音旅

文章の世界の住人。主に音楽のお話。

UNISON SQUARE GARDENを愛す理由と根拠

  先日、わたしのtwitterにこんなリプが届いた。

 

 

 「僕もユニゾン大好きです!良かったらフォロバしてもらえませんか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  は???????

 

 フォロバするかしないかはひとまず置いといて、「ユニゾン大好き」って何だ?わたしは"大好き"じゃなくて、"愛"なんだけど。わたしのツイートのどこをどう見たらそうなるのか___というのは言い過ぎかもしれないが、勘違いしないで頂きたい。わたしはあなたと同じ気持ちではない。イコールでは結べない。わたしはユニゾンに対しての気持ちを好きだけでは終わらせない女だからねー???わかってますー?????

 

 ……だからフォロバはおろか、関わりを絶った。

 (詳細を書いておくと、このリプを送った人は以前にもわたしにフォローをかましてきて、その後あまり絡みがなかったのでブロ解。今回再びフォローされてこの出来事である。プロフィール欄を見てみると、いやあんたフォロワーめちゃくそ多いやん、あとRT多いわ!フォローする意味なし!と判断した。フォロワー数が異常に多い+引用ではないRTが多い人は信用してないからね。なおこれはわたし個人の判断基準なので異論は認める。)

 このことを頻繁にお喋りするフォロワーちゃんに話したところ、「出会い厨じゃんwww」と言われたのでわたしの判断はあながち間違ってなかったんだと思う。出会い厨はめんどいからね。趣味垢にまで持ち込まないでほしい。

 

 

 

 この話はここまでにして、今日は題にもしてある通り、ユニゾンスクエアガーデンへの愛をとことん語っておきたいと思う。愛が伝わってないのはわたしの非でもあるし、自分の持つ愛はどこかで纏めておきたいとは思ってたからね。

 わたしは(表にはあまり出さないものの)好きが暴走している過激派なので、テンションがオタクでも許してほしい。円盤を観る度にギャーギャー言い、ノートにメモを書き残せば文字が蟻、その数は半端ない人間なので…

 

 (このブログを書いているのって彼らが5大発表をしたなんですよね…相当数のツイートはしたのでわざわざ書かなくてもいいかな~なんて思ったりもしたんですけど書き出した手前、止めるのももったいないので最後まで書きたいと思います)

 

 

 まずはこれですね。今のところ最新のワンマンライブ映像。

 

 

 もう既に観た方も大勢いると思う。B面曲のみで回るツアーの東京公演だ。このツアーにはかの有名なシュガーなソングでビターなステップを踏むあれや、オリオンをなぞるそれが一度も披露されていない。さらに言えば、ツアー中にリリースされた新曲、Phantom Jokeももちろんのごとく披露しなかったのだ。

 

 ツアーの最初から最後まで想いを貫くところが、やはり彼らの愛すべきポイントなのではないだろうか(ちなみに年末に急遽開催された公演では、新曲+A面曲たちが解禁されてわたしも含むユニゾンファンが大騒ぎしていたことが記憶に新しい。名目上はB面ツアーだったけど彼らは「B面しかやらない」とは言ってないのでまんまと引っかかってしまったな、と今でも思う)。

 

 

 

 はい次。これ。

 

 

 

 

 

 ね、やばいでしょ???

 

 ロックバンドってこんなに狂うもんなんだ、と初めて知った曲。わたしはこのライブ当日に立ち会ったのだが、とてつもなく熱狂していてので未だに記憶が半分飛んだままでいる。映像で確認してやっと記憶の整理がつくレベルである。これがシングルではなくアルバムに入っているところがさすがだなぁと思う。

 わたし自身、本格的にファンになってからこの曲の感じ方はかなり変わった。音で殴られるような衝撃と詰め込まれた夜独特のあの雰囲気。全てが桁違いに狂ってて、手持ちの言葉では表現できないほどに最高なのだ。

 

 

 

 ロックバンドの曲は楽しい、だけはないことを彼らは教えてくれた。「シュガーソングとビターステップ」から知ったわたしにとって、彼らの曲は衝撃以外の何物でもなかった。ここからは少し、わたしの過去の話を。

 ユニゾンのことは、好きだな~という軽い気持ちで「ライブ行ってみたいな~」と思っていたわたしは、その当時発売されていた「MODE MOOD MODE ENCORE」というツアー追加公演の一般チケットチャレンジをしたことがある。結果は見事に惨敗。この時のわたしは無知だったので「えっ秒でなくなったんやけど…そんなに人気なんや…」とか思ってました。

 その後、ユニゾンが出演する「ACCIDENT CODE "R"」というFM802主催のライブイベントに当選するも、親の許可が下りず断念(ユニゾンのガチファンになった時にセトリを調べてみると、レア曲をばんばんやってた事実を知りました。この時は素で発狂した)。

 当時のわたしはバリバリの2次元オタクで、ネットプリントにドハマりしていました。色んな絵師さんのイラストをかなりの数印刷していて、部活が終わった後は毎日のようにコンビニに通っていたんですね。…これがユニゾンとなんの関係があるねん、ということなんですけど、ある日そのネットプリントをしようと思いコンビニのプリンターにプリントの番号を入力してぼけーと立っていると、立てかけてある「ぴあ」が目に入りました(通ってたコンビニがバレる)。"UNISON SQUARE GARDEN"の文字に惹かれたわたしは、無料やしもらえるもんはもらっとけ~の精神でそれを1冊取って持ち帰りました。書き出してみるとここからが運命だったんだな

 ※すいませんもうちょっとだけ過去話にお付き合いください

 冊子を詳しく読んでみると、なにやら15周年のライブをやるらしい。ユニゾンって15年もやってたんか…とか思いつつ、大阪やったらいけるやんと思い、家族4人分を軽く申し込んだ。これが大阪・舞洲で最高の音楽に居合わせるまでの道のりである。

 まぁその後はLet's舞洲ということでね…わたしのユニゾン初ライブは、祝いの地15周年の舞洲だった。2次元オタクをしていた時代はユニゾンの情報をSNSで知っていた訳ではなかったし(そもそもユニゾン好きなフォロワーが全くいなかった)、完全にコンビニからの舞洲。ありがとう近所のセブンイレブン

 舞洲に行ってから、後から来るすごいライブだったな…という衝撃の感情と2次元愛が3か月程わたしの脳内で戦った結果、前者の勝利。これで今に至る。2次元にかけていた愛をそのままこちらに持ってきたので愛の重さは誰よりも負けない気がする。気がするだけね

 

 

 彼らの曲にはもれなく魔法がかかっている。わたしが長々と語るより体感したほうが早いので動画を貼っておく。

 

 

 これからも勝手に追いかけさせてね。楽しみにしてる。

奇才、天才―田淵智也さんについて

 

 

(非公式の動画で申し訳ない)

 

 女性声優4人で結成されているグループ、スフィアの「Vivid Brilliant Door!」という曲である。アニメ「電波教師」の第2クールOP主題歌だった。

 いきなり何の話かというと、この曲はわたしが初めて知った田淵曲なのである。ご存知の通り、彼はアニメや声優にもかなりの数の曲を提供している。その中のひとつに、わたしは出逢った。

 正直、この曲を知った当初は作った人など知らず「好きなアニメのOP」という認識に過ぎなかった。しかし、歌詞や鳴る音楽のキャッチーさに惹かれた小学生のわたしはこの曲をすぐに覚え、軽く歌えるまでになった。ここに田淵曲の凄さがあるのだ。

 “無意識に覚え、口ずさんでしまう”。

 彼はそんなことを意識して作っていなかったのかもしれないが、わたしの心は確実に捉えてしまっていたのだ。彼の作る音楽を。それから、これから出逢うUNISON SQUARE GARDENというバンドを。

 

 

 

 そんな田淵曲との出逢いから数年が経ち、わたしはUNISON SQUARE GARDENを知った。あの時の曲が田淵曲だと、凄い人が作った曲だと知ったのもこの時だった。

 単純にびっくりした。こんなところにも繋がりがあったんだと思うと必然的にこちらの音楽界隈へと足を踏み入れることになる運命だったんだという気さえしてくる。(ちなみにユニゾンで最初に知った曲はシュガソン。)

 

 先程の「Vivid Brilliant Door!」という曲を今になって解剖してみると、田淵にしかできない言葉のからくりだったり、音の入れ方がある。

 

スタートしてどれくらい来ただろう

もう振り返ったってあれれ蜃気楼?

 

あぁ 現実と希望を繋げてくれるドアは

どこだろ

 

やりたいことだけ ほらやってなくちゃ

僕が僕でいられない

 

 アニメの内容(詳しくは省略)に沿りつつ、歌詞には田淵らしさを入れ込み、ポップな音楽はスフィアに合うように。この曲に限ったものではないが、田淵が作る曲は全てが計算し尽くされているのだ。(特に女性声優に対しての提供者曲はポップに振り切っている曲が多いように感じる)

 

 

 

 今となってはは田淵のことを凄い人だ、尊敬している、等々…わたしは色んな場面で散々言っているが、最初のイメージは「めっちゃ怖い人」だった(主にライブでの表情が)。「天国と地獄」「徹頭徹尾夜な夜なドライブ」あたりが怖かった…良い意味で狂ってる

 舞洲がわたしのユニゾン初ライブだったのだが、遠すぎてだいたいはモニターを見ていたわたしでも彼の魅力に気づいてしまった。ベースの技術の凄さ、弾けるような笑顔、優しいコーラス……

 

 そんな舞洲ライブの後、機材車ラジオを聞き始め、同時に彼のブログの文章を狂うようにたくさん読んだ。

 …全く怖い人じゃない。むしろ、たくさんの人々を不思議と惹きつけてしまう素敵な人だ。

 

 わたしが忙しない日常生活で見落としていた、どこか懐かしい言葉を歌詞に使う。言葉にはユーモアがあって、いつもハッとさせられる。時にはかわいらしい無邪気な少年になる。誰よりもロックが好きで、現実を見ているけれどその時にできる楽しいことを考える人。

 

 音楽でどこへでも連れていってくれる魔法使いのひとり。天才、なんて一言で括っちゃだめだな。他の人が思い付かないようなことをぽんぽん思い付く奇才だし、常に「楽しい」を追究している。わたしの持つ言葉では全てを表現できないほど魅力的な人。

 

 お誕生日おめでとうございます。あなたのことが大好きです。

 生まれてきてくれて、ありがとう

【妄想ライブレポ】UNISON SQUARE GARDEN Live tour 2020

 わたしは本来、4/18(土)にUNISON SQUARE GARDENの自主企画ライブ「fun time HOLIDAY8」のgo!go!vanillasを対バン相手に迎えた大阪公演(ツアー最終日)に行く予定であった。しかし、今世間を騒がせているウイルスのせいで延期が決定、運営さんからは「(延期まで)チケット持っててもええよ~」「当選権利取り消さんで~」と知らせがあったが、今年就活生のわたしはいつ行けるか分からない状況の為、やむなく代金の払い戻しを決行した。神のような運営さんから与えられた優しさを使用することなくチケット回収されちゃったかなしい

 ツイッターで何度も言っている通り、この払い戻した分のお金はグッズとアルバム代金に回すからどう遠回りしようが結局はUNISON SQUARE GARDENのお金となる。でも気持ちは3人の口座に10億くらい振り込みたいけどな 今すぐ口座教えてくれ

 そのftH8のグッズはもうすぐ出荷されるらしいので、わたしはしょくぱんくんクッションにもふもふしながらインターネットの海に身を投げ出すことにします どうせずっと休みなので……

 

 …前置きが長くなったが、これはわたしの「妄想」ライブである。某セットリストの天才さんには絶対に勝てないので文句は受け付けません(嘘です)

 ファン歴はまだまだ浅いし、なんなら音源はかなり聴き込んでるのに(自己判断)、ライブは野外の舞洲ただ1回しか行ったことないからユニゾンの庭であるライブハウスのノリを知らない。あの舞洲がバンドが1つだけしか出てこないライブ初参加だった、その前は野外の夏フェス…(遠い記憶) こちらの界隈に来たのも最近なのでね……ライブハウスまだ1回も行ったことないし

 なのでほんとにわたしの妄想で書き進めていきます。(B面ツアー行きたかった!!!)

※近年披露してた曲はできるだけ避けるつもりだけど被ったらごめん なおライブ定番曲は除く

※本来は対バンに行く予定でしたが、わたしはユニゾン以外のライブを知らないので今回はユニゾンの3人オンリーのライブ、ツアーの1公演だと思って読み進めて貰えれば幸いです

※書き出したら止まらなくなってしまったのでこの記事はすごくすごく長いです。リタイアするなら今のうち。読む方は覚悟の気持ちを片手に持ってお読みください

 

それではどうぞ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 _______太陽が眩しいと感じるほど晴れた日。ライブハウスに初めて来た。ついでに1人でライブに来たのも初めてである。1人で来るのは不安?いえいえ。今日はユニゾンの3人だけじゃなくてフォロワーさんにも会うので、不安なんてものは全くない。楽しみ、わくわくしている気持ちの方が大きい。さすが晴れバンドだなぁ、天気だけじゃなくて気持ちまで晴れてくる。

 

 ライブハウスは通称「箱」と呼ばれるから、もっと小さい、ちょこんとしたものかと思っていたら案外大きかった。おお、これに今から2000人弱入るのか……でも舞洲に比べたら少ないよなぁ……とか何とか思いつつ、ライブが始まるまではグッズを買うのも兼ねて外で待つことにした。今回のグッズは事前にネット予約していたから、物販の受付ではそれらを受け取るだけとなる。受付の女性にスマホの画面を見せ、グッズを手渡される。わたしはすぐに中身を確認する。良かった、ちゃんと全部ある。今回のラババンもデザイン良いなぁ、缶バッチもかわいい。わたしがアニオタだった時の名残で今でも好きなコンテンツは缶バッチを集める癖があるのだが、ユニゾンは特にコスパがいい。チョロいわたしはすーぐ買ってしまう(買ったところで付ける場所は考えていない)

 

 右の手首につけている時計、それから既につけていたfun time 724、ソラの絵の具ラババンに加えて、先程買ったラババンも手に通す。これで3つ付けになるのか(時計合わせたら4つ)…いや普通に付けすぎか……?ユニゾンへの愛と右の手首が重たい

 

 グッズを受け取った後、開場まで外で待機しておく。その間にフォロワーさんに会うことにした。みんなは久しぶりのライブ、わたしは初めてのライブハウスでのライブ。周りの人達の表情が明るい。なんだか、開催されて良かったねぇという気持ちになってくる。自然とわたしも笑顔になる。

 

 以前から交流のあるフォロワーさんとDMでやり取りし、待ち合わせ。少し待っていると、背後からぽんぽん、と肩を軽く叩かれ「○○ちゃんですか?」と声を掛けられる。フォロワーちゃんだ。Dr.Izzyリュックを背負っていることもあって、わたしだと分かりやすいらしい。てかフォロワーちゃんほんと可愛いな、ユニゾンのファンは可愛い子とイケメンで構成されてんのか? とりあえず見た目、顔面偏差値が高けぇ これは外見だけじゃなくてファンたち自身の性格でも言える。ユニゾン界隈は他に比べると平和だしね

 

 それで何人かのフォロワーと会った後、開場の時間がやってきた。会ったフォロワーとは整番が全然違うので、ここでしばしお別れ。またライブ終わったら会おうね~と言ってバイバイして、自分の整番が呼ばれたら会場に入る。ちなみに今回の整番は運良く300番台。今回のキャパだと結構前に行けるんじゃないか……?と思いながら会場入り。後ろから来る人がかなり多いから、前へ前へと詰めていったらステージからの距離がかなり近くなってしまった。ええ、わたしこんな近くで3人拝めんの……ええ……………

※オタクは思いよらないことがあるととんでもなく恐縮してしまう生き物である(わたし限定)

 

 わたしが最終的についた位置はステージから見て真ん中、少し斎藤側に寄っていた。とにかくステージが近い、近すぎる。舞洲の次のライブがこんなにステージ近いとこでええんか…??聞いてない。わたしこのあとの人生、失敗しまくって転びまくるんじゃないのと思ってしまう程の至近距離。舞洲の時はかなり遠かった(整番的に考えてわたしの前に約2000人はいた)から今回のこの距離は慣れない。ライブハウスすげぇ

 

 

 

 それから30分程待っていると、会場が急に静かになった。時計なんて見なくても、時間なんだなと分かる。暗転。

 

 

 

 舞洲や手持ちのDVDでも聞き慣れた、入場時のSE、イズミカワソラさんの「絵の具」が流れる。この曲を聞くたびに舞洲を思い出して、意識しなくても心拍数が上がる。今から始まるんだ、やばい (人間って本当に自分が信じられない状況に居るとやばいって思って言葉を失うんですね 学習しました)

 

 3人が続々とステージに上がる。UNISON SQUARE GARDENって存在してたんか……(舞洲でも同じこと思ってたなわたし)

 真面目な話、UNISON SQUARE GARDENってわたしにとって神のような存在で、常時崇めていて尊すぎる人達だから存在してるのかどうかもあやふやなんだけど、こういう、ライブで人の形を認識した瞬間にまだ何も始まってないのに「存在してる……………………」って思って死にそうになる(わたしが) 他に何を失ったって君が生きてるだけで儲けもの………………

 

 彼らがそれぞれの位置につく。いつもの位置について、斎藤がゆっくりと目を瞑ったのがわたしの居る位置からでも分かった。距離が近いことを再び自覚させられる。相変わらず睫毛長いな斎藤宏介…………

 

 

 すうっ、とマイク越しに斎藤の息継ぎの音が聞こえた。最初にどの曲が来ようがわたしは天に召されることを覚悟している。もうどうにでもなれ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

君だけに伝えに行くよ 

誰にもさ聞かれない様に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 思考が停止した

……しょっぱなUNOストーリーはだめだ、好き過ぎてわたしが消滅する

 

 

 この曲については以前のブログで散々愛を語ってきたつもりである。ユニゾンは普段バチバチにロック鳴らしている分、ラブソングに振り切るとめためたに甘い。それはもう蜂蜜と生クリームをいっぺんに食べるくらいには甘い。全人類聴くべき甘々ソング選手権がもしあるのならば圧倒的な差でグランプリを授与したい。いつも聴く曲ではないけどめちゃくちゃ好きなのである(好きすぎて日本語が壊滅的に下手になる程度には)

 

それがこのライブの1曲目。

は??これB面曲なんやけど?????どうしたん田淵??わたしがUNOストーリー大好きマンなの知ってたんか??????意味分からなすぎて、好き過ぎて泣いた

 

しかもイントロは背景の音なし、斎藤の歌声のみ。いやそんな、舞洲ワンモアみたいな……そんな…………えぇ…………?

 

 鳴っている音全てが、わたしの心へとストレートに刺さる。周りの人達が見えなくなって、わたしと3人だけが存在する空間に来たみたいだ。この3人は「君」を指す。紛れもなく、ここにいるわたしのことだ。

 

……久しぶりのライブでこの始まり方である。落ち着ける訳がない。

 生きますとも……生きてほしいなんて言われなくたって生きるわ…………

 全体的に美しくて大変素晴らしかったです(もう日本語が下手なのは許して)

 

 

 

 

 斎藤がマイクへと叫ぶ「ようこそっ!!」の合言葉で、2曲目ガリレオのショーケースへと続く。セトリ天才か??

 

 この曲はライブ定番曲…らしいんだけど舞洲で聴いてないからわたしの中では全く定番も何もない。いつか聴けたらいいなぁっていう淡い期待はずっと持ち続けてたからもうそれはそれはとんでもなく良かったよ……いつもより斎藤さんの声のドスが効いてた わいわいきゃっきゃっしててめっちゃ楽しそうだったし、「こわーれたっ!」が期待通りすんごいかわいかった キュートofキュート 斎藤宏介は最強 その場で正座して3人を崇めたいくらい良かった 1年前から知ってたけどユニゾンって神だね

 

 

 ガリレオのショーケースののち、「お待たせっ!!」と世界一のとびきりの笑顔で叫ぶ斎藤宏介と言ったらもう……そこだけ切り取って写真立てに入れて一生部屋に飾っておきたいくらい眩しかった 眩しすぎて失明するかと思った あれはだめだ、意図せずとも惚れる

 

 

 斎藤がイヤモニをいじりながら話す。

「いやぁ~…久しぶりのライブだからか、ちょっとだけ緊張してます(笑)

自由に楽しんでってください!よろしくお願いしますっ!」

 

 

……地声良……

 

 

 

…と呑気に思っていたら次の曲のイントロが突如として耳をつんざく。うん、これはファンの息の根止めようとしてるわ、ため息 shooting the MOON。もちろんわたしも呼吸出来なくなった ちょっと意味分からなかったのでね…………(褒め言葉)

 機材車ラジオで最近よく流してたからやるとは身構えてたけどね、このタイミングだとは思わなかったよ

 

 だっっってあんなにポップに振り切ったわたしの最推しアルバムCIDER ROADの最推し曲、ユニゾンの持ち味のバチバチロックが光るとはこの事です(ここまで一息)

 いつ何時聴いてもブチ上がるロックチューン。この構成だと、かの有名なCIDER ROADツアーを思い出す。シュガソンとか君の瞳あたりしか聴いてない、ユニゾンをポップバンドだと思っている人にイヤホン繋げたスマホを渡して開口一番に聴かせたい曲。簡単に言うと爆弾。わたしはイントロを聴く度に「ヴァッ」とか「ギャッ」とかいうカエルの呻き声みたいな声を発している。この曲だけはイントロドンで誰よりも早く答えられる自信がある、つまり優勝

 間奏ではお決まりのギター→ベース→ドラムへと移り変わる照明がここでも観ることが出来た。わたしはCIDER ROADの円盤でこの照明仕様を知ったのだが、1つ1つの楽器の持ち場面が与えられているのが良いなぁと常々思っている。観れて嬉しい。感動。

 “月も貫くらしい”でパッと3人を照らすライト。“この世界はこの3人の手中に存在するんです”と宣言された、そんな気がした。

 個人的にはラスサビの“運命を知ってしまう僕らの~”あたりのドラムが訳分からんくて好き。生で観ても早すぎて何やってんのか訳分からんかった。鈴木貴雄さんよ、前々から思ってはいたけどあなた千手観音に間違いないでしょ?

 

 

 

 

 

 ここからのMR.アンディはだめだろ、CIDER ROAD推しを殺しにきてる 音良……

 

 アンディの持つなんとも言えない切なさ加減がめちゃくちゃ好きなんですが、目の前にはいどうぞって出されても尊すぎて手に取れない。でも紛れもない事実。MR.アンディは、目の前で演奏されている。夢か?わたしがユニゾンに会えたことによってテンション上がりすぎて起こした都合の良い幻覚か??原曲で拍手があるとこで思わず手叩いちゃいましたよ……切ない曲なのに楽しかった…………

 

 続いては乾いたドラムが特徴の(とわたしは思っている)23:25舞洲でinstant EGOIST聴けたからその繋がりはビンゴした。ありがとうユニゾン

 この曲はイントロ流れた瞬間に反射的に歌っちゃうくらい好きだからね。いやさすがにライブでは斎藤さんの声聴きたいから歌わんかったけど。あと田淵のベースソロめっちゃ良かった、これも貴雄さん同様速すぎて何やってるか分からんかったけどとにかく凄かった。手が好きです(発言がアウト)

 

 小休憩を挟んで次に披露されたのは、セレナーデは止まらない。今日のユニゾンCIDER ROADファンを殺す気なんですか、そろそろしにますよわたし

 斎藤が叫ぶ「アーーー!!」は世の中の常識に逆らうギャングのようにかっこよかったし、何もかもがバチバチだった。今目の前で観れてるのおかしい 世界が始まる音がした

 

 

 そのままの盛り上がりでPhantom Jokeへと演奏は続く。

 昨年12月のQue side公演、2月の04 Limited Sazabysとの対バン、Melodix! Fes 2020を除くと初披露となる新曲だ。これを心から待ち望んでいた。バチバチすぎた。雰囲気が妖しかった。斎藤宏介の色気…………XIIXが始動してから斎藤宏介の色気はこれまでに増して更に磨きがかかっているとわたしは勝手に思っているのだが、Phantom Jokeはさぁ、ずるいじゃん……もう何も言えなくなるからやめてほしい

 ここでももちろんドラムのバチバチさは健在で、さっきからずっと激しいテンポを叩きっぱなしである。あなたの手は一体何本あるんですか教えてください

 ちなみにどうでもいい話、この曲は(ちょっとこじつけだけど)わたしの本名が入っていたりするから個人的には嬉しい。名前呼ばれる部分は全力で耳かっぽじって聴いた 呼んでくれてありがとう斎藤宏介さん、この上ない幸せ

 

 

 

 

 はたまた、お馴染みのイントロが流れてくる。

……なんでこの次に天国と地獄にしたんですか田淵さん

 「ライブあるで、来てな~」っていう軽いノリで観客集めておいてバチバチな持ち曲という鈍器で次々と殴っていかないでください 心臓をぶち抜かれ過ぎてまじでそろそろ屍になる

 この曲に関してはわたしより重い愛を持つ方がいらっしゃるので感想は割愛。わたしの中途半端な知識で語るのは憚られる。文章では絶対勝てないからね。とりあえず言えることは、ただただヤバかった。それだけ。

 

 

 

 小休憩ののち、次に続けられたのは夕凪、アンサンブル

 黄昏インザスパイ、flat song、きみはいい子に並ぶくらい音が柔らかく、ユニゾンの持ち曲の中でも特段優しい曲だとわたしは思っている。元々ユニゾンの中でもかなり好きな曲だからわたしはその場で泣くことしかできなかった。間奏がね、良いんですよね……一音も聴き逃さないように聴覚と視覚を総動員、フル活用した。わたしの聴覚と視覚って今日のこの曲のためにあったんですよ。大正解。生きてきてよかった

 目に映るもの全てが綺麗でつい見惚れてしまった このライブの終わりを自覚してしまったし、この曲自体終わってしまうのが惜しかった

 

 

 ユニゾンはそういうとこあるよね~……!!と思ってしまう。続けられたのは春が来てぼくら。この曲もやるとは思っていたけど、優しい曲に優しい曲を重ねてくる合わせ技。ファンのこと考えすぎてずるい。全人類が選ぶ優しすぎて訴えたいで賞でグランプリあげたい

 この曲はユニゾンでも珍しくシングル表題曲優しいのだ。たくさんは要らないけれど、たまーにこういうデレがあると彼らのことが愛おしく思えてくる。田淵智也さんは塩梅を分かりすぎています、大好きです

 

 

 

 またの小休憩を挟み、斎藤さんの「オンドラムス、タカオスズキ!」の合図で再び演奏はスタートする。舞洲やら円盤やらで貴雄さんのドラムテクの凄さは重々知っているんですよ、でも今日は一層凄さが増していたような気がする。久しぶりのライブだったが、衰えるどころかもっと進化していた。スプラとかアンダーテイルやりつつもドラムも練習してたんですね……ほんと凄い人……

 

 

そのあと3人のセッションを挟み(感想は省くけど尊かった)、ライブではあまり聴くことのできないマイノリティ・リポート(daring,I love you)へと続く。

 わたしがユニゾンを好きになった当初、実を言うと少し苦くて苦しい香りがしたこの曲はあまり好きではなかった。紅茶は飲めるけどコーヒーは飲めない、みたいな。

 聴く回を重ねるごとに好感度は上がっていったんだけど、今日初めて生で聴いて好きだなぁ、と思った。日常には苦味もなくっちゃ成り立たない。先程披露していた天国と地獄やPhantom Jokeとはまた違うかっこよさ。フランス・パリの街並みでステップを踏むような、おしゃれなかっこよさがこの曲には存在しているのだ。それが目の前で繰り広げられている。なんて贅沢なんだろう。しっかり味わわせて貰った

 

 

 思わず跳び跳ねてしまうようなアップテンポなイントロ。マイノリティ・リポートから間髪入れず続けられたのはデイライ協奏楽団。この曲はやってくれたらいいな~とは思っていたけどライブで披露される姿が全く想像できなかった。だが、3人はわちゃわちゃしながらものすごく楽しそうに演奏していた。まるで楽しさがこちらにも伝染してくるような。初期の曲を斎藤宏介の今の歌声で聴けて嬉しい。あの尖った時代の声も好きだけれど、今持つ優しさを含む声で歌ってくれた。それだけでわたしは大満足だ。ライブハウスだから野外と違って音が籠るしね。音の軽いところ、重いところがはっきりと聴き取れる

 歌詞通りダイヤモンドをぶっ壊して、そのきらきらが辺り一面に舞って煌めいた3人が眩しい。「先生!」のとこはここだ!と思って叫んだ、めちゃくちゃ楽しかった

 

 

 そこからまた少しの休憩があり、3人が準備を整えると流星が煌めきながら流れるようなあの有名なイントロ。そう、オリオンをなぞる。ええもう、言葉に出来ないほど最高でしたよ。とある日にこの世の煌めきとかっこよさとバチバチのロックを全部まとめて瓶に詰めて密閉して、今日この場で一気に開封してみました、というくらい素晴らしかった。ユニゾンらしさが今日一濃縮されていた。大優勝 この曲で勇気だして手挙げたら一緒に盛り上がれた、心から楽しめた1曲

 

 

…からのシュガーソングとビターステップは天才だな?もう天才としか言いようがない

 楽しいの最上級の言葉ってなんですか、ちょっと楽しすぎて日本語では表現しきれないんですけどこの気持ちを何の言語に変換したらいい?

 ユニゾンといえばこれだよなぁ、わたしが本格的にファンになってなかった頃からも広く知れ渡っていた有名曲。この曲はファンなる以前と本格的にファンになってからだと聴こえ方が違ってくるとわたしは思っている。

 この曲のMVを最初に観た時、「(斎藤さんに)睨まれてる……」と割と本気で思ってたので……(ばりばりのロック&ポップソングなのにカメラを睨むわけがない)

 ユニゾンのファンになってからは音楽だけじゃなく彼らの人間性も知って、曲の聴こえ方が優しい方向へ傾いたと感じる。その中でもシュガソンは聴こえ方が革新的に変わった。だから他の曲とは別の理由で個人的に思い入れのある曲である。

 王道の曲だから絶対やるでしょ!とは思ってたけどいざ披露されるとこんなにも楽しいんだ、ユニゾンってやっぱり凄いバンドですね…

 

 

 この後にフルカラープログラムはえぐいて……一万年から置き去りにした願い………舞洲以前からずっっっと聴きたかった。尊すぎて脳が機能していない

 ユニゾンのアルバム曲を詳しく知らなかったわたしでも、この曲だけは何故か何回か繰り返し聴いたら覚えていて、知らぬ間に口ずさんでいた。何でかは忘れたけど多分「どうせなら、この際なら、虹を作ってみよう」が刺さったんだろうなぁ、ユニゾンの始まりの曲とは知らずに。ここまで来ると偶然を越して必然的な運命すら感じる。

 全身で音を吸収した。心臓の音がうるさい。こんなことしか言えないのはもどかしいけれど、シンプルに好きなんだよなぁ 披露してくれてありがとう

 3人で向かい合って最後の音を決めた。

 

 

 

 軽い休憩を取り、斎藤がマイクに向かう。

 

斎藤「いやぁ~……ライブって楽しいね!」

 

 斎藤がタオルで汗を拭いながら話す。

……あなたたちが楽しんでくれるだけでわたしはもう胸がいっぱいいっぱいになります(すぐに母性を抱くな)

 

斎藤「リハやった時から、ここにたくさんの人たちが入るんだと思ったらわくわくして…久しぶりのライブだからずっと楽しみにしててね……あっそう、昨日なんて田淵に「斎藤くんがはしゃいでる…」って珍しがられた(笑)」

 

田淵がでっかい声で笑う。いつも通りのMCで何よりです……

 

斎藤「…新曲のPhantom Jokeもね、やっと披露できたし。今日はあんまりライブではやらない曲もやってます」

 

 

……そうだね~…わたしにとって得すぎるセトリですよ……ありがてぇ……

 

 

「それじゃ、もうちょっとだけ。」

 

 

 そう言ってキュッというギター音に続けて、ドタドタと駆けていくドラムから始められたのはkid,I like quartet

 ライブハウスだからか音がすごく響いて、いつもとは聴こえ方が違っていた。あんなにもベースの音が軽く飛ぶものなのか。素敵

「can you see?」ってわたしも大声で言ったよ、ここで叫ぶの夢だったからね。

 

 

 

貴雄さんの「ラスト!」という声とドラムのカチカチ音で流れ出したのは桜のあと(all quartets lead to the?)夜桜四重奏続きじゃないっすか……

 今日桜ソング何曲やるの?っていうくらい桜密集してるな……冬眠してたつぼみが一気に咲き誇って満開になりそう 本編最後にぴったりの曲……

 「愛が世界救うだなんて僕は信じてないけどね」~~~……っ!!舞洲とは感情の加減が違う斎藤さんの声。ぶっちぎりで優勝。100点満点中1億点

 わたしはここでも掛け声のとこ歌った 歓声がすごい、巻き込んでくれてありがとう

 ユニゾンはどんな超天変地異が起ころうとも、いつも通りなんだ。バチバチなロックバンドだと再確認することが出来た。

 

UNISON SQUARE GARDENでした!」

 

桜のあとが終わった瞬間、斎藤がそう言うと3人は舞台袖へと去っていった。

 まだ終わらないで欲しい。観客の想いが一体となり、アンコールへ。

 

 にこにこと再び舞台へと上がる3人。今回のグッズのTシャツがこの世界の誰よりも似合っている彼ら。かわいい……

斎藤の腕の血管見えた、えっち…………

 

 ジャーンとギターを1回かき鳴らして音の調整を終えると、斎藤がイヤモニを触りながら少し喋る。

 

「もうちょっとだけやります!」

 

……あなたのもうちょっと、って結構あったりするでしょ……供給がたくさんあるのは有難い……

 

 

アンコール1曲目はマスターボリューム。ここで初期の曲入れてくるのずるいぞ~~~……っ!

 マスターボリュームに関しては「バチバチなロックバンドってこうなんです!!」という音だけが詰め込まれているとわたしは思っている。MVのカメラワーク、最初観た時は酔いそうになったけどあれはあれでめちゃくちゃ好きになった。絶対今の時代のバンドはあんなのできない。ユニゾンしか出来ない。

 始めの方にあるドラムのカチカチ音が心地良い。しっかり聴き取った。

 原曲の初期の歌い方も時代感、というか味があって大好きなんだけどやっぱ今聴くと違うね。バチバチ度が格段に進化してた。ギターもベースもドラムも、全部が戦っている。ユニゾンvsわたしで。迫力で殴られた 息が止まった

 

 その勢いのまま続けられたのはBUSTER DICE MISERY。あれだよね、雰囲気はダークだけど盛り上がれるユニゾンお得意の曲。ベースの音が目立ち、田淵が暴れる ドラムも暴れる めちゃくちゃ楽しそうだった 激しいロックの爆発完成形

 これをアンコールに持ってくるあたり完璧すぎて何も言えない 最高だな?

 あと聴く度に思うけど斎藤さん「手術台」ってよくさらっと言えるよね……もちろん聴き逃さなかったけど毎度毎度滑舌良すぎてびっくりする 放送部のわたしでも言えないのに(単に滑舌悪いだけ)

 

 

 アンコールラストはcody beats

 ダークな雰囲気の曲が続いているけど、この曲はユニゾンのこれからが見える。ラストに持ってくる曲の選び方が最高

 ロックバンドの最高峰。この曲は舞洲でも生で観たけど一音一音が全てどっしりと重みがあり、僕らはここから歩き出すんだという強い決意が特に今日はよく伝わってくる。この曲を作った時の彼らの心情を思うと胸にくるものが少なからずあるんだけど、今このライブの情景と重ね合わせても全く遜色なかった。色褪せない永久写真………

 「hello sorry good day from~」、ライブ自体終わって欲しくなかったけど彼らに合わせて会場全体で大合唱だった。

 

 ラスサビ後の「サヨナラッ」に間髪入れずUNISON SQUARE GARDENでしたバイバイッ!」と斎藤が叫び、ライブは幕を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後はひとりで余韻を楽しみつつ、開演前に会ったフォロワーさんと会場の外で再会。語り合いながら駅前まで歩いた。同じものを好きな友達と語れることの幸せさを噛み締めた。帰り道にふと見上げた都会の星空が今日はやけに綺麗だった。

 

 

 

 

 

(妄想ライブ)

UNISON SQUARE GARDEN Live tour 2020

セットリスト

 

1,UNOストーリー

2,ガリレオのショーケース

3,ため息 shooting the MOON

4,MR.アンディ

5,23:25

6,セレナーデが止まらない

7,Phantom Joke

8,天国と地獄

9,(ドラムソロ~セッション)

マイノリティ・リポート(daring,I love you)

10,デイライ協奏楽団

11,夕凪、アンサンブル

12,春が来てぼくら

13,オリオンをなぞる

14,シュガーソングとビターステップ

15,フルカラープログラム

16,kid,I like quartet

17,桜のあと(all quartets lead to the?)

 

En.

1,マスターボリューム

2,BUSTER DICE MISERY

3,cody beats

 

 

 

 

 

 わたしの妄想ライブにお付き合い頂きありがとうございました。先日、わたしの尊敬する方が妄想ライブレポを書いていて勝手ながらその波に乗らせて頂きました。(アイデアお借りしました)

 

 UNISON SQUARE GARDENさん、多分通常のライブツアーだとB面始まりは絶対と言っていい程ないと思う(武道館の001は除く)。田淵なら裏の裏まで読んでいつかやりそう、希望は持っておきたい。

個人的にセトリに入れたかった曲もまだまだたくさんあったんですけどね~…プロトラクト・カウントダウンとかシューゲイザースピーカーとかパンデミックサドンデスとか…あとシャンデリア・ワルツ。生で観たい曲を挙げていったらきりがないので、バランスを考えてこのセトリになりました。ほぼ成り行きみたいな感じです

 

B面始まりはあくまで妄想ライブということなのでお許しください…妄想くらいはね、夢を見たっていいでしょう?

 

 

 最後までお読み頂いた方、お疲れ様でした。

 この状況が収まったら1番にライブハウスで開催されるライブに行きたい。わからず屋には見えない魔法をかけられたい。

UNISON SQUARE GARDENの演奏を目の前で見られる日が1日でも早く来ますように。

living

わたしはこの世界に一人しかいない

事態がおおごとになっているのだと実感している。こんなニュースで感じてはいけないことかもしれないけど、わたしたちの生活はじわじわと蝕ばまれているのだ。自分は大丈夫、なんていう絶対の保証はない。皆平等に人間なのだ。どんなに世の中での立場が上の人でも、国民的に知られている有名人でも、かかってしまうリスクは同じ。

 

午前10時、頭をつんざくような頭痛がした。なにもないのに、ただ頭痛がした。ちょうどパソコンを使っていたのでそのせいかと思ったが、それは違っていた。だめなことが起こる、起こってしまった表れだった。だめなことが起こる前兆が何かしらの形でわたしには訪れるらしい。主に精神的に。前にもそういうことがあった。それでニュースを知った。驚いてしまった。だって、そんな、冗談…

 

昼寝をしたら、頭痛も、今日のニュースも全部全部嘘だったんじゃないかって思って、願いながら、1度寝てみることにした。

でもそんなことはなくて。昼寝から起きてTVやネットを観たり、ラジオを聴いたりしたら益々実感が湧くばかりだった。あぁ、本当だったんだな、信じられない。

 

失ってから気づきたくなかった。わたしたちは失ってからその大切さに気づくものが多すぎる。今日あることが明日も当たり前にあるなんて保証はどこにもない。当たり前というのは常に幸せなのだ。今日もお腹が鳴るからご飯を食べる。離れてはいるけど画面の向こうの相手と話す。好きな音楽を体内に流し込むように聴く。そんな当たり前な幸せを噛み締めながら、生きていかなければいけない。

 

人間誰しもが一人で生きている訳ではない。大切な家族、友人、尊敬してる人、好きなミュージシャン……それらに大なり小なりすがりながら、頼りながら生きている。自分ひとりだけの問題ではない。その行動のその先を考えて。これから平和に生きていくためにも。

 

「わたしたちは、生きているのだ。」

 

今できることを精一杯やるだけ。

 

ご冥福をお祈りします。

メインヒロイン

わたしは主人公にはなれない。

たった17年と少し生きただけの人間でも悟ってしまった事実。“応援する側”にはなれても、“応援される側”にはなれない。輝けない原石。他の人に向いているものは瞬時に見抜けるのに、自分に向いているものはいつまで経っても見つけられないジレンマ、盲目。自分が何に向かっていけばいいのかが分からなくなる、時々。

あなたはすごいよ、頑張れるものがあって。「後悔したくない」と言えて。わたしは始める前に自分はだめだ、できないと悟ってしまったから。分かっているようで分かっていないこの世界のからくりを、残酷さを知っているから。

ゴールが見えないものに突き進むのには絶対に勇気が付きまとう、必要不可欠。彼らも、あなたも、それが出来るのがすごい。わたしは応援することしかできない。なれても、隣にいることだけ。隣にいて、同じように喜怒哀楽を味わうことだけ。わたしはそういう人間だと知ってしまったから。今いるところからどう足掻いても上に行けないことなんて、嫌というほど知っている。頑張っても報われないものがあることも知っている。この世の不条理も少しだけ、かじる程度には知っている。その人が生まれた時から持つ才能にはどうやったって敵わないのだ。わたしはその人たちに勝手についていって、有難いことに色々なことを学ばせてもらっている。生きていく理由なのである。誰かに支えられる、もしくは支えてもらってその人は初めて主人公になれる。それまではわたしも彼らも、それからあなたも平等な一般庶民なのだ。わたしの世界ではいつの日も彼らが中心に居る。

 

今日も好きでいていいですか

 

 

点と線を繋いで。

ちぐはぐな鬱

元推しが不倫してたとかいうニュースで心がずさんだ(今も現在進行形でずさんでいる)オタクですどうも。

結婚は100歩譲っていいとしても不倫はよくねぇぞまじで。そこは許さん

(今回は本当にいつもの100倍くらいは口悪いので読むなら相当な覚悟が必要です、お気をつけください)(こんなん読む人おるんか……?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだっけ、その元推しのこと知ったのいつだったっけな、暗殺教室で好きになったから2015年か。(作品名出してええんか)

ひたすらにカルマが好きだったんだわわたし(元推しの名前バレますねいいけど)。カルマかっこよかったしね。わたしその時中学生だったから中学生特有のなんかがあったんだろうね、夢小説書いてた。語彙力ないやつね。夢小説は今でも書いてるから精神的には全然成長してないなとか思うんだけど。

そこから元推しのファンになった。出てるアニメはほとんど録って観てて。それで知って好きになったアニメいくつあると思ってんの元推しよ。小学生の時やってて中学なって辞めた将棋だってまた始めたし、それまで知らんかったバチカン市国っていう国も知ったし、ついには元推しのアーティスト名義のCD買ったし。誕生日プレゼントにアルバム買って貰ったし。雑誌も後々集めたし、ラジオでお便り採用されたことだってある。あとは某京都のアニメイベントで会いに行った。正確には“見た”だけど。遠くて全然見えんかったけどとりあえず声と顔は良かった。それが2018年の話。今から2年前

わたし本気で声優になって元推しと共演したいとか思ってたからね。高校に上がってからは業界の厳しさ知って諦めたけど。

 

今から2年前には結婚してたってまじで言ってる??言えよ

あのさ、言わなくてもいい~みたいな意見もあると思うんだけどこれに関しては言ってほしかった。言ってくれればまた応援の仕方違ってきてただろうし、なんか、そんなに追いかけるのに必死になってなかった気がする。その時間と金を箱庭バンドにつぎ込めたしね。言えよ(2回目)わたしが会いにいった時には既に結婚してたの??は??言えよな??知ってたらイベント行ってないけどな、まぁそのイベントで出会った人と今も仲良くしてる、あと違う推し声優ができた事実もあるのでそれはいいや、許すわ

あと相手がさぁ~わたしの知ってる声優だとさ??その元推しの出てたドラマCDで恋人役やってた人だとよ??いやー、むり。言ってほしかった(なおCDは2016年のものなのでそこではまだリアルの恋人、結婚に発展してなかった模様)

まって、ガチファンやめた理由書いてないや書いとこ。金ない中学生はリアコしてました。うん、まぁそれは2年くらいで諦めたんだけど(逆に2年もしてたんか)、あのー…髪染めだした時期からあー…ってちょっとずつ冷めた。あんたは黒髪が一番似合うよ何で染めた???あとゲームの実況やり出してからは、???ってなって追いかけてない。ゲームわからん。(個人の勝手ですね)

あと曲の路線変更した時になんかちげぇな、とは思った。そんなこんなで少ないながらも集めたCDやグッズは箱庭バンドにガチハマりしたことによって全て手放したよ

でさ、結婚してた、はまだ分かる。とても分かってあげようじゃないか。(謎の上から目線)

不倫は何をどう考えてもだめでしょ、裏切りじゃん そんなさ、金入ったら遊ぶような人やったっけ??それともわたしが見てたあなたは作り物だったの??は??無理

今回のニュースでそういえば~と思い出したエピソードもいくつかあってさ(ガチファンしてたから色々調べたやつ覚えてる)、女性声優と仲良いっていうのはほんとだわ。手押し相撲してたとかインタビューで読んだことあるし。去年放送の主演アニメの配信特番で年齢半分くらいの年下の女性新人声優ちゃんと仲良かったてすもんね!!可愛い可愛い連呼してましたもんね!!!!!それで別の人とは結婚してたんでしょ??は??なんなの??女たらしなの???

なんか…お嫁さんかわいそう。お嫁さんめちゃくちゃ可愛いじゃん!!可愛いだけでけっこんしたんじゃないと思いたい ちゃんと中身も好きで結婚したんだと思いたい

タイプが分かりやすすぎんだろ、って意見ばりくそ同意しかない そうだよなぁ~~昔からぽっちゃり好きだったもんなぁ~~ロリコン

今回の件については週刊誌が悪いと思ってないので。むしろ本性暴いてくれてありがとうなので。人間って怖いよなぁ~~~…………

男性ってみんなこんなのなの??と思ってしまうからやめてほしい。あのさ、個人的には別にキャバクラ行こうが風俗通ってようが良いんだけど(それは相手に満足してないからだよな、その気持ちは分かるので)、それをなんか言ってくれない、というか表の顔で何も出してこずにしてるのがだめ。もうちょい下ネタ言えよな???なんか、アーティスト名義で歌ってる曲のイメージからもっと純粋なのかと思ってたから落差で嫌いになった

色々言ってるけどまーじで不倫はよくねぇよ??手繋いだ時点でアウトだからな??はい即アウト

あとさ、不倫してたって言ってんのに「これからも応援します」って言ってるファンもわからん。え??不倫してんだよ?????結婚おめでとうじゃねぇよ??????一回落ち着いてみてみ???落胆しねぇの???ショック受けてんのわたしだけ?????

しばらくは出演してるアニメ見れねぇな……しんどい。わたしの推しキャラCV元推しなんだけど??ちょっと??????どうにかしてくれよ?????持ち番組でこのネタ存分に弄られ倒されてください、わたしより。

 

 

 

 

 

 

文章にしたらスッキリしました

気分悪くしたらごめんね。

おわり。

惹き合わせ、奏でる

 

ARDBECKの「BLUE」という曲である。

 

XIIXの前に須藤くんを知らなきゃいけないなと思い立ったわたしは、「須藤優」と調べてみることにした。するとXIIX結成前に他アーティストのサポートベースだけでなく、過去にバンド活動をしていたことが分かった。それがこのARDBECKだ。バンドをやっていた、とは本人の口から何回か聞いていたが、曲を聴いたのは今日が初めてだった。

…須藤くんが歌っていたとは思わなかった。てっきりベースだけかと思っていたから意外だった。

そう思って聞き始めた「BLUE」。

…不思議な曲だと思う。演奏も一流だし、ふわふわと浮いてしまうような流れで聴きやすい。MVも無駄に凝っていないし、「音楽だけを楽しんでもらいたい」という気持ちが伝わってくる。だが、歌声にパンチがないと言ってしまえばそれで終わってしまうがわたしが普段聴いている音楽ジャンルのせいか、どこか物足りなく感じてしまった。演奏が凄いだけにもったいないと思ってしまうのは欲張りだろうか。

 

話は少し変わるがXIIXのことを。

 

XIIXでギター・ボーカルを担当する斎藤宏介は、ご存知の通りUNISON SQUARE GARDENというロックバンドを15年もやってきているから、技術に関しては言うことがほとんどない。ただひとつ足りないことは、作曲の複雑さだろう。斎藤がユニゾンで2曲だけ作詞作曲を担当した、「スカースデイル」「三日月の夜の真ん中」は他の曲にはない優しさも歌詞に含んでいるが、はっきり言ってしまえば単調である。その単調さも好きだが、いつもの田淵曲に慣れてしまっている身としてはどこか物足りない部分がある。

対して須藤くんは、ベーシストの活動だけでなく、これまで何人ものアーティストの編曲を担当してきた。そのどの曲を取っても良いのだ。ただ編曲するだけではなく、どこか須藤くんらしさが曲中に忍ばせてある。曲のアレンジに関しては右に出る者はいないだろう。

 

そんな2人が始めたXIIX。

良さを合わせ、かつ足りないところを補え合えるバンドだと思う。パズルのピースがぴったりとはまるような2人のコンビネーションが最高である。この2人なら、どこまでもいけてしまうだろう。パズルのピースを合わせるだけではなく、それを更に展開していき、良い影響を与え合い、常人では分からない程のレベルに達している。

 

 

実を言うと、XIIXのアルバムは昨年の年末ギリギリまで購入を迷っていた。斎藤宏介の作る音楽は好きだけど、ユニゾン以外の活動も追いかけるのは大変ではないかと思っていたから。しかし元旦に公開されたこのMVを観たわたしは即座にアルバムの購入を決めてしまった。買うしかない、と思ってしまった。

 

XIIXの作る音楽は、わたしが求めていたものを具現化したようだった。UNISON SQUARE GARDENや斎藤宏介という人間を知らなかったとしても、きっと好きになっていた。わたしに足りなかったのはこういう音楽の種類だと思うし、これを欲していた。

この人たち、まだ1枚しかアルバムを出してないはずなのに。何回も聴いては何回も惹き込まれてしまう。どうしようもなくこれからが楽しみになってしまうのだ。そんなわたしは6月のXIIXライブに行く予定だ。この2人が奏でる空気感、演奏、全てに期待を込めて。