音旅

文章の世界の住人。主に音楽のお話。

ゆにぞんのドラマーさんのことが好きです!2022

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 これは今年の4月にゆにぞんのライブへ行った際、会場前の公園で撮った写真です。このオタク、パイロットベア(※上の写真のぬいぐるみ)のことを持ち運びドラマーさんだと思っている側面がある。ちなみにカレイドツアーでもお外に3回持ち運んだし、そのカレイドツアーと後のカオスツアーではこの子を抱きながらフォロワーと待ち合わせしていたりもしました。パイロットベアちゃんに色んな景色を見せてあげられて嬉しい2022年です(あと単純にフォロワーがわたしを探す為の目印としてめちゃくちゃ見つけやすいらしいので今後も持ち運びたい)。

 

・前説

 このブログ案を思いついた時に「こういうのって誕生日に書くものでは!?」って考えたりもしたんだけど、鈴木貴雄さんの誕生日は6月13日で今は12月。あと半年くらいあるな…じゃあいつ書いても良くない?になったので今書きます。オタクは誕生日を待てない生き物なので…。後付けの理由としては、わたしがUNICITY(※UNISON SQUARE GARDENのファンクラブ)に入会したのが12月だからというのもあります。12月って気分がうきうきになるだろうクリスマスもあるし。記念日を新規で作る時に既にある何かの記念日と被っていると覚えやすいね。別界隈の好きなグループのメンバーの誕生日とか未だに覚えられていないし…(単純に脳のキャパ不足です)

 彼は2022年の6月13日に37回目の誕生日を迎えた訳なんですけど、わたしとしては祝ったつもりがあんまりなくて。「わたしは鈴木貴雄さんのことをこんなに好きなのにわたしが持ってる能力じゃ彼のこと全然お祝いできなかった…」と何だか不完全燃焼気味で1週間くらいずっと病んでいたので(※ここは笑うところです)、この記事で愛を爆発させたい思いもあります。タイトルを2022にしてしまったので1年に1回は書きたいかな。いやわからんけどとりあえず2022年の終わり・現時点で鈴木貴雄さんの好きなところいっぱい書きたいです!!っていう記事にします。来年も再来年もその先も好きでいられるといいね。

 

・本題

 前置き長いオタクだからたくさん書いちゃった。鈴木貴雄さんの好きなところ、かなりたくさんあります…以下目次です。

 

①ドラマーさんへの「好き」を自覚するまでの経緯

 鈴木貴雄さんの沼(?)にハマった経緯をここで紹介しておきます。とても長いです。

わたしがUNISON SQUARE GARDENに本格的にハマったのは、2019年の7月に大阪・舞洲スポーツアイランドにて開催された結成15周年記念ライブ「プログラム15th」(以下:舞洲)の後なんですけど、そのライブ以前から彼らの楽曲は割と頻繁に聴いていました(他のアーティストやバンドより明らかに聴く頻度が多かったので今思えばかなりユニゾンのこと好きなことが伺えますね…)。

今まで聴いたどんな音楽よりも中毒性のあるメロディーラインと、口ずさみたくなる歌詞、なんかわかんないけどめちゃくちゃイケメンなギターボーカル。そうです、UNISON SQUARE GARDENのメンバーで最初に惹かれたのは斎藤宏介さんでした。「あんなにも早口な歌詞を歌えてしかもギターめっちゃ上手いの凄い!」と、誰もが通る道を無事に(?)通り正直に白状すると舞洲でも斎藤さんのことばかり観ていました。斎藤さんの所にたまに寄ってくる田淵さんのことも面白くて観察していたんですけど、鈴木さんにはあまり興味がなく…といった具合。舞洲以前にユニゾンのライブはおろか円盤すら観たことが無かったので(当時はアニメオタクの学生だったのでバンドで円盤がリリースされていることを知らなかったし物理的にお金が無かったというのもある)、舞洲で斎藤さんが「オンドラムス タカオスズキ!」と宣言してドラムソロが始まった時に「ドラムソロって何?!」と思ったのを覚えています。月の満ち欠けを表した映像がモニターに投影されて、髪の毛をぶんぶん振ってドラムを叩く鈴木さんと交互に映し出されたあの景色。彼のことは、距離が遠すぎて肉眼では豆粒くらいのサイズでしか観ることが出来なかったけれど、めちゃくちゃ激しいドラムソロを披露していた記憶があります。「ドラムソロというコーナーが用意されるくらいにはこの人のドラムって凄いんだな~」とその時のわたしはのんびり思って、終わった後は周りに合わせて拍手を送りました。バンドに対してわたしがずっと偏見として思っていた「ドラムという楽器はうるさいだけ」という概念をまだ消し去れていなかったので、この時は彼の叩くドラムの凄さが分からず不思議な気持ちでドラムソロを見届けていました。あと「今日の俺かっこいいわ、UNISON SQUARE GARDENかっこいい」とMC内で言っていらした時も、「めっちゃ自信満々やん…」とちょっと引いたりしていました(めちゃくちゃ失礼だなこの時のわたしまじで殴りたい)。

単純な話、舞洲の後 UNISON SQUARE GARDENのことが大好きになりました。今では「このライブが良かったからこのアーティストが大好きになりました」みたいな、1度のライブで惹かれることがよくあるんだけどユニゾンはそれではなく、階段を徐々に下りていくように段階を踏んで好きになっていった感覚があります。舞洲以前にFM802主催の夏フェスには行ったことがあったけれど、バンドのことをこんなに深く好きになるのは初めてだったので好きになることに対してかなり慎重になっていました。でも、TwitterやインターネットでUNISON SQUARE GARDENを調べれば調べるほど「信頼していいバンドだな」と思うことができて「好き」の気持ちが加速していき、今のわたしがあります。

「もっとユニゾンのことを知りたい!」と思った際、バンドには雑誌でのインタビュー記事があることを知りました。それもかなりたくさん。アニメや声優の界隈では雑誌媒体が主となっていたのでインタビュー自体が少なく、バンドの雑誌インタビューが大量にあることはなかなか衝撃的でした。中古で漁ったインタビューの中で、ファンクラブ会報を除くと珍しいユニゾンメンバーのソロインタビューが載っている記事がありました。シングル「10%roll,10%romance」をリリースした2017年に、メンバー個人の好きなものや影響を受けたものに対して話している…というもの。その中で鈴木さん…この辺りから“貴雄さん”と呼ぶことになるんだけど、その彼が語っていた内容をよく覚えています(よく覚えています、というか重いオタクなので好きすぎて何回も読んだ結果覚えたんですけど…)。

「ゲームは好きだし、すごく影響されてるなって思います。 僕、自分の中にヒー ロー願望があるんですけど、それはゲームや漫画から影響を受けてる気がしますね。困ってる人を助けたいっていう純粋な気持ちもありますけど、助けた上でヒーローになりたいっていう(笑)。ユニコーンの川西さんが火事の中に飛び込んで人を助け出したっていうニュースがありましたけど、すごく憧れます」

-「B-PASS」2017年9月号(増刊)より

 

この記事を読んだ時、「わたしが知らなかっただけで貴雄さんって物凄く優しくて強い人なんだな…」と心を動かされました。舞洲でのMCで言っていたことをこの記事を読んでやっと理解できて「そういうことだったのか…」と腑に落ち、それと同時にドラマーという職業に対しての偏見を変えてくれました。ユニゾンと鈴木貴雄さんに出会う前のわたしは「バンドはめちゃくちゃ陽キャな人が聴く音楽」とか「ドラムはヘヴィメタルみたいな怖い人がやるもの」という思い込みがあったので、彼らにわたしの人生の指針を変えてもらったことにとてつもない感謝の気持ちを抱いています。

ニゾンのことをを知る為に数え切れ無いほどたくさんのインタビューを読んだけれど、この記事が今でも1番のお気に入り。あと、ここには載せられないけどこの記事と共に載っていたお写真も凄く良く撮れていて大好きです。良い瞬間をバッチリ撮って下さったカメラマンさん、本当にどうもありがとう。

雑誌の記事自体は現在も集めていたりするんだけど、この期間にインタビュー記事を年代問わず隅々まで漁った結果「UNISON SQUARE GARDENってめちゃくちゃ素敵なバンドだな…もっと早く知っておけばよかった」と思わざるを得なくなりました。

とてもとても長くなってしまいましたが、明確にUNISON SQUARE GARDENのことを好きになったのは舞洲があった2019年の7月。鈴木貴雄さんのことを好きになったのは…いつだろう。好きになったきっかけは色々ありますが時期的にははっきりしていないので「いつの間にか好きになっていた」と言ったほうが正確かもしれません(本当に好きになった時期としてはイカ状態での活動が盛んになった2020年4月辺りかも)。そんな沼落ちのきっかけとなった出来事たちを次の章では記しておきます。

 

②ただの「好き」から沼落ちの「好き」になるまで

 メンバーの中でも特に鈴木貴雄さんのことが好きになった理由として、アルバム「MOOD MODE MOOD」リード曲の「君の瞳に恋してない」MVの髪型オールバック+お髭ありの姿が、今まで見てきたどの男性よりも魅力的に見えて一発で心臓を抉るくらいの衝撃が胸を貫き一瞬でノックアウトしたことも大きいです(※貴雄さんが髪型をオールバックにしていると毎回大騒ぎするのはこのMVがきっかけです笑)。

このMVの1分30秒辺りから貴雄さんの見せ場があるんですけど、佇まいがあまりにもかっこよすぎて何度観ても「???」となります。歩く度にふわふわと靡く長めのジャケットを羽織り、ちょっとだけヒールのある茶色のブーツを履き、髪型はオールバック、そしてお髭……好きなところ書いていたら重すぎてドン引かれるレベルになってしまうんですけど、とにかく彼のこの格好が心から大好きなんです。それまでかわいい系の男性に惹かれることが多かったわたしの理想のタイプを、鈴木貴雄さんはこのMVひとつで180度ひっくり返してしまいました。貴雄さんの持つ大人な雰囲気、とっても素敵…

鈴木貴雄さんをかっこよさを超短時間で摂取したい時は決まってこのMVを観ているので、TVの録画機器をいじるよりYouTubeにfullがある方がパッと観れてめちゃくちゃ便利です…円盤買わなくてもMV観れちゃうのは布教にもうってつけですし、大盤振る舞いしてくれてありがとうUSGinfo。

 

 わたしがユニゾンを本格的に好きになった当時(2019年の終盤頃)は全国のFMネット局で「機材車ラジオ」が放送されていた時期だったので、貴雄さんのソロ回で彼の喋りの上手さと心地の良い声に惚れて何度もラジオを聴き返したことも好きになった理由として挙げられます。「斎藤さんや田淵さんはきっと色んなところでお話されているからそりゃお喋りできるんだろうな~」とは思っていたけれど、いざラジオを聴いてみると「貴雄さんって2人に隠れていただけでめちゃくちゃお喋り上手やん…!」と、かなり驚きました。わたしは元々声優オタクだったのもあって自分にとってお気に入りの声や耳触りの良い声は何度でも聴きたくなる人間です。それまで男性だと割と高めの声の人(一般的に言うかわいい系)が好きだったりもしたんだけど、貴雄さんの声でわたしの中の概念が一気に崩れ落ちまして…耳をくすぐるような、聴いていると思わず眠ってしまいそうな低音ボイス。バチバチにかっこいいドラムを叩くという楽器を持った姿からは想像もできないゆるふわなお喋りに、一気に鈴木貴雄さんの虜になってしまいました。

 

③鈴木貴雄さんが叩くドラムについて

 今もドラムという楽器に詳しい訳ではないけれど、絶対に舞洲の時のわたし(2019年)より今のわたし(2022年)の方が鈴木貴雄さんのドラムを観る眼の解像度が高いと自信を持って言えます。数値化してこういうの、という具体的なものは無いのですが、わたしの感じた「この曲ってここのドラムめっちゃ音良いけど叩くのは凄く難しそう」という部分でプロのドラマーさんが同じことを同じ部分で言っていらしたり(楽曲の難易度のお話ですね)、100%正確とは言えませんが生のライブを観てCD音源との微かな違いも読み取れるようになったり…元々ゼロだった知識が1か2にはなったのかなと思います。

 技術的な話はわたしの持つ知識ではまだ出来ないので、鈴木さんのドラムを他のドラマーさんの話と交えながら進めていきます。

 例えば、ヒトリエのドラマーであるゆーまおさん。彼は自らヒトリエの楽曲を作曲したり、声優さんのライブでサポートドラマーとして飛び回って活躍するほどのスーパースキルを持っています。ゆーまおさんのドラムをわたしの手持ちの言葉で表現すると、『ふわふわしているけれど少し毒があって刺々しい』という印象です。バスドラム(足で踏んで音を出す部分)が強く、初めてライブハウスでヒトリエのライブを観た時はわたしの身体中に音が響いた記憶があります。彼のドラムは何度か生で観たことがあるけれど、いつまでも実態が掴めなくて飄々としたイメージです。実際にはこんな曲を叩いていたりします。

【風、花/ヒトリエ

【灼熱にて純情(will-will-woo)/星街すいせい】

【デネブとスピカ/DIALOGUE+】

楽曲に収録されている色んな音との比較対象としてドラムの音が分かりやすいものを挙げてみましたが、いかがでしょうか。ゆーまおさんは上記のようにVtuberだったり声優ユニットだったりとかなり幅広いジャンルへドラムの音を提供されていますが、やっぱり彼自らのバンドであるヒトリエの音がリスナーへの爪痕の残し方が最も強い気がしています。

 

 対して鈴木貴雄さんのドラムは、まず全面に力強さ。そしてその力強さの奥底にあるものをよく覗いてみると彼がドラムの音で表す、決して力任せだけで叩いているのではないという優しさだったり、曲によって変わる感情の渦が見えてきます。どの曲だと彼のドラムの魅力が伝わるかな…と考えてみたのですが、オタクって好きな曲を絞れない生き物なのでだいぶ悩みに悩んでしまっています…

「君の瞳に恋してない」は先程挙げてしまったのでそれ以外で…こちらはどうでしょう?

Invisible Sensation/UNISON SQUARE GARDEN

この曲を初めて聴いたのは関西のラジオ局であるFM802のとある番組なのですが、なんかこう…今までに感じたことのない感情になったのを今でも覚えています。田淵さんの書く曲が良いのはもちろんなのですが、初めて聴くインパクトとしてこれを超えたものはユニゾンに出会ってからのここ4年間、数えるほどしかありません。鈴木さんのドラムのことを「力強い」と表現しましたが、まさにその力強さが遺憾なく発揮されている楽曲だとわたしは感じます。イントロ直後の強さのある叩き方だったり、Aメロ・Bメロ・サビでの心地良いリズミカルな叩き方だったり、曲が進行するにつれて「次はどんな音を鳴らしてくれるんだろう?」とわくわくが止まらないように作られています。

 

 お2人はタイプが真逆というわけではなく、何となく似ているような気がしています。ゆーまおさんも鈴木貴雄さんも、お二人のドラムが本当に心から大好きなので技術面で細かく聴いて楽しみたい時は鈴木さん、リズムやノリを感じてふわふわと楽しみたい時はゆーまおさん、という風にわたしは気分によって聴く音楽を分けています。もしもUNISON SQUARE GARDENヒトリエが対バンしたとして(この対バンはまじで叶ってほしい)、ライブハウスの入り口で「今日はどちらのバンドがお目当てですか?」と聞かれたらめちゃくちゃめちゃくちゃ迷った挙句「ゆにぞんすくえあがーでんです……………」と言いそうではありますが…知ってから歴が長いのは一応ゆにぞんなので…

 

 

 この記事を読んでいる方に是非試して頂きたいのが「UNISON SQUARE GARDENの楽曲を歌ってみる」ということです。もちろんユニゾンの曲はカラオケに行った時に歌ったことあるよ!という方もいらっしゃると思うのですが、ここで注目して頂きたい点は鈴木さんの叩くドラムの譜面です。いざ歌ってみると、楽曲のメロディーラインを邪魔しないように譜面が作られていることが分かります。初めてこの事に気付いた時は驚いた拍子に思わず再生していた曲を止めてしまいました…

わたしはUNISON SQUARE GARDEN以外のバンドもよく聴いたりしますが、ユニゾンのことを今では1番好き!と言えるようになったきっかけはきっと「ドラムの音がうるさくなかったから」というのも大きいと思っています。語弊の無いように書いておくと他のバンドのドラムがうるさいという訳ではなくて…ユニゾンを好きになる前までのわたしは、ロックバンドに対してあまりいいイメージを持っていませんでした。「大きな音を鳴らしてどんちゃん騒ぎする人たち」「暑苦しい」くらいのイメージを持って生きていたんですが、UNISON SQUARE GARDENの音楽は楽器全ての音のバランスが良く、爽やかで聞き取りやすい斎藤宏介さんの歌声も相まって、初めて聴いた時には「え?これがバンドなん?」と軽く衝撃を受けました。でもわたしがユニゾンの音源を聴いたのはアルバム「Dr.Izzy」の頃なので、斎藤さんの喉のポリープ手術後の歌声だったんですよね…荒々しさを全面に押し出した昔の音源、それこそ初期のアルバムである「新世界ノート」や、斎藤さんが喉の手術前直前に収録したもの〜手術した後に音を録った曲が収録されている「Catcher In The Spy」を聴いた時にも「本当に同じバンドなん?!」と、かなりびっくりしたのを覚えています。

 ドラムの話に戻ります。UNISON SQUARE GARDENのメロディーライン・ドラム譜面の大枠を作っているのは田淵智也さんですが(※「Spring Spring Spring Revival」付属の「Nihil Vip Viper」制作ドキュメンタリー映像を参照するとPC打ち込みで田淵さんがほぼ全ての音を作って持ってきていることが分かります)、最終的な譜面のアレンジや音の調整はドラマーの鈴木貴雄さんが担っているとわたしは記憶しています。違っていたらすみません!

自宅の雑誌棚をひっくり返したらファンクラブ会報誌Vol.2が出てきたので読んでみたんですが、鈴木さんが上記に書いたようなことを喋ってらしたのでほぼ確定のようでした(情報源が会報誌なので詳細をここに詳細を書くのは避けますが、今では公式的な入手手段が無いプレミア品となっている為ご興味ある方はわたしのTwitterのDMに突撃してもらえればと思います…!)。

 

 鈴木さんは自らのドラムのことを「料理でいう皿(のポジション)」と表現したこともありますが(※舞洲でのMC参照)、この表現に乗っかるならば…お皿が素敵だと料理も美味しそうに見えるよね、という話です。自分の立ち位置を誰よりも自覚して、何を成すべきか。バンドだとどうしたら周りの音の邪魔にならずにドラムの音をリスナーの耳に届けられるか。そういったことを鈴木貴雄さんは目立たないところで縁の下の力持ちとして、そしてドラムソロの場面に例えられるように、ドラムの見せ場ではロックバンドにおける“ヒーロー”となって表現しているんだとわたしこは思っています。

 

④ドラマーさんのここがかっこいい!

 いっぱいありますけどいいですか?(※その内容を書くための記事です)

ここだけの話、鈴木貴雄さんってライブでのドラム譜面アレンジをしているんです…アレンジしていると思っていますがわたしは音感がない人間なので正確に聴き取れているわけではありません…悪しからず…。

 例えば「箱庭ロック・ショー」。この楽曲はUNISON SQUARE GARDENの楽曲の中でも初期の段階で作られている曲なので彼らはきっと何百回と、数え切れないほどに演奏していると思います。今年の夏〜秋に開催された「Tour 2022 kaleido proud fiesta」でも2曲目に選ばれました。ユニゾンの初期に作られた楽曲群は、粗削りな部分がありながらもそこから宝石を見つけ出していくような展開が非常に魅力的です。わたし自身がユニゾンを好きになった初心を思い出したい時は聴くことにしています。

「箱庭ロック・ショー」もそのうちの1曲で、カレイドツアーで聴いた時の印象もひと際強かった記憶があります。この曲のCD音源は特に、ユニゾンのキーポイントだと思っている節があってかなりの頻度で聴いているので…こことか!分かりやすくて大好きでした!!(急にテンションが上がるオタク)

※オタクの書いた譜面が通ります
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(書いたはいいものの想定していたより画質が落ちちゃったので見辛いかもしれません…!PCだとある程度ましかも)

こちらを見て頂ければ分かる通り、この曲には1小節につき4つの音符という、音楽理論ド素人のわたしにでも簡単に解剖できるような作りになっています。この部分ってユニゾンのドラムの譜面としてはまだまだ序盤のとっても簡単なレベルなので、鈴木さんは「変わらない世界で〜」あたりからスティックをくるくる回しちゃったりするんです。そこが可愛くて好きです(突然の告白?)

ライブが楽しくなってきて音増やしちゃったりとか(完全に主観だけどわたしにはそういう風に見えます)、上記のようにくるくるっとドラムスティックをいとも簡単そうに回したりとか、これはカレイドツアー@2022 8/5 兵庫県 神戸公演だけの話なんだけどドラムソロの場面にてスティックを咥えちゃったりとか、貴雄さんらしいドラムだなぁ〜と思います。「ドラムソロありがとう!たかおさん大好き!」みたいなタオルかうちわか作っちゃだめかな?(?)

 

⑤ドラマーさんのここが可愛い!

 バンドでステージに立っていると力強くてかっこいいドラムを叩く鈴木貴雄さんでも、ステージから下りると穏やかでふわふわ~な雰囲気を纏っているように感じています。そこで直近のかわいい姿をここで紹介したいのです…

は~~~~~~かわいい

 つい先日、横浜アリーナにて「バズリズムライブ 2022」というフェスが開催されたのですが、そこで同じ日に出演されていた東京スカパラダイスオーケストラのドラマー、茂木欣一さんとの2ショット。鈴木貴雄さんは茂木さんLOVE♡な方なんですけど(※2020年9月に開催されたユニゾンの配信ライブ「fun time HOLIDAY ONLINE」のトークコーナーでその愛を爆発させる鈴木貴雄さんを観測しました)、わたしはそんな鈴木貴雄さんが好きなのです…自分の好きなミュージシャンに「一緒にハートポーズで写真撮ろう!」と誘われて(※推定)、ノリノリでハート作っちゃう鈴木貴雄さん可愛すぎる。この写真を初めて見たわたしは誰もいないリビングで奇声を上げて物理的に暴れてしまい弟に変な目で見られました…オタク落ち着けないですよこんなの。茂木さんマジで本当に心からありがとうございます、大好きです。

 

あとは、歌詞口パクしてるんるんになっているところや何だかんだ言ってふとした時にユニゾンの曲に絡めてトークを進めて下さるところや、円盤でカメラ目線をしてみたりするところ、ライブのとある曲で観客を見渡す仕草をしてみたりするところも鈴木貴雄さんの好きなところです。そんなん「観客とUNISON SQUARE GARDENへの愛」じゃん…バンドのことBIG LOVEな鈴木貴雄さんがね、わたしは大好きなんです。楽しそうにされていると安心するんですよね…

 

⑥ドラマーさんのおかげでドラムという楽器を好きになれた

 ここがこのブログの最終章です。こんなにも長いブログを読んで下さって本当にありがとうございます………

わたしのSpotifyには「ドラムが良い曲プレイリスト」なるものが存在しています。

ちなみにの話になりますが、バンドの方針でサブスク解禁をしておらずプレイリストに入れることのできないバンドの話を少しだけ挟みます。以前こちらの記事にもしたCRYAMY(クリーミー)というバンドのドラムも良い音を鳴らしていて好きです。

【誰そ彼/CRYAMY】

(言葉にして書くのは難しいのですが、歌メロとのバランスが心地良く、且つリズミカルで非常に聴きやすい音となっています。)

ところでこのプレイリストに曲を入れる基準は「自分がドラムを習ったとして叩いてみたいか」なのですが、最近は「このドラムめっちゃ好きだな」と直感的に感じたものをぽんぽん入れるようにしています。最近だと、「ミチヲユケ」/緑黄色社会、「ギターと孤独と蒼い惑星」/結束バンド がお気に入りです。ドラムという楽器はまだまだわたしの持つ知識では難解なので何というか…「この曲を聴けばドラムのことにもっと詳しくなれるかな?何となくで譜面覚えられるかな?」と、いつも心の中で踊りながらプレイリストの中の曲を聴いています。

 

 少し真面目なお話。わたしは鈴木貴雄さんに出会うまで、自分とドラム(太鼓)という楽器は一生縁のないものだと思っていました。

小学生のとある学年の音楽発表会、わたしは大太鼓を叩く係に任命されました。その時は、木琴やギターと違って音的な幅(音階)はそこまで広くない楽器だから簡単に叩けると思っていました。でも実際はリズムを刻むのがめちゃめちゃ難しくて、練習の時点でミスを連発してしまい…その結果、楽器の係を降板させられてしまいました。音符どころか五線譜も読めないいち小学生には難しかったんです。その時は悔しくて自宅に帰ってから大泣きしましたが、その年の音楽発表会では別の花形ポジションを頂くことができたのでもう未練はありませんが、過去にこんなことがあったので「わたしには太鼓という楽器はきっと向いてないんだなぁ、たぶんずっと縁のないものだろうなぁ」と思っていました。どちらかといえばちょっとしたトラウマのような…太鼓に対しては苦い思い出を抱えたまま、わたしは大人になりかけていました。

そんな成長途中に鈴木貴雄さんのドラムに出会いました。上記につらつらと長く書いた通り、ドラムの音の前に『鈴木貴雄さん』という人間が好きになって(今で言う『推し』みたいなものですね)、それから「この音ってどうやって出しているんだろう?」「このリズムめっちゃ好きかも!」と段々興味が湧くようになり、ゆっくり、けれど確実に、わたしの既成概念を変えてくれました。だから鈴木貴雄さんはわたしにとっては恩人のような人です。彼が居なければわたしは小学生の頃のトラウマをずっと抱え込んで生きていたと思うので、本当に感謝してもしきれません。

 

 2023年の目標は、本人不在のお誕生日パーティーを有休を取って盛大に開くことです。ひとりでは寂しいのでできればお友達を呼びたいんだけど、こんな変な(?)趣味趣向に付き合ってくれてなおかつ来年の6月13日って火曜日だけど空いてるフォロワーおるんかな…

あとこれは2年くらい前からずっと言ってるんだけど、本格的にドラムを習いに行って貴雄さんの観ている景色や解釈と同じものをわたしも見てみたいです。対戦よろしくお願いします!

このツイートは、今年の彼の誕生日である6月13日にライブの振替公演が奇しくも(またはスタッフさんが頑張って調整して)ぴったり被ったので記念のショットとして撮られたものです。めっっっちゃいいじゃん最高

 

 少し話が変わりますが、10月末でわたしがチケットを持っていた2022年のUNISON SQUARE GARDENの予定は終わってしまっていたので「もうゆにぞんの予定ないんか~…」と他のライブに行ったりしてゆにぞんの隙間を埋めていました。今年はゆにぞんを除いて合計34本のライブに行きましたが、ひとつひとつのライブに行く度に確かめていたのが「UNISON SQUARE GARDENと同じくらい好きになれる音楽かどうか」ということでした。もちろんそのライブ本数の中で本当に好きになったバンドやアイドル、アーティストはいますし来年の予定として組み込んでいる方々も一部居ますが、好きになった時に「この人たちの全部を知りたい」という感情になったのはゆにぞんだけでした。というか仮に思ったとしてもオタクの脳のキャパには限界があるので「いつかゆにぞんのことを忘れちゃうかもしれない…」と不安で堪りませんでした。それを確実的なものとした2022年だったし、UNISON SQUARE GARDENがわたしにとって大切すぎる、命のようなバンドということが証明された1年だったように思います。

 

 2023年もUNISON SQUARE GARDENと鈴木貴雄さんのことを大好きでいられますように。そして、UNISON SQUARE GARDENにたくさんお会いすることができる1年になりますように。