅像のようにたくさん見せてくれるのだ。これだけではなく、この曲では一人称が“私”になっているのにも関わらず力強く歌って突然のギャップを誘う。田淵智也の作る音楽が幅広いことも一因としてあるが、斎藤の持つ歌声の力はやはり凄まじい。そんなアルバムのスタートを切ったあとはこの曲。

 

 

 

2.マーメイドスキャンダラス

 1曲目からの勢いで滑り込んでそのままのテンションでこの曲を入れるな田淵智也、オタクが狂う(事後報告)。めちゃくちゃ細かいんだけど、CD音源では出だしの“マーメイド~”の“マ”を、前トラックの「Hatch I need」から繋ぐにあたって“m-a”という感じで分解しているように聴こえる(個人差あると思うけど、サブスクで聴いたときはあまり音を分解しているようには感じなかった)。

 この曲の持つ圧倒的スピード感は、この曲のテーマ、人魚姫のストーリーである『焦り』の感情を見事に表現している。疾走感がアニメのOPにありそう、何かの作品でタイアップできそう…というのが第一印象。

 

 少し話が逸れるのだけど、わたしがよく読んでいた人魚姫のお話は児童向けの可愛らしい文学作品だった。人魚姫が人間の女の子と出逢って海の中を冒険するお話で、海の中の住人たちから忌み嫌われている魔女も実は海の中で暮らす人たちと仲良くなりたいと思っていて。最終的に魔女も招待して海の中でパーティーを開催してハッピーエンド!という結末を迎える、バッドエンドの人魚姫のお話がかなり改変された物語だったなぁ…と、この曲を聴いて思い出しました。懐かしいなぁ…この曲は近年ユニゾンが出した曲の中でもわたしの思い出とリンクした様な気がして、勝手に親近感が湧いています。

 

本当の人魚姫のお話をあらすじ程度に。

――――――――――――

『陸地に住む人間の王子様を好きになってしまった人魚姫。自分も人間になりたいと思った彼女は、鱗の代わりに人間の足が欲しいと、海の門番である魔女に頼み込みます。しかし、魔女は「足の代わりにあんたの大事なもんを貰うよ」と人魚姫に言い渡します。さて、陸地に上がった人魚姫は足を手に入れた代わりに、自らの声を失ってしまっていました。これでは王子様に声を掛けることができません。奇しくも人魚姫が陸地に上がった日は、王子様と婚約者の挙式が行われていました。人魚姫はその光景をただ見ていることしかできません。失恋してしまった人魚姫は泡になって海に消えてしまう……』

――――――――――――

わたしの記憶ではこんなお話です。幼いころに読んでたら軽くトラウマになりかねない切ない話だけど、わたしがこの“本当の人魚姫”の話を知ったのは小学生くらいの頃だったから多分ギリギリセーフ。

 さぁ、田淵智也はこのバッドエンド(と思われるであろう)物語をどう1曲に落とし込んだのか。

 

 

 曲の序盤では“真実は泡になる”と人魚姫らしいワードがあるが、その後の歌詞は本来の人魚姫の物語とは違っている。

古びちゃった伝説をちょっと掘り返すような話

 という序盤の歌詞に表れている通り、人魚姫と並行して物語が進むのではなく、『過去のおとぎ話』として扱われているように思う。だからこの曲は『人魚姫の話』ではなく、『田淵智也がアレンジした人魚姫物語』である。完全に別のお話になってるんですね。これはわたし個人の見解だけど、1番は人魚姫をモチーフにした物語が展開されていて、2番は主人公がその物語を自分と重ね合わせているんじゃないかな…と思ったりしている。

 

忘れられた浅瀬にどうも痕跡があるらしい

 

解ける鍵はどこかにあるが消息はないらしい

 などの歌詞から『人魚姫をスクープする記者の目線』が描かれているように感じた。そしてサビではこのように物語が展開している。

運命なら過去に置いてきたから今になって大事そうに語らないで

人魚姫の心情を表したような一節があるが、「Hatch I Need」から続いているからだろうか、斎藤のあの歌声だからこそ『女性感』が醸し出されてとても良い。また、この『女性感』とはXIIXとは違う引き出しでのものである。斎藤宏介って何人いるんですか?

「マジョリティ・リポート(daring,I love you)」を聴いた時も思ったのだが、斎藤の歌声(特に高音)はあまりにも透き通り過ぎていて、意識せずとも聴き惚れてしまう。この曲に限らずとも思うことだけど、この、斎藤が持つ『惚れてしまう歌声』を計算した上で曲作りをする田淵智也、策士すぎる…

 

 それと、意図的に引っ掛かりを持たせたんじゃないかな、と思った歌詞があった。上記のサビの歌詞のあとの

これ以上は耳鳴りがしそうなんだよ

 という部分である。『嫌』という感情を『耳鳴り』と言葉にすることで、物理的に表現されて伝わりやすくなるのかな、とわたしは考える。前アルバム収録の「Silent Libre Mirage」に“ノイズが邪魔になる”という歌詞があったのを思い出した。あの時の“ノイズ”はもしや“耳鳴り”だったのか……?

 

 

 物語の佳境、楽曲のラストの方では

マーメイドの嘘が嘘である限り 何回でも朝日は昇るから見つけなくちゃ

という歌詞がある。このフレーズからわたしは、人魚姫の『昼間は陸に出てこれない(人間に見つかってはいけない)』という掟と、何か『夜の間に解決しなくちゃいけない謎』があるように感じた。“夜を駆けなくちゃ”というフレーズからも、彼女が急ぐ必要があるように感じるし、考察しがいのある曲だなぁと思う。

 

 

(田淵が作った歌詞を聞いてて思うけど、彼は『日本人が忘れかけている記憶の欠片』を引っ張ってくることを大事にしていると思う。こんな『これ、食べられるのか?』っていうアルバムに人魚姫の曲入ーれよっ!なんて発想、どこから湧いてきたんだろう……)

 

 

 

 

3.スロウカーヴは打てない(that made me crazy)

 つよい。もうだって『強い』しかないじゃんこの曲。3曲目によくぞこの曲を選んだ。

 

 優しい強さ、というか(自分でもなに言ってるか分かんないんだけど)、こう、テンションをどかーん!と上空に舞い上げてくれるような曲だなぁという認識をわたしはしています。このアルバムで何聴くか迷った時はだいたいこの曲かけてるくらい。オールマイティーな曲なので結構重宝してます。ライブ化けしそうだな…

 

 発売前のカウントダウン企画で、YouTubeにて各曲の音源が20秒弱解禁されていたんだけどタイトルは一部隠したままだったんですね。当てられた人いたのかこれ…?(いたら言ってほしい)

822でも披露された「crazy birthday」の伏線を“crazy”の部分で回収したのかと思ったけどあんまり関係なさそう… この曲の根底部分は、Patrick Vegeeの豪華版(1万円ちょっとするやつ)に入ってるスペシャルブックレットで語られてるのであまり記さないでおく。元ネタを探ってみたんだけど、なかなかに彼らが楽曲に凝ってることが分かってにこにこしちゃったな。

 

 

 この曲は初めて聴いた時から、とにかく『遊び』が詰まったユニゾンらしい曲だなぁという印象がある。前奏のパパラパパッパ~っていう音好きです 文字に起こすと変だけど

 

 歌詞に関して。ユニゾンさん、野球の話を曲に入れ込むのが好きなんだよなぁ…「ギャクテンサヨナラ」も野球の曲だし、田淵自身はスポーツの実況を観るのが趣味と言っていたし(機材車ラジオより)。そんな『盛り上がり』を凝縮して1曲にしました!という感じがする。色で表現するならビビットな黄色かな。

 そして、野球が題材になっているとはいえ(スポーツをそんなにしないわたしでも)スッと頭に入ってくるように作られていると思う。

 

「直球です」とか言うからフルスイングしたんだけど

意図も容易くすり抜ける

それ超ウケるって笑いながら 地下室迷路を辿ろうか

 

ニゾンが“超ウケる”っていう歌詞を入れてくる日がやってくるなんて思わなかったな…わたしより女子高生っぽいやん…?(確か「Micro Paradiso!」でも“ウケるんです”というフレーズがあった気がするけど…)

とっ散らかってるように見えて全体的には意外とまとまりのある歌詞は、聴いていて気分が跳ね上がるし元気になれる。

 

 特に気になったのは、

恋に短し愛に長しって 君の覚悟を聞いてんの

 という歌詞。考えさせられるな…と聴く度に思っている。初めて聴いた時は、日本語の曲なのに「???」となってしまった。恋に対しては短くて愛に対しては長いものってなんだろう……“盲目”…?

あと、“テイクミーアウト”とか“救世主”とか、今までのシングル曲の歌詞で使われていたワードも散りばめられているのもこの曲の特徴かな。気づいた時ににこりと笑ってしまった。こういう繋がりを探すのも楽しい。

 

凸凹溝を埋めています

つまりレイテンシーを埋めています

 

 

 

4.Catch up,letency

 2019年に、彼らが大阪・舞洲で結成15周年記念ライブを開催した時点での最新曲。アルバムに入れてくれてありがとう……このアルバムを初めて聴いた時に感想をメモしてたんだけど、Catch upの欄には「う”ぁ~~~!!!天才!!!!!」って書いてた 語彙どうしたの?

 

しつこいくらい何回も言うんだけど、この曲はライブで好きになった曲だから思い入れが強いんですよね……改めて聴くとやっぱり良い曲。

アニメ「風が強く吹いている」のOPとしてアニメのタイアップであるこの曲は、まさに“走っている風景”と“風が吹いている疾走感”を併せ持っていると思う。あとは、今年(2020年)の8/22に開催された彼らの第2回目の配信ライブ、「LIVE(in the)HOUSE 2」でもこの曲が披露されていたことが強く印象に残っている。舞洲、LitH2両方とも照明の色がわたしの思っていたまんまだったのでとても感動した。そしてこの曲はライブ化け…というか前述した通り『ライブでハマらせるのに最適な曲』だと思うので、これからもその役割を存分に発揮してほしい。

 

 

 

 

 

5.摂食ビジランテ

 ユニゾンがこういう曲を発表するのって(個人的に)久しぶりな気がする。

 「パンデミックサドンデス」「シューゲイザースピーカー」「カウンターアイデンティティ」「さよなら第九惑星」…この辺りの系統の曲はユニゾンの楽曲の中でも暗めで影を落としているイメージがあって、気分が暗めの時に寄り添ってほしいな~と再生ボタンを押すんだけど、この「摂食ビジランテ」もわたし自身が追い込まれてしまった時に聴くことになるかもしれない(何回も聴くうちに溶け込んできたような気もするけど、やはり日なたではなく日陰の曲だと感じる)。彼らが発売した前回のアルバム、MMMの時は全体的にポップ色が強く、明るい曲が多かったイメージがあったから影を落とすような曲がパッと見では見当たらなかった(強いて言うなら「fake town baby」だろうか…でもシングルとして既存曲だったからカウントしていいものか…?と思ったりしている)。その点、Patrick Vegeeはこういう色も見せてくれるんだ…と驚き、納得してしまった。

 

 前トラックの「Catch up,letency」が音をジャーンと切って(音を落として)終わってるから、切り換えてこの曲へと繋がるのが全然違和感なくてすげ~…って思ったな…このままの順番でセトリ組めそう。ライブでやるならCatch upのあとに休憩挟みそうだな……と勝手に妄想したりしています。あと、イントロ部分の、遠くから鳴らしてる不思議な感じの音が個人的にめちゃ好き。「あ~…摂食ビジランテが始まるなぁ…」って思う。どうやって鳴らしてるのか気になるところ

 

めんどくせえよ、忌々しい

白状です ちっとも食べられない

万人が煽るユートピアに期待なんかしてないから 今日は残します

 サビでここまで強いワードを入れられるのは、やはりUNISON SQUARE GARDENだからできることではないだろうか。“食べられない”とか“残します”というフレーズはやはりこのアルバムらしさを感じるし、斎藤宏介のあのボーカルの声があるからこそキツくなりすぎず、良い塩梅の加減が出来るんだと思う。

「オトノバ中間試験」でも、“死んじゃったらもったいない”というフレーズがあるけれど、これは少し攻撃性のある田淵の声で歌うんじゃなく、斎藤の透き通ったガラスのような声で歌うからこそ良さが出るんだと思う。これは憶測でしかないけど、田淵が歌うとバチバチになりすぎるんだよな…

  また、“常套の句”というフレーズでは“常套句”という言葉に、わざと“の”を挟むことによって田淵が得意としている『良い違和感』を出している。この曲の他には、「オリオンをなぞる」に“お宝の探し”とある(オリオン以外にもあった気がするけど忘れちゃった)。

 

 ところで“ビジランテ”の意味が分からなくて調べたんだけど『警備員』とか『見張り番』って出てきて余計に意味が分からなくなったな…この曲の真意はぼやかして分からない方がいいのかもね。

 

 

 

6.夏影テールライト

 夏影ヤクザになりそう。いや、まじで。

 

 

 個人的に1番好きなUNISON SQUARE GARDENの楽曲は「ノンフィクションコンパス」なんだけど、その王座を後ろからダッシュでやってきて代わりそうな勢いでドカドカ殴りにきてるんですね。このPatrick Vegeeを代表する曲は何ですか?と聞かれた時に、必ず「世界はファンシー」かこの曲を挙げると思う。リード曲としてMVが撮影されている、という理由だけではなくてなんかもう全体的に力が強いんだよな…これ1曲でアルバム1枚分の威力はあるんじゃないか。それは言い過ぎだとしてもわたし自身はひれ伏すしかなくなるから、力関係はわたしよりこの曲の方が確実に上です。

田淵智也さんへ、良い曲を呼吸するかのように量産するのをやめてくれぃ……(褒) わたしの人生のヒロインはノンフィクションコンパスちゃんなのよ……

(あと関係ないけどノンフィクションコンパスちゃんはもう少し演奏の機会に恵まれてもいいと思うからセトリに入れてあげてね でも来年じゃなくて再来年くらいでいいよ)

 

 この曲は初めて聴いた時に、だいぶ荒ぶってしまった。まるで1本の映画を観たかのような感動。綺麗な情景に3人が溶け込んでいることが嬉しかったな。そして、こんなに甘酸っぱい恋愛ソングがあってたまるか…!絶対にこれは人気曲になるだろうな……という予感はしていました(今書いても説得力はあんまりないけど)。「8月、昼中の流れ星と飛行機雲」とか「夕凪、アンサンブル」みたいな雰囲気があるなぁ、と個人的に思っています。暖かみと切なさを共存させたような曲。

 

特に、サビ部分のコーラスがめちゃくちゃに良い。機材車ラジオで田淵が「3人以外の他の楽器がない分、コーラスの譜面がすごいことになってる」って発言してたんだけど、この曲はまさにそうなんですよね。コーラスが楽器の一部として使われているのがとても画期的だと感じたな。『声が楽器になる』ってよく音楽の授業で言われたけど、ここでやっと腑に落ちたといいますか(ただ、何をコーラスしてるのかは全然聞き取れないから今度のライブで聴けるのが楽しみ。ユの聞き取りに挑戦する)。

楽器面では、貴雄さんの叩くドラムの音の抜き方がめちゃくちゃ良くて、聴きながら惚れ惚れしてしまうほど。こう…なんと表現したらいいのか分からないんだけど、すっ…と音が離れていく感じがする。ナチュラルに音が消えていくから聴き心地がすごく良い。ドラムの音に住みたいくらい好き。

 

 

 あと、田淵智也、「恋」「愛」「好き」「愛してる」以外の単語で回りくどく恋愛を表現するのが上手すぎるんですよ…(なんかこの記事、田淵ばっかり褒めてるような気がするけど斎藤と貴雄さんも十分凄いんです…!田淵贔屓でごめんね…)

 

 いちいち全部「ここが!良い!!」って全力で突っ込みたいくらい良い詞しかないんだけど、例えばこの一節。

 

君が好きなこと先回りして 吸い込んで

どうか 光

君が嫌なこと 推測をして 押し込んで

どうか 光

 

 主人公が、好きな子(この曲では“君”)のことについて一生懸命考えている場面。ここでのキュンポイントは、『“君”の好きなことは先回りして分かっているのに、“君”の嫌なことは推測するしかない』というところだと思う。“君”のことを全ては分かっていない主人公…愛おしすぎる。見守りたい。

 

その次に続くフレーズがこちら。

 

映し出せ その影を恋と呼ぶように

 

散々回りくどく恋愛を表現しておいて着地したのが“その影は恋かもね”(意訳)って…なに…!!少女漫画か……?と思っちゃったもんな(田淵自身、少女漫画を読むらしいからその影響もあるだろうけど)。やり場のないこの気持ちをどうしたらいいんですか田淵智也さんよ??学校帰りに聴いて悶えたからどうにかしてほしい 乙女心を分かりすぎてる

 

 

 夏影テールライトは一応夏の曲ではあるんだけど、夏ソングでありがちな“灼熱の太陽”などの暑いイメージがついてきていないから冬でも聴きやすい。楽曲内に出てくる“花火”は冬でも打ち上げるところはあるもんね。

そういう意味でも人気曲になりやすいのかなー、なんて思っています。名を知られてほしいけど有名になりすぎないでほしい、自分の中で大切にしたい曲。

 

幻に消えたなら

ジョークってことにしといて。

 

 

 

 

 

7.Phantom Joke

このアルバム曲順については「だよね!!!」しか言えないので割愛。

 1年前に、シングルとしてこの曲のCDを買いまして…ユニゾンで初めて買ったCDがこのシングルなので、やっぱりそれなりの思い入れはあります(わたしの人生全体としてPhantom Jokeを“初めて買ったCD”と言ってもいいんだけど、実はユニゾンにハマる前に声優・東山奈央ちゃんのCDを買ってしまっているんですね…まぁ邦楽としては初めて買ったCDではあります)。

自分の話をしすぎたので楽曲関連の話を少し。

この曲はFateのアニメタイアップでもあるので、初めて聴いたのはアニメのEDとしてだった。10回以上聴いたのに全然覚えられなくて、当時はめちゃくちゃに驚いたな…

速い・歌詞分からん・なんかドラム何してるかわからん…こんなに情報量の多いアニソンある???って思ってました。今は慣れたのでギリ歌えるレベルだけどほんとにギリ…一緒にカラオケ行った友達から「はやっ」って言われました

 本来のユニゾンの曲では、ラスサビ後は“I’ll never catch bad fake”なのだが、アニメ主題歌版では“I’ll never catch bad fate”と少し言葉を変えて楽曲を締めるという、アニメファンに対する敬意をも表していて大変良かった。余談なんだけど、この曲がタイアップだった影響でfateファンの友達がこの曲とユニゾンのことを覚えてくれて、イヤホンで音楽を聴きながら下校しているわたしに会う度に「ユニゾン聴いてんの~?」とにこにこ笑顔で聞いてくるようになったのは良い思い出です。

 

 

 

 

8.世界はファンシー

斎藤宏介の「HAPPY✌️😎✌️」で世界救える

 

 

確か8/22の配信ライブ後にこの曲のMVが解禁されたんだっけ。ライブの後に情報量が多すぎてあわあわしちゃったな……

 

 

って発言してたけど、このあとに書く「101回目のプロローグ」の方がやばいからな??と思ったりしました まぁファンシーも突出して「やばい」曲ではあるけど……

 

 以前、機材車ラジオでこのアルバムのリード曲のMVの話をしていた時に、斎藤(たぶん)が「MVで田淵はラップに巻かれてるし貴雄はバケツかぶってる」みたいな発言をしてたんだけど、割と信じてなかったんですよね……なのに蓋を開けてみると本当じゃん、といった感じでひっくり返っちゃったな…(ちなみに「バケツかぶってる」発言は「水かぶってんのかな」って解釈してたから、まさか物理的にバケツかぶってると思わなくて別の意味でびっくりしたけれど……)

 

 “2次関数”とか“歴代将軍”とか、現在高校生であるわたしがなんとなく共感するようなワードのあとには、“ロックンロールの方がごつごつしておいしそうだな”なんですよね……なんだなんだ、ミルフィーユにミルフィーユを重ねたようなノリで言葉を組み合わせられると脳がショートしそうになるんだわ……(褒)

 斎藤の“HAPPY”で世界救える…というのは言い過ぎかもしれないけど、わたしがこの曲のMVを初めて観た時、斎藤の“HAPPY”の場面で固まってしまったから存在は大きいと思うな……普段大人しいギターボーカルが急に“HAPPY”とか言い出したらびっくりするじゃん……また田淵がやったなと思いましたねほんとに……

「オトノバ中間試験」では“斎藤に任せといて”、「蒙昧termination」では“ギター!”、“あのね歌詞書いたの僕じゃないんで田淵に言っといて”と田淵が斎藤を振り回すような歌詞(個人比)を書いていたが、それに通じるものがあるように思う。MVを観たらこの曲の世界観が全てわかるわけではないし考察も必要だが、独特の世界観で全く止まることなくどんどん進行していくから曲として聴き心地が良い。気分を上がっている時にも、気分があんまり上がらない日にも聴ける、日によって温度が変わる曲だとわたしは思っています。そのまま突き進んでほしい。

 

 

 

 

 

9.弥生町ロンリープラネット

正式名称は「やよいちょう」ですね、覚えました

 

 田淵自身の好きなマンガからインスピレーションを受けて制作したというこの曲は、「夏影テールライト」とはまた別の『恋の切なさ・甘酸っぱさ』を醸し出していると思う。この曲ではどちらかというと切なさが強いのかも

 

 この曲モデルとなったのは、やまもり三香さんの「椿町ロンリープラネット」という少女マンガ。モデルになったのなら……と思い、4か月という比較的短期間で全巻コンプリートしてしまったのだけど、実際にモデルとなったものを読むと曲の解釈が広がるようで良かったと思う(田淵が読んでるからっていう理由だけでぽいぽい買ったのでオタクちょろいな……)

あんまり歌詞について深読みするとマンガのネタバレになってしまうので、ふんわりとだけ感想を書くことにする。

 

僕らは孤独な惑星だから お互いにきっとそうだから

あんまり近づきすぎたら

どうしたって惹かれ合ってしまう

 曲の始まりのこの部分で、既に物語を端的に表現されていることに感動した。マンガ読まずに聴くのと、読んでから聴くのはやっぱり違うなぁと感じた部分でもある。そのあと、曲が進むにつれてこんなフレーズも出てくる。

 

小さな宇宙で漂ってたはずの心

今はもう思い出せそうにないな

 物語の始まりよりも、ふたりの距離が縮まったのが分かる。歌詞をよく考えてみるとキュンキュンして心臓がやられてしまったな…

 

 音の話を少し。サビ前のビーーーンって響く音は音楽用語でヘッドビーンって言うらしいんだけど、そのヘッドビーンを境目にして違う心情を表しているのではないかとわたしは考える。ヘッドビーンが鳴るサビ前までは俯瞰で主人公(女の子)を見た心情、サビに入ってからは主人公の本当の心情を描いているように感じた。

 

また、この部分の楽器の掛け合いが本当に良い。

僕らは孤独な惑星だから お互いにきっとそうだから

理由はうまく言えない方が たいせつの理由になれそうだ

 このフレーズの背景ではギターとベースの掛け合いが聴こえるのだが、その音が物語の主軸となる2人の関係性を表しているようだった。音にまでこだわりを入れてくるのはずるいと思うんですよ……

 そして、物語はこのように未来へと続く。

 

そして僕らの春が来る

 

 

 

10.春が来てぼくら

 前曲からの繋がりを意識した構成、めちゃ良い……

シングル単体で聴くと「3月のライオン」の曲!というイメージが強かったのだが、このアルバムで改めて聴くと「UNISON SQUARE GARDEN」の曲だと感じた。個人的に卒業式で聴きたい曲No.1。この曲を聴けただけで悔いなく卒業できそう。

  彼らが至るところで「春が来てぼくら問題」と言っていたように、この「Patrick Vegee」唯一、3人以外の音(同期音)が収録されている楽曲である。しかし、そのハンデを以てしても、さすがユニゾンと言わないばかりの溶け込み方をしていると思う。アルバム曲として聴いても、全く違和感がないのだ。アルバム自体にストーリーがあるように、この曲が良い転換点となってこの後の「Simple Simple Anecdote」へと続いている。

 

 

 

11.Simple Simple Anecdote

 

僕の言葉が死んだとき アスファルトは気がつきやしないだろう

 急に過激な言葉来たな…!?というのが第一印象でした。ただこのあとの曲の進行的に見ると割と明るめの曲調だから、明るさを目立たせるためにこういう言葉を入れたのかな、なんて思ったりしています。

 

 この曲は短いながらも、彼らが今伝えたいことが詰まっていると感じる。

 全部が全部、余すところなく歌詞から勇気を貰える1曲なのだが、特にこのフレーズには彼らのスタンスが目一杯詰まっている。

誰にもわかんないことを解き明かしても

誰にもわかんないまんまでいいのかも

 

 個人個人の解釈はあるとは思うが、わたしは彼らが『自分だけが気づいたことがあったとしても、それは広めなくてもいいんじゃない?』というメッセージをくれたように感じた。ライブで披露することは少ないと思うけれど、大切にしたい曲のひとつになった。

 次への舵を切るフレーズでこの曲は締められるところがまた良い。大事な場面で聞きたいな。

 

僕の言葉がまた生まれる

 

 

 

 

12.101回目のプロローグ

  アルバム最後の曲なのに、“プロローグ”と名を冠した曲を持ってくるところにユニゾンらしさを感じた。多くは語らない方がこの曲にとっては良いと思うから、ただわたしの語りだけを書こうと思う。

 

 

ごめん 全然聞いてなかった 大好きなメロディーがありすぎて

  この始まり方は彼らにしか似合わないと感じた。メジャーデビューシングルの「センチメンタルピリオド」で“高性能のヘッドフォンなんで世界の音も聞こえません”と意思表明をしてから数年経った今も、彼らの持つ想いは当時と変わっていないのだと思うことができた。

 

君だけでいい 君だけでいいや こんな日を分かち合えるのは

 この曲はこのアルバムの中でも、特に感情を揺さぶってきた。

 わたし自身、2013年に発売された「CIDER ROAD」というアルバムが彼らの作品の中で最もと言っていいほど好きなのだが、その「CIDER ROAD」を引っ提げて開催されていたツアーの映像も10数回と観ている。その映像の中で斎藤がMCで放った一言を、わたしはいかなる時も忘れることができない。 彼は、「ユニゾンのライブは決まりごととか一切ないから、周りを気にせずどうか自由に楽しんでほしい」「僕らとあなたの1対1」ということをライブの序盤に観客に伝えると、そのあとはほとんどMCもなく演奏し続けた。この「101回目のプロローグ」を聴いて、彼らがその景色を、スタンスを、今も当時のまま保っていることに心を動かされ、そして安心した。

 

彼らは活動を始めた当初から、熱い想いは変わらないのだ。どこにも流されず、自分たちのスタイルを貫いている姿は、純粋でかっこいい。

今年は異例続きの1年だったけど、UNISON SQUARE GARDENの配信ライブや映像を通して彼らの姿をたくさん観ることができて幸せだったし、この「Patrick Vegee」というアルバムはわたしにとって今年最高の1枚だ。ふとした時にページをめくりたくなる本のように、アルバム1枚を丸々再生したくなる。心から「手に入れて良かった」と思えた。

 

UNISON SQUARE GARDENは、どんな世の中になったとしても揺るがない。わたしはこのバンドに一生ついていくんだなぁ…と、このアルバムを聴いている時にふわりと感じた。

いつか、会いたいな。きっと会える時が来ると信じてます。

 

1年間、楽しませてくれてありがとう。来年もよろしくね。

 

 

 

ヒトリエ 配信ライブ 「HITORI-ESCAPE」感想&レポ

HITORI-ESCAPE(ヒトリエ生配信ライブ 2020 12,7)


 ※ヒトリエ初心者が書いています。曲によって感想偏りすぎなのと順番ごちゃごちゃ(アーカイブ視聴前に書いてる)

 

 ヒトリエのことを愛しているフォロワーと出逢わなければヒトリエというバンドを知らなかったから、 このライブを観ることがなかったんだなって思った。後々ヒトリエのことを知ったとしても、今回のライブは見逃していたと思う。偶然ってすごい。
 

 wowakaさん。彼がいなくなってもわたしたちやヒトリエメンバーの心の中では生 き続けてる。そんな風に感じたライブだった。3人での再スタート後、 初の新曲をライブの途中ではなく今回のライブのセトリのラストに披露していて(後述します)、 「ヒトリエはまたここから進んでいく」という意志が伝わってきた。画面越しのライブなのに、ヒトリエからの衝撃を受け止めきれなくて身体が速い鼓動を刻んでる。こんな感覚は初めてだな…
 

 初手ボラリスずるい。 あんなん泣くに決まってるやん…分かリやすいようにユで例えると、わたしの大好きで堪らないノンフィクションコンパスちゃんが初手でアカペラ、という感じですよ泣くってば
 

 ポラリスは就活試験前日に聴いて泣きそうになっていました(この時はまだ泣いて なかったんだけど今回のライブではぼろっぼろだった)。就活してる時、ツイッター止めてたからもやもやを吐き出せる場所がなくて、自分が頑張っているのと引き換えにしんどくなる面もあって。その時にポラリスを聴いて「あなたはとても強い人」なんて言われてめちゃくちゃ救われた。何回も何回も聴いた曲だから、シノダさんが歌っているところに wowakaさんの歌声が脳内で反芻して。 その上個人的に救われた曲だから想いがこみ上げてきてしまったな…ヒトリエにとっても“意味のある曲”として扱われていることに感動と嬉しさがいっぺんにやってきた。涙腺やられるしかない 

 そこからのセンスレス・ワンダー。この曲は初めてMVを観たときからwowakaさんがすごく狂暴的で「これぞヒトリエ」というイメージがある。ポラリスのあとにこの曲を入れてくるのが原点回帰というか、ヒトリエらしいな……と。ヒトリエは10月に有料配信ライブをしてたけど、わたしは今回初めて3人体制のヒトリエを観た。初手のポラリスもそうだけど、センスレス・ワンダーでも少しの心配なんてすぐ吹き飛ばされてしまった。シノダさんの狂暴さも好きです、そのまま突き進んでいってほしい……

 

 どっかのMCでシノダさんが「お前ら人前出たじゃん、俺まだ出てないんだよ。1月のツアーから……(シノダさん数える)、人前出てないな、なんだこの年。12月のカウントダウンジャパンが久しぶりの人前だよ」とか、「ゆーまおくん一昨日、昨日とライブだったじゃん!」と喋っていらっしゃってMCのあるライブも楽しいなって思いました。いつも観てるバンドがMC少なめなので……(そしてゆーまおさんお疲れ様です、わたしの推し声優さんと共演してくださってありがとうございました…!個人的に嬉しかったです)

 シノダさんが汗の話しかしないのって本当なんだなって思った。彼自身の汗もなかなかだったけど、「ゆーまおくん汗すごくない?」って彼が言ってカメラにゆーまおさんが映った時にドラムの大変さが分かった気がしたな…あとシノダさん、ペットボトルの水2本目突入しててひえ~~~…となった…わたしが言うのも厚かましいけど、頑張ってるのが凄く伝わってきたな…

 

 Namid[A]me、曲自体は多分サブスクで聴いた気がする。ただ今回ライブで聴いた時に曲名は思い出せなかったな…雰囲気だけで察するに“雨の曲”…というか、曲の読みが『なみだあめ』なの今回のライブの翌日昼に知った(遅) 照明が水色で綺麗だったな…

 

 伽藍如何前零番地!!曲名出てこんかったんやけどイントロで聴いたことあるな、と思いました。田淵がユのラジオで今年の1月くらいに流しててそこから気になってた 今回ライブでは初めてこの曲を聴いたんだけどなかなかに不思議な曲だなぁと…(すいませんアーカイブ観ます)

 

 SLEEPWALKでシノダさんがめちゃ動くの好きだった ハンドボーカルとはいえあんなに動けるもんなの…?音楽に乗っててるんるんしてて、こちらまで楽しさが伝わってきた。3人が向かい合うの好き。ていうかどのバンドでも、メンバーが向かい合ってジャーンって音鳴らすのが好きなのでもっと見せてほしい。バンドは内輪で盛り上がってるだけでいいのよ…

 

  Lovelessの話をしても?

 ヒトリエの曲を聴いていると「愛」や「恋」について考えさせられることが多くあって。今回のライブのセトリで言うならトーキーダンス、アンノウン・マザーグース、青……このLovelessもそのうちの1つだと思う。Lovelessさん、わたしのヒトリエ推し曲の1つでもあるから今回披露してくれて嬉しかった…曲入り前のMCも良かったな…シノダさんがよく動いてらっしゃって楽しそうだった。曲最後の方はギターも加えていてひぇ~~~となりました。ところでこの曲ならではの拍手の音はどうやって出しているんですか?ドラムの設定かなんかいじってるのかな

 

 すまん!!劇場街の記憶がほぼない(アーカイブしっかり観ます)

 

 トーキーダンスで優勝した(わたしが)

 シノダさんが「みんな今どこにいるの?」「トーキーダンスで踊りませんか!!」って言った瞬間にガッツポーズした。トーキーダンスはわたしの推し曲なんです、最高だった(涙をポラリスに全振りしたためここでは心で泣いてた)

 ヒトリエさん(主にシノダさん)が曲前に煽り入れるの「踊るマネキン・唄う阿呆」だけだと勝手に思ってたから(めっちゃ偏見)、トーキーダンスって言われた時はテンションぶち上がっちゃた

 

 アンノウン・マザーグース…シノダさんが「2020年、wowakaより愛を込めて!!!」って叫んだ瞬間にわたしの心のダム崩壊 好きすぎて曲名は出てこなかった

この曲、最近流行りのリズムゲーム、プロジェクトセカイに追加されたばっかりだから披露したのか…だからヒトリエメンバーはあんなに何回も『ライブ観て』って言ってたのか…と一人で納得してました めっちゃ良かったな…

 

 シノダさんが「来年ヒトリエはメジャーデビュー7周年を迎えます。そんなこれからのヒトリエを象徴するような曲」と言って披露されたカラノワレモノ…わたし個人としては知ってる曲来た~嬉しい…(にこにこ)という感情だったんだけど、ライブ終わってTwitter見たら、フォロワーが『これからのヒトリエをカラノワレモノの詰めていくんだね』って呟いていらっしゃってヴァァとなった セトリがずるい…

 

 青はだめです あのさ~~~ほんまにずるい(何回言うんですか?)

 ヒトリエが4人体制で最後に出したシングルが確かHOWLSだったと思うんだけど、そのシングルに収録されてた青……また泣きそうになっちゃったじゃん…曲自体のタイトルは青なのに、照明は赤だったの演出凝ってるな…と思いました… メンバーが向かい合ってたの印象に残ってる

 

 シノダさんがゆーまおさんに時刻を聞いて「もう8時37分?」って言っててまじか、と思いました。時間経つの早すぎない?

 「最後に、新曲curved edgeを。ありがとうございました、ヒトリエでした!」ラストに持ってくるの…はぁ…(感嘆のため息) 配信された日(このライブの日)の朝に1回聴いてはいた、いたけど、ライブでの完成度高すぎてびっくりしたな…3人でここまでできるの凄すぎないか…この曲を初めて聴いた時にライブで演奏する3人を脳内で思い浮かべたんだけど、まんまその通りすぎた 本当に凄い たくさん聴きます

 

 ライブ全体通して。ライブタイトルにある『ESCAPE』というのが『抜け出す/脱出する』という意味なんですね。蝶が羽化するような…『1人を抜け出す』という意味に気づいて、まるで希望の光が灯ったよう感じました。

 ヒトリエはメンバー同士、良いライバル感があるなぁ…と今回のライブを観て感じました。メンバー同士で対抗、切磋琢磨してあの素晴らしく心に突き刺さる音楽が出来ていくのが素晴らしいと思う。どうかこれからも良い関係で音楽を作っていってほしい

 

 ヒトリエを続けるという選択をしてくれたことに心から感謝したい。本当にありがとう。いつかライブに行かせてほしい 会場に直接足を運びたい 会いたい

 今回のライブで、ヒトリエが自分にとって特別なバンドになったし、これからも特別なバンドで居続けてくれると確信しました。ヒトリエさん、ずっと応援しています

 

 

919 UNISON SQUARE GARDEN 『fun time HOLIDAY ONLINE』 レポ

 毎回恒例(?)の箇条書き書き殴りレポです。アーカイブ出てないから記憶違いがあるかもしれないし、バンドによって詳しさの違いがあるからめっちゃ贔屓目で書いてしまうと思うんだけど、ゆるゆるな気持ちで読んでもらえると嬉しいです。というわけでスタート。

 

  • トップバッター、スカパラさん
  • いやモントゥーノのインスト始まりは聞いてないって!!!!!!!叫んだ
  • 谷中さん、演奏してるときは大人の色気~って感じなのに喋るとめちゃ優しい音楽おじさん…
  • Dr.茂木さん、919前日に貴雄さんへのLINEで「明日楽しみにしてるね」と言ったら「惚れてまうやろ」と返される
  • 「そんな貴雄とみなさんに捧げる2003年の大ヒットナンバー、『銀河と迷路』!!」
  • 茂木さんかっこいい…
  • No Borderで「うわぁぁスカパラだ…!!」って思った ほんとすごいっすよユニゾンスカパラを呼んだ事実…
  • ラスサビあたりで前面に並んでる方々がいっぺんにカメラに写ってて「すげぇぇぇ…」って思った オールスター感…!!!
  • key.の方、笑顔がとっても素敵…カメラに抜かれた時に必ずニコォってしててファンになっちゃいそうだった あと口笛綺麗
  • 谷中さん「ボーカル、斎藤宏介!!」 わたし「え”””っっっ(クソデカボイス)」
  • モントゥーノやるんかよ!!!インストで流れたからやらんと思ってた!!!心の準備できてないわ!!!(キレ)
  • 2017年の曲らしいんだけど、当時ラジオでよく流れてて「こんな色気のある曲ラジオで流してええんか…?」って思ってたし、スカパラと斎藤宏介の存在を知った曲だから思い入れが強すぎる
  • 斎藤「いつか海に(イントロを歌い始める)」 わたし「(死)」
  • 色気で常にしんでた なんですかあれは
  • ギター全然弾かんじゃん…って思ってた(ごめん)
  • 3年前より色気増し増しじゃん…しんだ
  • わたし「どこからこんな色気拾ってきたんですか…」
  • 2番前の「へい!」、今回はマイク遠ざけてた、良い顔してた
  • 「どうせいつも悩むのならば~」死
  • 「燃やせ~!」死
  • スーツ+赤色ギター、「紅一点」みたいな意味なんかな…
  • これまだ1組目
  • 管楽器+軽音楽の融合がばっちりだった さすが世界的グループ…
  • スカパラさん、曲によって主役の楽器が変わっていくから全然飽きずに楽しめて、曲知らないけど途中で飽きないかな…大丈夫かな…という不安が吹き飛ばされた むしろもっと聴きたいと思ってしまった
  • この盛り上がりからのフレデリック
  • オドループで踊るわたし
  • サビの「とってもとっても」のキーボード音がすっきです 聴けて嬉しかったな…
  • これぞ躍らすバンド、フレデリック
  • 康司さんの髪型かっこいい…(事前配信でファンになった)
  • こっからのシンセンスは良なんだが???
  • イントロ「これ聴いたことある!!好きなやつ!!!」 サビ「あー!!シンセンスだわ!!!!!!」
  • ギターが好きすぎるんだってば
  • コーラスがめっちゃ綺麗
  • ギターリフがね、良い音なんだよな……
  • 「終止符を!」
  • 逃避行、優勝
  • なんでこうもすきな曲しかないんですか?
  • もういいです、もう充分です TOGENKYO推し曲やけどやらなくていいですって唱えてた
  • 「ふたつの目が覗いた」のとこで、健司さんが目隠すのどちゃくそ良かった
  • こんなん…ばっくれたいのさ、なんて言われたらついていくしかないって…
  • 原曲よりライブの方が歌声低めな健司さん、めちゃかっこよかった なにあれ
  • 草食系だと思ってたらばりばり肉食系だったもんな…目がライオン…
  • 3曲目?は存じなかったのだけど、落ち着きがあってよかったな…フレデリック、あんな曲もできるんか…
  • フレデリックで遊んでください!」
  • 新曲!!!
  • Wake Me Up、この単語だけで遊べるのすごい
  • 最強だな…新しい音楽だ
  • 実は「今回やるかもな~」と思ってこの曲のMV観ずにライブに挑んでました 結果撃ち抜かれる
  • 健司さん「遊びきったので帰宅しまーす」 わたし「いやこれ帰宅しない曲…」
  • KITAKU BEATS!またしても好きな曲
  • 康司さんのサビのコーラス、音を上からとってて ヒィィィィってなった あんなん惚れる
  • 2番終わりの康司さんコーラス、初めてはっきり聞き取れた 嬉しい
  • 天才だったな…これに尽きる
  • ライブならではの曲の終わり方、曲の繋ぎ方をいっぱい観れて楽しかった…もっと観たかった!
  • ラジオコーナー①
  • おちけんさん、フライングしてしまう
  • メンバー/斎藤、田淵、貴雄さん、落合健太郎(おちけん)さん
  • 1人につき2つしょくぱんくんクッション
  • 自己紹介の前にしょくぱんくんクッションの話しだす貴雄さん
  • 貴雄さん「綿の量にこだわってね…丁度いい感じになるように何回も試行錯誤して…」(もういいから、と止められる)
  • 各バンドとの関係性の話
  • 貴雄さん「茂木さんにあんなこと言われたらそうするしかなくないですか~??今夜どうやって指輪の大きさ図ろうか考えてます(笑)」 田淵「お菓子に付いてる針金のやつで測ればいいんじゃない?」 貴雄さん「それいいね(笑)」
  • 斎藤「スカパラの時にいたのはイタリア国籍のサイトゥーノって人で~、親戚なんだけどね。その人が言うにはスカパラの時に向かいにいたフレデリックが音楽にノって踊ってて、楽しそうだったんだって!」 田淵「設定が飲み込めてないんだけど(笑)」
  • 斎藤「BIGMAMAは飛ばしていいんで~(笑)」
  • 貴雄さん「ここだけの話、BIGMAMAの真緒さんは最近、糖質制限してるんだって」 斎藤「どうりで!!真緒ちゃん綺麗になったと思った~」 貴雄さん「おすすめのパンとか教えたりしてて~」 本人に怒られるぞ???
  • ニゾンアー写 田淵「にんじん美味しそう」「皮むくのめんどうなんだよね~」
  • 貴雄さん、にんじんの豆知識を披露(きっとリングフィットで得た知識)
  • 斎藤「チャーハンって卵先なの?ごはん先なの?」
  • おちけんさん「ここで頂いたメールを…メールの紙がない」 田淵「にんじんがね~」(延々話してたけど紙来たタイミングで貴雄さんに止められる)
  • おちけんさん「え~兵庫県のおでんでんでんさん」 3人「おでん!(笑)」
  • おちけんさん「〇〇市 18才」 わたし「ま”…??」
  • おちけんさん「ゆうなさん」 わたし「ぎゃーーーーー!!!」
  • おちけんさん「『ユニゾンに馴染みのあるバンドさんばかりが集まる今日のライブがどのように進行していくのかがとっても楽しみです!お家の中で騒いで楽しみたいと思います』」 3人「うんうん(頷く)」 わたし(死)
  • まじで夢かと思った
  • おちけんさんがわたしのメッセージを読んでくれて、3人が数秒でも話を聞いてくれたことが嬉しかったな…3人にわたしの世界は救われた(愛、重)
  • (ライブ会場の方にもラジオの音源聞こえてると後から知って、もしかしたら金井王子(BIGMAMAのギタボ)にも聞こえてたんか…と思ったらWの意味でしんだ)
  • これから何か嫌なことがあっても乗り越えていこうと思いました…就活頑張る…本当にありがとうございました (ラジオコーナーはアーカイブでカットされそうなので長々と書かせて貰いました…!)
  • 続いてはパスピエさん!
  • 1曲目は予習が当たった!嬉しい 「つくり囃子」は好きな曲
  • なつきさんかわいい~~~(にこにこ)
  • パスピエ、去年のトリビュートの時は知らなさ過ぎて新人の歌い手さんかと思ってました…大変申し訳ない バンドだと知ったのは今年になってからです
  • 23時の春雷少女を手掛けた成田さん(key.)かぁ…すげぇ…と思いながら観てた
  • まだら、不協和音が気持ち悪いんだけどそれがすっき
  • 場違い!!!トリビュートじゃん
  • ぴょこぴょこ跳ねるなつきさん、かわいい
  • 不思議、かわいい、すごい、がごちゃ混ぜになったバンド
  • 濃いメンツの中、唯一の女性ボーカルだから“華”だったな…
  • S.Sが聴きたかったーーー!!!もっと聴きたかった!!!
  • BIGMAMA!!!!!!!!!
  • バケツドラマー ビスたん(サポートドラマー)かわいい
  • シンセカイ…!個人的フェスで聴きたい曲ランキング1位をやってくれた…
  • 真緒ちゃん(バイオリン)めっちゃ舞う かわいい…
  • Strawberry Feelsイントロ わたし(死)(パスピエで生き返ってたのにまたしんだ)(持ってたうちわ全部落とす)
  • もういい、もう充分です…WeekendMagic(推し曲)やらんくていいよ…って言ってた
  • この曲は彼らのメジャーデビュー曲でもあり(「賭ケグルイ」というドラマの主題歌だったので)わたしは1番最初に彼らを認知した曲…何回も聴いてた…
  • 8/21の配信ライブでやらんかったのはこういう意図だったのね…優勝しました
  • 金井王子「新曲やります レディース&ジェントルマン…ライドオンタイム」
  • 確かに1月にNHK FMかどっかでやってた斎藤とのラジオで流してたらしいけど今日やるとは思わんじゃん!?
  • トリビュートでやったMR.アンディは今回あえてやらないところ、さすが
  • ライドオンタイム、原曲は高音だけど今回の金井王子は低く歌っていてそれもまた良かったな……真緒ちゃん(バイオリン)&かっきー(ギター)のコーラス良~~~!!!
  • 「失礼しました」
  • こっちが新曲、The Naked King
  • 「美しき我が人生を!」
  • 聴いたの8/21の配信ライブに続いて2回目だったけど、相変わらず綺麗な曲ですね…今の状況にぴったりだ
  • CRESTAL CREAR…心にあった何かが崩壊
  • 「画面の前の特別なあなたに、特別な3ピースバンドに、SPECIALS」
  • SPECIALS、絶対やると思ってた…だってこれ歌詞からして金井王子の親友に捧げる曲だもの…ありがとう…
  • 終わってバチ投げるビスたん!彼らしい!!
  • ラジオコーナ―②
  • メンバー/貴雄さん、スカパラ 茂木さん、フレデリック 康司さん、おちけんさん
  • バンドマンあるあるを事前に書いたフリップで発表
  • 康司さん『ピックをポケットに入れたままにする』 この日の朝、ランニングしてたズボンのポケットにも入ってたらしい 貴雄さん「それは…洗濯機の中で別のズボンから移動したわけではなくて?」 康司さん「違います(笑)」 貴雄さん「バンドマンたるものどこでもセッションできるように、ってね(笑)」
  • 茂木さん『まちがえてないやつをにらむ!!』 この間大きめのフェスでおもいっきり曲順間違えて、メンバーに「欣ちゃん曲順間違えてない…?」と言われる
  • 貴雄さん『ツアーで色んな県に行くけど、旅行ではないのでその県のこと実はあんまり知らない』 ツアー言ったら必ずなか卯を探す、だからその県の美味しいものそんなに詳しくない
  • 貴雄さん「(茂木さんに聞く)逆にどうですか?」 茂木さん「メンバーが9人もいるから事前に調べる人はやっぱいる(笑)」
  • 時間の都合でここまで!他には、自分を動物に例えると→貴雄さん『ビーバー』、茂木さん『カピバラ』、康司さん『ヤモリ 爬虫類』あともう1問あった(貴雄さん、茂木さんの答えに「同じげっ歯類です!!」と大喜び)
  • 貴雄さん、真ん中のフリップに「スプラトゥーン🦑」って書いてた(絵もあった) どんな質問だったんだろう…
  • メンバーチェンジ!メンバー/斎藤、BIGMAMA 柿沼さん、パスピエ 成田さん、おちけんさん
  • 斎藤「すっごいよかった!!!」「ビスたん可愛かった!!!(にっこにこ)」
  • 柿沼さん「ユニゾンに突っ込まれたいがためだけにライドオンタイムやった(笑)」
  • 初めて作った曲のタイトルは?
  • 成田さん『クラシック風 ピアノ曲』 ピアノずっとやってたので…小学生の頃に作ったのが最初。
  • 柿沼さん『Precios』 何だったかな~ってデモ漁った 今は聴けないけど全くプレシャスではない曲(笑)
  • 斎藤『無題』 中学生の頃に作ったけど、歌詞は気持ち悪いことしか浮かばなかったのでタイトルはなし!
  • 自分を乗り物に例えると?
  • 成田さん『ロードローラー』 工事現場にある、道路を舗装するやつ。バンドでの役割的にこれを選んだ
  • 柿沼さん『ファルコン』(絵つき) みんなのヒーロー、憧れ
  • 斎藤「かっきー絵上手いよ~!」 柿沼さん「そうかなぁ~?(にこにこ)」
  • 最近成長したなぁと思うこと
  • 成田さん『自炊の腕(料理)』 すごいのつくった
  • 柿沼さん『ルービックキューブ』(絵つき) 何かできなかったことに挑戦しようと思って動画サイト見ながら練習してたら意外とできるようになった 今は全部揃えても3分切れる
  • 斎藤『流行をチェック』 若い頃は、流行なんて!みたいな気持ちだった 最近はTikTok観てる 「ポケットからキュンです!」という曲が可愛い 斎藤の指ハート
  • 斎藤「あ、1こ言わせてもらっていいですか。カメラさんが『ここいいね切り取って!』とかカメラワーク調整しててね~」 話の途中でカットされてしまった…!!!
  • 9mm!!
  • かみじょうさん、ドラム速…
  • vampiregirl、ユニゾントリビュート版に歌詞アレンジ!愛を感じた
  • かっこいいの塊!!!すげぇ…
  • 白夜の日々がピンポイントにわたしに刺さった 大好きになってしまう…
  • フラッド!期待通り!!!◎
  • 姐さんかっこよい…
  • 佐々木さんの声がとても好き…
  • 「ファッキンコロナ!だけど楽しいことやろうぜ!!!」
  • 佐々木さんの煽り最高かよ…
  • 「ユニゾンサンキュー!!(フルカラーのイントロ)」
  • フルカラー!!やるよね!!!
  • フラッドが初期曲をカバーすることに愛を感じてる
  • シーガルで元気貰えた
  • 曲あんま知らんかったけど、かっこいいのはめちゃくちゃ伝わってきた
  • ラジオコーナ―③
  • メンバー/9mm 卓郎さん、田淵、(ちょっと遅れて)フラッド 佐々木さん、おちけんさん
  • (トーク内容ほんとに全然覚えてないけど田淵が理論的な話をしてた気がする)
  • THE BACK HORN
  • かっこよ…ゴッッッッッッッって感じ(伝わらない)
  • 晩ご飯食べながら観てたから記憶が曖昧なんだけど、全曲で殴られたと思った
  • 近っっっっっ
  • ボーカルの方の迫力えぐい
  • なんかもうわけわかんなすぎて、1周回って「菅波さーーん♡♡♡」ってハート飛ばしてた(何してるんですか?)
  • しっかし菅波さん、めっちゃかっこよくなかった?
  • ラジオコーナー④
  • メンバー/おちけんさん、金井王子、(途中から)バックホーン 菅波さん
  • すっごい余談をすると(聞き流してくれ)、8/21BIGMAMAの配信ライブの時に金井王子を推すうちわ作ってて今回のBIGMAMAの出番でも振ってたんだけど、ラジオコーナーでまた金井王子出てきたから振ったろ~!と思ったらどっか行ってた 犯人は2階へうちわを持って行ってた弟でした この時階段に向かって叫んだ「金井返せー!!!」がこの日1の近所迷惑だったと思う 金井王子を呼び捨てにすな 友達か?
  • 感想を聞かれた金井王子「本音と建前、どっちにしますか?」
  • (本音で)金井王子「すっごい良かったすよ~!」
  • 菅波さん、そろそろ愛おしさを覚えてしまいそうになる ライブと素のギャップが激しいんだわ…
  • UNISON SQUARE GARDEN!!!!!!
  • 斎藤「高らかに~」 わたし「(うちわ全部置いて)優勝!!!」
  • インビジ流れた時点で、1〜30位ランクインしたやつで何残ってたっけ…と考え出すわたし
  • 「だから…生きてほしい!」 あー生きます、生きますとも…
  • もう充分、もうノンフィクションコンパスやんなくていいよ…ってなった
  • さよサマ民しんでない?って心配になった フォロワー…
  • 今の声で、今の演奏で聴くさよサマ、最高だった
  • イントロ「『どうすんだよめちゃくちゃだよ!!』歌えるんだが!!!曲名出てこん!!!!!!」 答えはカラクリカルカレでした(ラスサビで気づく)(遅)
  • kid!!!!!!!救われたな…!!!おめでとう…!
  • 貴雄さんのカメラ目線多くて何回も撃ち抜かれた かわいいねんって!!!
  • めっちゃちょっとだけ、この流れでノンフィクションコンパスやらんかなって思った(贅沢言いませんすみません)
  • PJ、超調子良かったよね!?びっくりしちゃった
  • 今までの中で1番良かったPJだった
  • 世界はファンシー!希望持ってた
  • わたし「これ!!!新曲です!!!!!!(母に向かって)」
  • 首傾げて超やる気のない「HAPPY」をいただきました~(ミルクボーイ風)
  • 完成度たっか びびる
  • 今度のツアーに行けない人に気遣って新曲やってくれたのかな ありがてぇ…
  • ここからのシュガソンは最強
  • おちけんさんの英語、発音良すぎて何言ってるか分かんなかった(笑)
  • どっか行く田淵にめっちゃ笑った
  • シュガソン、ラスサビ前間奏で斎藤のとこまでやってきてエフェクターいじって戻さない田淵に「戻して!戻して!」って斎藤突っ込んだけど何のことか分からない田淵、結局自分でコンッて戻しちゃう斎藤のくだりめっちゃ笑った(わたしのツイートより)
  • ほんとうに「fun time HOLIDAY」でした…!!!ありがとうございました!!!!!!!全てのバンドに大感謝!!!!!!!

XIIXの魅力と闇深さについて

 UNISON SQUARE GARDEN斎藤宏介と、Superfly、ゆず、sumikaなどのサポートベース・楽曲のアレンジを務める須藤優によるバンド、XIIX(テントゥエンティ)。1stアルバム「White White」の発売から早いもので8か月が経ったが、今回はそんなふたりの魅力と闇深さについて、情報を少しおさらいしながら書いていこうと思う。

 闇深さ、といっても彼ら自身ではなく音楽的にということなのでご安心を(彼らが本当に闇深かったらそれもそれでとっても魅力的だと思います…)。

 

 

①XIIXの成り立ちについて

 斎藤と須藤は10年来の付き合いになるそうだ。ライブハウスで共通のミュージシャンを介して知り合ったそう。須藤はユニゾンでの斎藤を最初に見た時はバキバキでスタイリッシュ、クールな王子様という印象を受けたそうで、対して斎藤はせめせめな印象を須藤から受けたそうだ。20代の頃から定期的に会い、お互いに良いミュージシャンだと意識していたと語る2人。この頃から現在の信頼関係は出来上がっていたのかもしれない。

 斎藤はUNISON SQUARE GARDENの活動とは別に、個人で「SK's session」という企画を開催した(これについては詳しく存じ上げないので割愛させて頂く)。その企画にて、斎藤とともに舞台に立ったのが須藤だった。XIIXの結成について、斎藤はこう語っている。

 

ニゾンとは別に、音楽を表現する場所が欲しかったんです。

ニゾン以外で周りにいたかっこいい奴が須藤くんだった。

 

(2020 1,22 FM OH! 「SCOOL OF LOCK!」より)

 

 

②楽曲について

 お互いを「すってぃー」「宏ちゃん」と呼んだり、バレンタインの話で盛り上がったり、ラジオではしばしば「これどう?」といったお互いを気遣う会話が展開されるように、とても仲の良いふたり。ユニゾンでは見せない斎藤が見れてしまうのもこのバンドの魅力である。XIIXの楽曲にも表れているように、UNISON SQUARE GARDENとは完全にモードが違う。

 

 

 1番といっていいほどユニゾンとの違いを分からせられる、「Stay Mellow」。

 このMVを最初に観た時、わたしはかなり動揺してしまった。UNISON SQUARE GARDENで見るいつもの“斎藤宏介”はどこにもいなかったからだ。この人はこんな引き出しをも兼ね備えていたのかと思うと、なんだか恐怖さえ感じてしまいそうになる。ミュージシャンとしての音だけではなく、演技でも楽曲の世界を表現してしまうところが凄い。

 

 実はこのMVを観る前に、同じく1stアルバム「White White」収録曲の「LIFE IS MUSIC!!!!!」を先行してラジオで聴いていたのだが、想像の上をゆく楽曲で衝撃を受けたことを思い出した。タイトルに“!”が付いていたからポップではじけた感じの曲かな、と安直な考えで聴いたのが良くなかった。聴いた瞬間、音の全てに圧倒されてしまった。この曲はMVがないので世界観は想像するしかないのだが、端的に表現するとするならば、とても大人な香りがする曲だと思う。

 

 わたしが最初にXIIXに抱いていたユニゾンとの比較イメージは、「ユニゾンは紅茶、XIIXはコーヒー」というものだった。今わたしが両バンドに持つイメージとは少し違っているが、例えとしては近い。わたしはコーヒーが苦手で紅茶しか飲めないのだが、なんとなく苦く、大人の雰囲気を纏うXIIXは聴き手の年齢層が上になってくるように思う。このバンドの持つ音楽の良さは、何度も繰り返し聴き込まないと分からないようになっているのだ。

 

③楽曲の世界観について

 アルバムを手にする前は、斎藤宏介がどの曲を作詞したのか気になっていた。ユニゾンで彼が作詞作曲した曲は「三日月の夜の真ん中」「スカースデイル」の2曲。どちらも純粋なラブソングで素敵な曲だったから、次に作られる曲が楽しみで仕方なかった。そんな中解禁されたのが「Stay Mellow」のMVだった。

 

 斎藤宏介の才能の振り幅がおかしい。こんな妖艶な顔もできるのかと今までに増してさらに惚れ惚れしてしまった。それに加え、アルバムの歌詞カードを見て彼が全ての楽曲の作詞を手掛けたと知り、良い意味で言葉を失ってしまった。インスト曲を除く11曲、彼が言葉を紡いだ。わたしはそれだけの事実で卒倒しそうになってしまった。

 ユニゾンでは2曲、ましてや田淵智也のようにプロデューサー業として曲を作っていたわけではないのに、これだけの曲数を1つのアルバムとして一度に発表されたら供給過多もすぎる。そして、去年はUNISON SQUARE GARDENの結成15周年イヤーだった。ユニゾンの活動の裏でXIIXの楽曲レコーディングや計画が進められていたのだから凄いにも程がある。

 

 XIIXの楽曲たちは、現代に生きるわたしたちの好きなものの詰め合わせのようだとアルバムを買った当初から思っている。わたしは音のアレンジメントのことを背景の音、とよく表現するのだが、XIIXにおけるその音は最近のボーカロイドYouTube発祥のアーティストの曲によく使われる音なのだ。楽器や楽曲のアレンジメントには詳しくないので分からないが、最近だとYOASOBIやヨルシカなどのあの背景の音に似ている気がする。

 様々な現場で音楽を奏で、それと同時に学んできた須藤優のアレンジが実に秀逸であり、斎藤の詞と歌声を最大限に引き出せる音の具合や風味を知りつくしている。そんな音が集結したアルバムを聴いてしまっては即座に好きになるに決まっているのだ。正直言うと、XIIXユニゾンより前に知っていたら絶対にわたしの中でぶっちぎりで1番になっていたバンドがこのXIIXである。田淵曲の凄さに気が付かずに一生を終えるところだった。危ない。それくらい、人々を虜にしてしまっているのだ。

 

 今年の6月には「in the rough」という新プロジェクトを始動させているXIIX。まだ数回しか生のライブは開催していないにも関わらず、ふたりの実力やこのプロジェクトも相まって期待度はかなり上昇している。これからの活躍も益々楽しみだ。