音旅

文章の世界の住人。主に音楽のお話。

彼女たちに“はなまるぴっぴ”を贈りたい-乙女心をくすぐるアイドル、A応Pについて

 乙女なら1度は憧れるであろう、キラキラと輝く宝石や目を惹かれるかわいいアクセサリー。どれもこれも魅力的で胸が高鳴る。

 わたしにとって、可愛くてキラキラしたものに例えられるアイドルがいる。

 

 

 その子たちは、A応P(えーおうぴー)という。全員が“アニメ大好き”であるアイドルだ(ちなみにグループ名の“A応P”は『アニメ“勝手に”応援プロジェクト』の略)。

 

 

 この記事が始まったばかりで残念なお知らせをするのは申し訳ないが、彼女たちは2021年3月31日をもって解散してしまう。正直、解散とかしないんじゃないかと思っていた。A応Pは他のアイドルさんみたくちょいちょいメンバーが変わって長年続けられているのだが、新しいメンバーも数年前に正式加入したばかりだし、去年(2020年)の8月にも1人卒業したし、アニメのタイアップ曲もあるアイドルさんだったからまだまだ続くと思っていた。A応Pにわたしと名前が一緒の(漢字は違うけど響きは同じ)メンバーがいるから、ライブか握手会に行って「わぁ~!同じ名前なんですね!」ってめちゃくちゃ笑顔で声を掛けてもらうのが夢だった。まぁアイドルには賞味期限があるって確か誰かが言ってたし…仕方ない部分はあるとは思うけどな……

とにかく、解散理由がメンバーの不仲じゃなくて良かったと思う(※これに関しては後述します)。

 というわけで、解散する前に文章にしておきたいと思い、筆を取ることにした。今回もよろしくどうぞ!

 

 

 

 わたしがA応Pのことを知ったのは、今から約6年前の2015年。アニソン界でも有名曲となった「はなまるぴっぴはよいこだけ」という曲が発表された頃である。

 

 

 オタクじゃなくても1度は耳にしたことがあると思う(偏見)。その時のわたしは中学2年生で、アニメオタク期真っ只中だった。今もオタクではあるけど、アニメや声優にオタクしてた全盛期は中学生の時だったと記憶している。この「はなまるぴっぴはよいこだけ」という曲は、そのアニメオタク期に出逢ったアニメ「おそ松さん(1期)」のOPだった。おそ松さんは現在も新シリーズが放送されているが、この時は特に“好き”の感情が大きかった。好きなアニメのOPということで意識せずにはいられなかったし、曲が流れる度に「おそ松さんだ!!」と目を輝かせていた。ただ、この時点では本格的に彼女たちにハマることはなかった。いち“アニメのOPを担当しているアイドル”という認識に過ぎなかったのだ。2次元にしか興味のなかった過去の自分を殴り飛ばしたい。

 

 おそ松さんの1期が放送されていたこの時期、実はテレビ大阪A応Pの深夜番組「A応Pのあにむす!!」が放送されていた。なんか面白い番組ないかな~と適当に番組表を漁っている時にたまたま彼女たちの冠番組を見つけたわたしは、おそ松さんと並行してちょこちょこ観ていたりしていた。とは言っても、その番組の後半に付属していた(今となっては元推しの)番組が目当てで観ていたところがあるから彼女たちにめちゃくちゃ申し訳ない…当時の自分にちゃんと観とけ…と言いたくなる。2021年の春には解散しちゃうんだぞ……

 

 

 それからわたしは中学を卒業し、高校生になった。高校生になってからは自分の中のアニメオタクの部分が弱くなり、その代わりといっては何だけど、とあるライブをきっかけに眠っていた音楽オタクの部分が段々と顔を出すようになってきていた。父が昔から音楽好きなのが影響していたのだと思う、すぐにロックバンドの沼へと転がり落ちていった。そしてバンドにハマるにつれて、声優やアニメの界隈とは距離を置いていた。

 

 わたしがそんな人生最大の転換期といってもいい時期にA応Pは何をしていたのかといえば、おそ松さん以外にも雑誌「ちゃお」を原作とするアニメのタイアップに選ばれたり、その他様々なアニメのOPやEDを担っていた。ちゃおに関しては中学生まで読んでたからA応Pがタイアップしてたのは知ってたけど、その他タイアップはファンになってから調べました……全然知らなくてすまねぇ……

 

 こんな平行線みたいなわたしと彼女たちがここからどうやって交差を遂げたのか。

 そのきっかけは、去年の8月に開催されたあるメンバーの卒業ライブである。

 コロナ禍で暇なわたしはいつものようにTwitterを見漁っていた。そんなある日、何故かA応Pのページに辿り着いたわたしが見つけたのは2020年の8月2日にひとりのメンバーが卒業するということ、それに伴うライブ「A応P−アニメ応援プロジェクト− BEST of BEST!!!!!!!! Next Generation~」(※以下、“8月ライブ”)がYouTubeで無料配信されるという告知。卒業するメンバーはお嬢様みたいな…というかグループ内やファンからも“姫”と呼ばれており、A応Pの歴史の中でも初期から活躍している方だったので彼女たちのことまだ詳しく知らなかったわたしでも何となく認知はしていたのだ。だから、彼女が卒業することに驚きが隠せなかった。メンバーの卒業ライブだけど無料だし、ちょうど夏休み期間に配信されるライブということで観ることを秒で決めた。

 

 

 結果から言うと、めちゃめちゃに良かった。アイドルってこんなにも歌って踊れるのか…とライブを観ながらびっくりしていた。女性アイドルといえば特に男性ファンから支持される為にただきゃぴきゃぴしているだけだと思っていたので(超失礼)、こんなにも楽しそうにパフォーマンスをすると思っていなかったのだ。本格的にハマっていたわけではなかったけど、卒業するメンバーから現メンバーへのメンバーカラーの受け渡しの場面とか最終曲が披露された場面なんか泣きそうになっちゃったもんな…オタクだから涙腺がガバガバに緩いのよ……

今度この8月ライブが円盤化されるらしいのでお金が貯まったら買います…!!円盤化まじでありがとう好きよ

 

 その日は、わたしが出来ないことを具現化してくれる彼女たちに心を奪われたのだ。「はなまるぴっぴはよいこだけ」がリリースされた時からA応Pのメンバーは半分くらい変わってしまっているけれど、そんなことはどうでもよかった。A応Pが続いてくれていることに感謝しなければならない。

わたし自身といえばまぁ~~~きゃぴきゃぴなんて出来るような可愛い人間じゃないし、歌もダンスも得意なわけじゃないし、出来ることと言ったら音楽を聴くことか、それに対してちょーっと文章が書けるくらい。そんなわたしが“憧れ”に近い感情を持ったのは彼女たちが初めて…ではないのだけど(過去に他のアイドルグループのファンをしていたこともあるので)、こんなにも成長過程にいる、一生懸命に頑張っているA応Pメンバーの姿を観ると心にくるものがあった。実はわたし自身、小学生の頃から可愛いものが大好きだったのだが好きなものを好きと言うことができない環境に置かれていたので、趣味を大々的に「好き!!」と表現することができなかった。その反動もあると思う、A応Pのメンバーが輝いて見えたのだ。『A応Pは可愛い』と認識するにあたっての礎が作られたライブだった。冒頭でも書いたように、この時からわたしにとってのA応Pは“ただのアイドル”ではなく“乙女が憧れる象徴”となったのだ。

 

 

 そのライブがきっかけでSpotifyYouTubeで楽曲を聴きまくる・観まくるようになったし、彼女たちのことをたくさん調べるようになった。Spotifyにある音源を聴きすぎて、わたしが2020年に多く楽曲を聴いたアーティスト第2位にランクインしていた。この時は「そんなにいっぱい聴いてたんか……」と自分でひっくり返った。学生(+他の界隈の沼にも生息するオタク)だから金銭的に余裕がなく、FCに入会するとかCDやグッズをわんさか買うとかが出来ないのがとても心苦しいが、せめて楽曲やメンバーのことくらいは知っておこう、好きでいよう!と思った結果だ。ライブから入るとめちゃめちゃにハマるとはこのことを言う。

 

 この8月ライブの後、A応Pはまたしても2020年10月~放送の「おそ松さん(新シリーズ)」のタイアップとしてシングルをリリースすることが決まった。アニメ界隈では、“A応Pといえばおそ松さん”、“おそ松さんといえばA応P”というイメージがあると感じているので、以前に続いて再びタイアップしてくれることはわたしとしても喜ばしいことだったし、A応Pにはもっと売れてほしいと思っていた。

 そんな「おそ松さん」のOPであるMVを貼っとくので良ければ……というか、わたしの推し、工藤ひなきちゃん(メンバーカラー:ピンク)が可愛いから是非見てほしい。もちろん全員可愛いのは承知の上で……

 

 

 おそ松さんの主人公たちが“ニート”というキャラ設定に掛けられた「nice to NEET you!」という楽曲である。「劇場版 ラブライブ!」の劇中で登場する楽曲「Angelic Angel」の編曲を担当した倉内達矢さんがこの曲の編曲にも携わっている。初見で「ラブライブの製作陣か……強いな……」と思いました……A応Pが本気出しとる……

 この楽曲の注目すべきところは、すばり歌詞。A応Pは先述した「はなまるぴっぴはよいこだけ」、そしてこの「nice to NEET you!」の他にも、おそ松さんのOPが変わる度にタイアップとしてシングルをリリースしている(というか今までのおそ松さんのOPは全てA応Pが担当している)。A応Pが歌うおそ松さん関連の楽曲はこれまでに6曲リリースされた(シングルだけではなくアルバムにもおそ松さんを匂わせる楽曲が存在するから正確には7曲かも)。これだけアニメ界隈に愛されているグループがあるか?

 

 その話を踏まえて「nice to NEET you!」の2番中盤の歌詞を見てみよう。

 

いつになってももらえない
はなまるぴっぴお疲れさん
早起きしてもすでに夜
バタン(Oh!) キュー(No!) でケセラセラ


(Come on!) 夜食にゲーム 近うよれ
(Come on!) まぼろしに キスして
(Oh Yes!) …からの「よし、寝るか」
六つ数えてレム睡眠(Yeah!)

 

  これまでA応Pが担当したおそ松さんのタイアップシングルのタイトルである、「はなまるぴっぴはよいこだけ」、「全力バタンキュー」、「君氏危うくも近うよれ」、「まぼろしウインク」の4曲が歌詞に使われている。制作陣とA応Pのメンバーに愛しか感じない。

  ちょっと余談なんだけど、2番終わりあたりに推しちゃんが言ってた、“働かずに食う飯も、うまい!”というセリフが可愛すぎたので無理をせずに生きたいと思いましたね……工藤ひなきちゃんありがとう、A応Pありがとう

 

 

 

 A応Pの良いところはMV(しかもshout ver.ではなくfullのもの)がYouTubeで観れちゃうところにもあると思うんだよな……ちょっとくらいお金取っても全然いいよ、推しさんが観れるなら……という気持ちになる。まぁ無料公開だとこうやってどこからともなく湧いて出てきたファン(※わたし)が沼にハマるスピードもめちゃくちゃ早くなるからそれはそれでめちゃくちゃ有難いけど……

 

 

 だがしかし、ある日唐突に降ってきたかのように宣告されたのがそう、“A応P 活動終了”のニュースである。このニュースが入ってきた時期はちょうどわたしがテスト期間だったか、昼間に自宅のリビングでTwitterを漁っていたんだけど、あまりにも急な宣告すぎて「は?嘘やんな??(※キレ気味)」と思った。めちゃめちゃTwitterで真偽を検索し、公式サイトの“ニュース”の欄を5度見くらいし、各メンバーのコメントをそれぞれ3回くらい読んでやっと受け止めることができた。受け止めてはないか…その事実を信じることができた。活動を終了する理由としては、『A応Pがアニメを広く知らしめることが出来たから』『A応Pのお仕事は終わりを迎えます』みたいなことが書いてあった気がする。衝撃を受けすぎて肝心なことが記憶から抜け落ちてるんだよな…活動終了する理由が『メンバーの不仲です』だったらどうしようかと思ったもん……変わらず仲は良いようだったから胸を撫で下ろした。

 表記としては一応“解散”ではないのだけど、A応Pが始動した初期あたりから所属するメンバーが公式HPのコメントで「解散します」って言っちゃってたから実質解散なんだろうな……と思う。

 ファンになって半年、オタクにとって最も酷な結末に導かれそうになっている。というか、もう決定事項だし止めようがないからどうしようもないのだけど……せめて捧げる物としてこんな、愛が重たい文章を書いている。

 

 

 暗い話ばっかりしてても仕方がないので、ここからは彼女たちの魅力をひたすらに語ろうと思う。布教とかじゃなくて好きで書いているだけなので、「他の人にも好きになってほしい」という思いはどちらかといえばないに近いが、興味があればYouTubeの再生ボタンをぽんっと押してみてほしい。

 

 まず最初に魅力として挙げられるのは、先述した通り、彼女たちの頑張っている姿。

 

 

 

 アイドル戦国時代の現在、「どのアイドルも似たようなもんじゃないの?」と思われるかもしれないが、彼女たちは“メンバー全員がアニメオタク”という強い武器を持っている。この「それゆけ!恋ゴコロ」という曲はアニメのタイアップがついているのだが、MVの舞台としてネオン色のディスコルーム、メンバーがロボットになりきったダンス、サビの部分では本格的なダンスも垣間観ることができる。楽曲としては女の子の恋する気持ちが表現されているし、EDMアレンジとベースラインがめちゃめちゃに効いていて聴きどころが満載だ。実は(この曲だけではないのだが)、A応PのMVにはダンスver.なるものが用意されている。「それゆけ!恋ゴコロ」も本MVとは別にダンスver.のMVが公開されていて、「まぁ簡単やしできるでしょ!」って思ったわたしはMVを観ながら1回通しで踊ってみることにした。しかし、全然ついていけないし曲が終わる頃にはゼーゼー言って息切れしていた。アイドルって本当に凄いんですね…

 

 わたしは普段ロックバンドのオタクをしているので、歌いながらじゃんじゃかギターを弾くギターボーカル、その他のパートでも楽器を弾きながらコーラスをしているバンドメンバーの凄さは重々知っている。バンドでもこれだけ大変なのにアイドル…笑顔で歌って踊るなんて常人の為せる技じゃない……バンドもアイドルもどっちも凄いんだなぁ…とA応Pのことを知ると同時に改めて認識させられた。

 

 

 

 

 こちらは「フライングベイビーズ」という楽曲。曲のタイトルと同名のアニメのタイアップソングとなっている。そして次に紹介するA応Pの魅力は、歌詞や想いをファン(観客)へと伝える力があることだ。

 それぞれのカラーが取り入れられたひらひらな衣装に身を包んだメンバーがフラダンスを踊る、といったMVなのだが、振り付けがたぶんどのMVよりも可愛いんじゃないかと思う。サビあたりの振りが特にふわふわしていて女のわたしでも見惚れてしまう。舞台が落ち着いた植物園なのも衣装が映えていてとても良い……圧倒的に“““可愛い”””。A応Pの中でもイチ推しのMVである。

 

 話が少し変わるが、わたしがTwitterで仲良くしてもらっているフォロワーが最近アイドルにハマった。だが、ハマる以前は「アイドルって自分で歌を作るわけじゃないやん?その辺はどうなの?」といったことを考えていたそうだ。わたしはこの意見にめちゃくちゃ同意した。わたしの好きなロックバンドは自分たちで1から100まで曲作りしてるもんね……

 だがしかし、アイドルに実際ハマってみるとそんなことはどこへやら、「メンバーにこんな素敵な歌詞を歌わせてくれてありがとう……」という気持ちになる(※あくまでわたしの場合)。

 先程、YouTubeへのリンクを貼った「フライングベイビーズ」の始まりの歌詞はこうだ。

 

夢のサイズが合わなくなって

自分を変えてジャストフィット

 

 この楽曲の再生ボタンを押すと、どこからともなく元気が沸いてくる。自分の中に温泉みたいな源泉地がないとしても、A応Pが元気を分けてくれる。そんなイメージ。

 このイントロ部分の歌詞すごない?“夢のサイズが合わなくなったから自分を変えるよ!“なんて歌詞、アイドルでなかなか聞かないような気がする(わたしが無知なだけかもしれないけど)。彼女たちの可愛らしいフラダンスや笑顔と相まってパワーを貰えるのだ。

 楽曲はといえば、フラダンスがダンスの振りになってる分ローテンポな部分もあったりして、わたしの心の奥底に眠っている乙女が目覚める音がした。サビではメンバーが歌詞を掛け合って歌っているところがあり、テンポが良くて思わずるんるんで鼻歌を歌ってしまう。A応Pほんとにかわいい。そして2番の始まりはこんな歌詞。

 

今日の涙は笑顔の種を育ててくれる

きっとハッピー

 A応Pがいればわたしはハッピーです……(頭のてっぺんからハートを飛ばす絵文字)

 

 

 さて、最近のアニソンといえば“早口ソング”が主流になってきていると思う。おそらく「らき☆すた」や「けいおん!」あたりから今もこのブームは続いているんじゃないかとわたしは考える。

 わたしの好きなミュージシャン兼プロデューサー、田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN/THE KEBABS)の作る楽曲もそれなりにテンポが速くて難易度の高いものが数多く存在するのだが、そんな流行りに乗った楽曲……A応Pにもあるんですよね……

 

 

 

 「FREEDOMでムダに無敵!!」という曲である。こちらもアニメのタイアップソング。タイアップ多くて嬉しいな……(にっこり)

 聴いたら分かるんだけどまじで速い。速い、というかまんま早口言葉言うとる……“東京特許許可局”、高校3年間放送部だったわたしでも言うのに割と苦戦するんだよな……ぱぱっと言えちゃうのすごい 努力の塊

 楽曲中ずっとBPMが速いわけではなくて、ピアノで歌声を魅せる部分であったり、サビでは跳ねるようなテンポ感になる。アニソンとしては稀に聴く画期的な楽曲だと思う。ぴょんぴょん跳ねるダンスもとっても可愛い。背景が白だからメンバーの動きが映えてこれもまた良いんだよな…

 

「FREEDOMでムダに無敵!!」の歌詞を見てみると「元気!!!」のパワーが盛りだくさんで、陰キャとしてはとっつきづらい感じがないとは言えない。だが、この1文が刺さることになった。

 

涙ぴちゃりこぼしてるなら 月におやすー
強くならなくていい 逃げていい 避けていい
イヤなこと 【きっく!!】
イヤなやつ 【きっく!!!!】
けっとばして さわいじゃえ!!【れっつごー!!】

 

 そうですよ…嫌なことからは“逃げていい”んですよ…

 先ほど紹介した「nice to NEET you!」のMVでも、メンバーが“現実(リアル)で頑張りすぎてない?”と問いかける場面があるのだが、『無理をしない』『逃げていい』というテーマは“アニメ大好きアイドル”のA応Pだからこそ伝えられるのだと思う。

「FREEDOMでムダに無敵!!」はこの歌詞に加え、どこか懐かしい曲調が惹かれる理由となっている。ただ単なる“アニソン”ではなく、時には現代人が忘れかけている大切なことも教えてくれる。それが“A応P”というアイドルだ。

 

 

 

 A応Pが活動終了するまで、残りはおよそ2か月。本格的にファンになってから半年間、楽しませてくれてありがとう………で終わらせられるわけがない。A応Pが活動に幕を閉じるとしても、わたしはきっと彼女たちの音楽の再生ボタンを押すのだろう。あの日、心を掴まれたというのはそういうことだ。忘れるはずがない。自信を持ってずっと好きだと言える。現メンバーがA応Pの活動終了をもって芸能活動を終了しようが何らかの形で続けようが、わたしはメンバーの意思を尊重したいと思う。

 

 3月25日に開催される活動終了前ラストのライブ、心から楽しみにしています。A応Pのみんな、最後まで輝いていてね。